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フィットネスコーチ。 ウォーキングアドバイザーのエストロゲン子(中の人)です。今よりもHappyになる歩き方を貴女に!〝60分〟で一生ものの歩き方が身につくウォーキングレッスン/ウォーキングやランニング、エアロビックダンスなど、有酸素運動指導30年♡ 健康セミナー・体操監修、雑誌コラム連載中。

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2018年2月11日 (日)

■【富田林市】嶽山城編:正義の悪党・楠木正成の七城址めぐり

楠木七城の嶽山城址、金胎寺城址、烏帽子型城址へ、知人をご案内してきました。
今回は、遊園地の様な嶽山と嶽山城址を紹介します。

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(写真は、嶽山城址へ行く道中に撮影…葛城山と金剛山…下赤坂…上赤坂…坊領山…の稜線。まるで水墨画。この風景はかんぽの宿の湯船からも見えるんだそう~)


【本日のトレイルコース】

楠木三城めぐり
河内長野駅~汐ノ宮駅~願昭寺~嶽山城址~腰神神社~金胎寺山城址~金毘羅神社~烏帽子形城址~天野酒

●距離:17.2㎞
●累積標高UP/DOWN 1275m/1366m
●高低差:265m


楠木七城とは、
南北朝時代に楠木正成が鎌倉幕府に対抗するために築城した城砦群のことで
7箇所あります。


●楠木七城とは

1)千早城
2)下赤坂城
3)小根田城(上赤坂城の一部)
4)桐山城(上赤坂城の一部)
5)烏帽子形城
6)龍泉寺城(嶽山城)
7)金胎寺城


●嶽山城とは

嶽山城址は楠木七城の1つで別名・龍泉寺城ともも呼ばれ、南北朝時代に楠木氏らが戦に使ったとされます。
戦国時代には金胎寺城と共に河内守護畠山氏の家督をめぐる合戦の舞台にもなったそう。
(余談ですが…今回の歴史大好きな同行者の方が、応仁の乱は、畠山氏の家督をめぐる合戦が原因になった説もあるよ…と。歴史って殆ど妄想…面白いですね!)


●嶽山って?


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嶽山は△278mで、山と言うより丘です。3分の1は城山オレンジ園や、やまびこ園などの果樹園になっていて、
殆ど舗装路を歩きますので、遠足気分は味わえるけれど、全くもって登山やトレイルラン感を味わう事はできません。


しかも、城があったとされる所には「かんぽの宿」がデーンと建っていて
城址らしさは…ゼロ(笑)。
かんぽの宿が城郭風に作られてたら面白いのに。
シロだけに…と思ってしまいました。
(城郭の中心はかんぽの宿ではなく、龍泉寺周辺であったと言われます。かんぽの宿がある場所は、戦いのための城があったとされます。)


かんぽの宿のテニスコートの裏に忘れ去られたようにひっそりと城址の石碑があります。
脚光を浴びれるスポットなはずなのに、寂寥感(せきりょうかん:もの寂しい感じ)にビックリできます。
このキャップが魅力です。

かんぽの宿北西部に、(整地されてしまっているけれど)楠木氏が兵を隠したと言う「千人がくれ」の大凹地が現存しているそうで、
ここに千人が隠れたのか…合戦が繰り広げられたのか…と、
整地された千人がくれを見て、歴史ロマンに浸れたりするのでしょうか。。。(場所の確認ができずに、浸れなかった)




つまらない・・・coldsweats01



殆ど悪口しか書いていない感じですが(笑)coldsweats02

なんなんでしょう…???
不思議と年間2回も行ってしまったという…なんか癖になる面白い山です。
悪口言いながら、気が付いてたら恋に堕ちていた感じですか…heart04
たぶん、好きな山なんだと思いますheart01

では、一緒に嶽山を歩いてみましょう。


●嶽山城址を巡る

汐ノ宮駅から歩いて願昭寺へ行くと、嶽山(△278m)への登山道があります。

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(登山道は、願昭寺・目白不動の裏から入っていきます。登山道への看板有)


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願昭寺には、立派な仁王像が…

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なんと!城山オレンジ園の敷地内から嶽山城址を目指します。ここは私有地じゃないのか?入っていいの?と、オドオドできます。

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入り口には「発砲危険bombdanger」と書いてあって、命がけで通過しなければいけないのか?という不安を味わうことができます。

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道中、山のおやじ(オレンジ園の園長)からの応援が嬉しいですね。ところどころにあります。
トレイルランの大会で見かけるプロトレイルランナーの鏑木さんが書いたメッセージを思い出すことができます。


「遠足のみなさん!ガンバレ!あと300mです」


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山が好き
山が恋人
山と生きる ~山のおやじ~


良い言葉です。
さすが山のおやじ…

おやじに会いたい!オレンジ園でみかん狩りをしてみたくなりました。

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城山オレンジ園の敷地内にドラえもんが…
よくデパートの屋上に置いてある乗り物ですね。たぶん、ドラえもんと話ができるやつ。
ドラえもんが連載されていた昭和世代、1970~80年代・月刊コロコロコミック世代の人は懐かしさで涙が出ると思います。


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かんぽの宿が見えてきました。現在の嶽山城です(笑)

あの水墨画のような金剛山や葛城山の風景を見ながら入浴できるだなんて。
いつかここのお風呂に入りたい…spa
宿泊して帰らなきゃ、完全湯冷めかな。

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源泉ですね。この横のテニスコート横の獣道をガサガサ歩いていくと

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テニスコートの裏側にひっそりと「楠公龍泉寺城址」の石碑。
ここは、柵を張り巡らせてある、中世によく見られる戦うための城があったようです。

1000人がくれという凹地で守りに着いていた楠木軍。
ある日、100人ほどを残し大半の兵を他の戦場に移したそう。
この時、旗をたくさん立てて大勢いるかのように見せかけたらしい…(この原始的な作戦、萌え萌えしますねheart04

あれれ?何だか可笑しいぞ???
天を飛ぶ鳥や林に居る鳥が驚かないのは、大勢いるように見せてるだけと敵に見破られ、
細川清氏や赤松範実たちに攻め落とされたんだって。

「太平記」の三十四巻「龍泉寺軍の事」にも詳しく書かれている嶽山城址。
今は、とってもユーモアあふれる城址になっちゃいました。

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嶽山城址から願昭寺へとピストンで戻り(嶽山ピストンなら約5~6㎞)
この後は金胎寺山城(記事更新準備中)へ向かいます。
その道中には腰神神社があります。


(大阪府富田林嬉62)


楠木正成の馬が腰を悪くして、神社の横にある木に繋いで祈願したら治ったらしいのでhorse、腰痛でお困りの方は是非祈願しにGOしてくださいませ。
あ、お祈りだけではだめですよ!
筋トレとストレッチもしっかりね。


今回は、案内させていただいた方も歴史好きで大喜びされていて、
おまけに嶽山の面白い雰囲気を大変気に入られていました。良かった~dash
自分の足で色んな所に行けるっていいですね~