■ボクはやっと認知症のことがわかった…聴いています
今、聴いているオーディブルは
「ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言 」
…
2021年の11月13日に92歳でお亡くなりになった長谷川和夫先生のご本で、
認知症に関する国の政策がまだなかった1960年代後半から研究と臨床に携わられ、
2017年には、自らが認知症になったと公表し、社会に発信し続けたお方です。
痴呆と言う言葉を認知症に変えたのも、長谷川先生の働きかけです。
有名なのは、1974年に公表した「長谷川式簡易知能評価スケール」。
これは、
・これから言う三つの言葉を言ってみてください。桜、猫、電車。
・100から7を順番に引いてください
・今日は何年の何月何日ですか?
などの質問からできていて、
読者の方も、どこかで知ったり、聞いたりしたことがある有名な認知機能検査だと思います。
長谷川先生は、認知症は誰もがなり得るもので、
認知症になったのは不便なことですが不幸なことではない
周りの人の理解があれば、楽しくやっていける…とおっしゃいます。
しかし、理解こそ簡単にできるものではないと思っていました。
よく、サポートする側が「よりそう…」とか「そばに…」なんて言葉を使いますし、
私自身も認知症について、介護予防や脳の勉強で学んだけれども、
本当に「よりそう」ということが出来るのであろうか?
認知症になった本人でないと、本当に寄り添うということや本質を理解することはできないでしょう。
認知症になった長谷川先生がやさしく体験談をシェアしてくださっている作品は、
認知症を理解できるようになるのではないか…という思いと、
自分がなったとしても、
誰もがいつまでもピカピカの脳でいられるわけではないので、
歳をとるんだから仕方ないな…という思いを受け入れられる準備ができました。
聴いているだけであたたかい気持ちになります。
脳も、身体も、誰もが老いていくことからは逃げられない。
特に団塊の世代の人口が多いこれからは、晩年認知症の方も増えてくるでしょうし、
わたくし自身も第二次ベビーブームに生まれているので、
できるだけ命尽きるその時まで、
自分のことは自分で責任を持ち続けれるように居たいです。
※晩年痴呆症とは:いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったために記憶や判断力の障害などが起こり、生活に支障が出ている状態のこと。
どうゆるやかに老いていくのか…
老いをどう受け入れていくのか…
日々課題です。
兎にも角にも、脳のためにも適度な運動と、
仕事(社会参加)、栄養をしっかり。脳を使う読書や料理。
計画・実行すること…。
人の名前と顔が一致できる程度のお付き合い。
そして、インプットして考えた事感じたことを
文字や文章でアウトプットするというBLOGは続けていきたいです。
長谷川先生、貴重な体験やメッセージをありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。
オーディブルを聴きながら…今日はウォーキング。
渡り鳥です。
春が来ています。
山茶花(さざんか)が綺麗。
鳥は高血糖だとは知っていましたが、
長旅しないその辺にチュンチュン飛んでいるスズメが蜜を吸っている姿(実際は吸えないので飲んでいるそうです。)を初めて見ました。
新鮮な風景です。