ウォーキングは身体にいい!ということは、だれもが知ってますが、具体的に身体にどんな効果があるのでしょうか?
「ウォーキングが身体にどんな効果があるのか?」を書いてみたいと思います。
その前に、効果を出すためには、強度、時間、頻度の条件が充分でないと効果が出ません。効果を出すために3つの条件を知っておきましょう!
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【効果的なウォーキングの強度・時間・頻度】
●強度
もうこれ以上心臓が早く打たない!という心臓の拍動数のことを「最高心拍数」といいます。最高心拍数は、「220-年齢」で求められます。
例えば、60歳の人の最高心拍数は「220-60=160拍(1分)」になります。
運動の強度は、最高心拍数の60~75%になる程度。
60歳の方の場合、1分間に96~120拍程度心臓が拍動する程度の強度です。
成人の安静時の心拍数は60~80拍(1分)なので、疲れて動けなくなる強度ではありません。
楽に続けられる程度を目指しましょう。
(※個人の安静時心拍数を考慮した強度算出法もあります。ここでは一般的な算出法を紹介しました。)
●時間
運動の時間は、1回に30~40分程度です。
ただし、運動の習慣が無かった方は10分を3回に分けても良いです。
●頻度
1週間に3~5日をウォーキングの日にあてましょう。
なかなか機会がとれない方は、1駅多めに歩いたり、エレベーターを階段に変えたり、動く習慣をつくりましょう。
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では、身体にはどんな良い効果があるのでしょうか?
【ウォーキングが身体に及ぼす効果】
■ウォーキングで取り込んだ酸素が血液と共に全身にめぐり、血の流れが良くなりますので、脳卒中や心疾患など脳血管疾患を予防できます。
■善玉コレステロール(全身からコレステロールを肝臓に運び胆汁酸に変え排出したり、悪玉コレステロールと細胞膜の結合を阻止する)が増える。高血圧を抑えます。
■30分~40分のウォーキングは、身体を動かすエネルギー源として脂肪を使うので、肥満や高脂血症を予防します。
■糖代謝が活発になるので、糖尿病予防(Ⅱ型)になります。
■歩くことで骨盤周りの筋肉を動かすので、善腸運動が活発になり、便秘予防につながります。
■骨に適度な衝撃を与えるので、ビタミンD&カルシウムを摂取することで骨が強くなります。
■脚を持続的に動かすので、下半身強化になり、疲れにくい身体づくりをします。
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歩いて損はないのですね!
一生、自分の足で歩きたい!
行きたいところへ行きたい!
イキイキ生きたい!
そんな方は、是非歩きましょう。