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健康サポートプロジェクト (junko sakata)

フィットネスコーチ。 ウォーキングアドバイザーのエストロゲン子(中の人)です。今よりもHappyになる歩き方を貴女に!〝60分〟で一生ものの歩き方が身につくウォーキングレッスン/ウォーキングやランニング、エアロビックダンスなど、有酸素運動指導30年♡ 健康セミナー・体操監修、雑誌コラム連載中。

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2018年1月24日 (水)

■【坊領山~金剛山】猫路山城址編:正義の悪党・楠木正成の七城址めぐり

主体が楠木氏である楠木七城をトレイルランニングで探索してきました。

今回は猫路山城址をまとめます。。。

※2008年1月28日に記事をアップデートしました。

Dscpdc_0000_burst20180124103643898



●楠木七城とは


1)千早城
2)下赤坂城
3)小根田城(上赤坂城の一部)
4)桐山城(上赤坂城の一部)
5)烏帽子形城
6)龍泉寺城(嶽山城)
7)金胎寺城

●猫路山城とは:

千早城址、楠木城址、赤坂城址(下赤坂城址)を中核として
二河原辺城址、本宮城址、しょうぶ城址、枡形城址、猫路山城址、坊領山城址の山城が点在して配置される状況を「赤坂城塞群」と呼んでいます。
特に猫路山城址と、坊領山城址は城の構造も面白い山城です。

猫路山城址は、上赤坂城の南東に位置し、城の北側に大規模な二本の堀切を配置しています。
山城における堀切の中では最も大きいもので、北側に対する防御意識を感じることができます。
それは、城の約500mのところに足谷川が流れ一丁田池村が存在し、谷筋から人が入れることに関係があると考えられています。


【本日のトレイルコース】

楠木公生誕の地~上赤坂城址~猫路山城址~坊領山城址~青崩道~金剛山山頂(国見山城址)~千早赤坂城址~下赤坂の棚田~下赤坂城址~楠木公生誕の地

距離:25Km
累積標高 上り/下りとも 約2200m
高低差 1100m


●猫路山城址を巡る

Dsc_1161

(上赤坂城址の取つきにある看板です。上赤坂城の登山口で猫路山城の位置を確認しましょう)

上赤坂城址を抜けると金剛山・猫路山城址の方向を示す道標があります…。
道標に従いながら猫路山城址へ向かいます。

Dsc_1297


猫路山城址までは、堀切(敵の進行を妨げるため、わざと尾根を切っている)が多く、小さなアップダウンがあります。

Dsc_1300

猫が通る位の細い道が続くので猫路山…と呼ばれるという一説もあるそうで、
ホンマに細くて下に滑り落ちそうなくらいでした。

Dsc_1244

(大阪府中世城館辞典・中西祐樹著)


上赤坂城址から猫路山城址に入っていくのは、
南北の隅の方から入っていきます。

猫路山のピークを含め、周りは約70mの細長い形で帯状に曲輪(平らな場所)が連なっている構造ですが、自然災害等により状態が悪く、帯状とは解りにくかったです。。。
城の手前に1つ帯曲輪があるのは解りやすいです。
(おびくるわ:曲輪が段々に連なっている構造)

Dsc_1301

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小さいですが平らな猫路山城ピークに到着です。△405m

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ピークを含む帯曲輪の周りには、城を囲むように横堀がぐるっとあり、
ピークへの敵の侵入を防いでいる構造になっています。

ピークを過ぎ、坊領山城址に進もうとしたところにすぐ横堀が確認できますよ。(写真は横堀)

縄張り図を見ると、ピークの周りにケバ(斜面を表す斜線)がかなりあるので、険しくて、容易にピークに到達できない所に城が存在するのが解ります。

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こちらも横堀の写真です。

Dsc_1306
※トレイルランニングで行きましたが、ある程度山に入ると言うしっかりした装備で足を踏み入れないといけない場所もあるので、決して軽装では行かないでね。


坊領山城址へ続く…

*関連記事 
上赤坂城址をまとめた記事はこちら

千早城をまとめた記事はこちら