カラカラ浴場

Img_0321















プール指導者なら、1度は行って見たい
カラカラ浴場です。

AEAの養成を受けた時、今野先生がカラカラ浴場について熱く語っていたので、
とても興味深く、いつかは行ってみたいな~とは思っていたものの、
正直、ホンモノを目にするとは思ってもいませんでした。幸せです。

ガイドの鎌倉さん曰く、
一般のローマ観光では、ほとんど行く人がいないらしいので本当にラッキーでした。

ここは3世紀前半、ローマ市民のためにカラカラ皇帝が造ったスパ施設です。

浴場に入る前に、体操室があり、入浴前に身体を動かしたとみえます。

3万㎡もあった浴場は高温・中温・低温の浴室に分かれていて、
この辺りはスーパー銭湯とよく似てて
今も昔も求められるものは同じだなぁ~と感じました。

屋外にはプールがあり、庭で散歩をしたり食事が出来たり、
また浴場以外でもマッサージや図書室、礼拝堂、劇場があったみたいなので
なんでもありの究極の娯楽施設だったようですねー。

ヨーロッパといえば、混浴(前に来た時…入ったことあります)!

しかし、混浴が始まったのはつい最近らしく、
ここカラカラ浴場でも男女別々。
時間帯によって性別で使用できる時間が決まっていたそうです。

写真のこちらは、Img_0320カラカラ浴場への入り口です。

壁はなんと30mもあります。

1日に75万tの水を利用し、
(教科書やガイドによって違いますが)
1度に1600~2400人が一度に入れたそうです。

昔は水が豊富だったのですね。

こんなバカデカイ浴場。
水も沢山いるし、どうやって温めたのだろう?



当時は、プールの壁面に

「In aqua sana eat」(Water is healthy)~水は健康に良い~

と彫られていたそうなので、当時から水と健康も切っても切り離せない関係だったことがわかります。

しかし残念な事に、今回どこを探してもその文字は見当たりませんでした。

今はもう無いみたいです。


そういえば・・・コロッセオに石を持っていった様な事聞いたので、
少しずつ浴場の石がリサイクルされていたのかな・・・

誰か、文字の行方について知っていたら教えてくださいませ。

Img_0319









→これ、カラカラ浴場のチケットなのですが、裏の絵は何故かコロッセオでした。

~水は健康に良い~ の文字が見たかったな。

Img_0324
カラカラ大王といえば、
リューマチの持病をプールで全治させた人ですが、
朝夕、プールで手足を動かしていたらリュウマチが治った事も有名です。

そういう意味でも、昔から水中運動や療法はとても素晴らしくこれからも可能性が無限大。

プールで出来る事がまだまだあるのではないかな~と確信しました。


写真は、浴場の遺跡や壁の壁画です。

Img_0328今でも使えそうなくらい、タイルの色やデザインが素敵でしょ。
タイムマシーンで、3世紀中ごろに戻り、この究極の娯楽施設を利用してみたくなりました。

きっと・・・息をのむくらいのスケールなんだろうな。

Img_0336







アクアのルーツといわれるカラカラ浴場をこの目で見る事が出来とても幸せ。

アクアの素晴らしさや水の効果を最大限に突き詰めて、
ヨーロッパに負けないくらい日本の水中運動を盛んにしていきたいです。

ここに来れてよかった♪

コメント(2)