手術前検査や手術・入院の説明を聞きに病院を訪れました。
まずは夫と一緒に、担当医のK先生から私の状況と手術の説明の話を受けました。
今日のお腹は生理中でスッキリしていて、前回診察した時の妊婦みたいな腫れが嘘の様。
K先生もビックリされていました。
「百聞は一見に如かず」とはよく言いますが、「子宮筋腫が35㎝で…」と話すよりMRIの写真を見たほうが一発で子宮筋腫の存在が伝わるものです。
ほぼお腹を占拠している物体の写真を見ながら、夫がようやく大きさを理解した様で「でかいな…子供やな…」とつぶやきました。
その後、K先生から病名や手術の方法を教えていただきました。
病名は「巨大子宮筋腫」と言います。…って、そのまんまやん。
手術方法は開腹手術。
子宮筋腫と子宮を全摘、卵管を切除することになりました。
残るかどうか心配だった卵巣は、今のところ「残す」とおっしゃっていたのに安心しました。
卵巣を取ってしまうと、女性ホルモンが分泌されなくなるので、骨粗しょう症や動脈硬化のリスクがあがります。
しかし、卵巣は残るとのことで、これまで通り女性ホルモンは分泌され、ホルモン剤補充は不要とのことで、自然な閉経を迎える女性と同じ状態でいられるそうです。
できるだけ何かを足すことをしなくて良いというのはとてもありがたかったです。
その上、子宮体がんや子宮頸がん、卵管がん、卵巣がん(→卵管から卵巣がんの原因になることが多いのだとか)のリスクが減るといういいこともあるそうです。
長年人生を共にした子宮と卵管は無くなってしまい、お腹に傷がつきますが、それでも女性でなくなってしまうわけではありません。
傷…ひやーーーーー大きい…
手術は予定では3時間ほどになるそうで、癒着や他の臓器に傷がついたりすると、もっと時間が長くなるかもしれないとのこと。
巨大子宮筋腫ですから傷口は大きく、出血多量になるのは間違いないそうで…。
お腹を切って出血の度合いを見ながら、どう切除したら出血が少ないか?良い選択をしながら手術を進めていくそうです。
事前にネットで巨大子宮筋腫の手術をした方を調べたら…3ℓの出血をした方もいて、話を読むだけでクラクラしました。
K先生によると…輸血をすると術後に感染症が無いかの心配もあるとのことで、輸血は行わない方向で進めてくださるそうです。
あまりにも危険な場合は最終手段で輸血になるらしいのですが、できるだけしない様に…とおっしゃってくださったのに安心しました。
私も輸血は避けたいのです。
術後しっかり栄養を摂って、自分で造血する努力をしていきたいです。
事前に準備した質問の、
「大きな筋腫を出したらお腹が空っぽになって内臓がぐちゃぐちゃにならないか?」との問いには、臓器があるべきところに戻るだけだそうです。
最後に、入院は個室か大部屋か?の問いがありました。
個室はプライベート空間でいいなーとは思うのですが、お世話になる病院は、高額と有名で、目玉が飛び出すようなお値段。
高級ホテルやちょっといい温泉に宿泊できるくらい…。
風の便りによると芸能人もご用達なんだとか…。
それだったら、快気してから高級ホテルかちょっといい温泉に連泊した方がいいしね。
今もコロナの影響で面会禁止なので、何日も人と接しないでいると、余計痛みにフォーカスしてしまいそうなことや、お値段の関係で「大部屋で…」と即答しました。
「でも、もしも手術後目を覚ました時に痛すぎて〝うーうー〟唸ってみんなに迷惑をかける様ならはじめは個室で。静かになったら大部屋に移動したいです…。」
と言い足したら、先生はゲラゲラ笑いながら
「痛み止めで初日はあまり痛くないと思うから大丈夫。」と。
そんなことで安心して大部屋にしていただきました。
心配だったトイレ事情は、初日は管が入っているので安心。
管を取ってから歩いて自分で用が足せるようになるそうです。
リハビリも数日後から始まる様です。
1ヶ月半…もしくは2ヵ月ほどは激しい運動やエアロビックダンスは出来ませんが、回復してきたらウォーキングのOKがでました。
これは嬉しい!
他にも手術や入院に関する事を色々聞きましたが、コロナになったら手術計画がおジャンなので、コロナを寄せ付けない様に体調管理がまずは1番。
K先生、よろしくおねがいします。
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この後、夫は仕事へ。
私は検査へ。
入院手続き窓口→レントゲン胸部X線→採血(あまり見てなかったけど4~5本ほど)→心電図→肺活量を調べに病院内をあちこち歩きました。
糖尿病の検査(尿)は生理のためパス!入院中に行うのだそうです。
検査も体力が要りますね。
印象深かったのは肺活量の検査です。
おそらく喫煙者なのかCOPD(肺の生活習慣病:慢性閉塞性肺疾患)なのか?
検査で、思い切って吸いきる、思い切って吐ききると、必ずその後に吐きそうなくらい咳込んで何回もやり直しになっています。
そんな人が結構多くて順番がなかなか進みませんでした。
可哀そうになるくらいの咳をしているけれど、もっとかわいそうなのは病院スタッフさん。
コロナ禍だし、こんなに目の前でゴホゴホされるの大変だなと思いました。
それでも天使の様に微笑みながら対応されていて、すごい心の大きな人だなぁ…と感心しました。
私は咳き込んだ方々の後に部屋に入るのも検査されるのも嫌やだな…と思っちゃったくらい心はミクロです。
タバコをつくる会社には申し訳ないけれど、タバコを吸ってストレス解消にはなるかもしれないけれど、リスクの方が大きいと思うんですね。
言いかえれば「百害あって一利だけある…」
一利あっても、あんなに咳き込むのでは、やっぱりやめた方がよいけどな…。
ちなみに、私の肺活量検査は「上手です!スムーズ!」と褒めていただけました。
これは日頃有酸素運動している賜物かな。
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朝入館したのに全部の検査を終え精算を終えるともう夕方前でした。
なんと5時間病院に滞在していた様です。
帰りはかなり遅めのランチ。
今日も採血で沢山の血を抜きましたので、血のもとになるお肉を食べて帰りました。
次の病院は、今日の検査で問題がなければ手術前の入院日となります。
なにもありませんように。
病院内を歩いたのか…病院行きかえりで、知らない間に10㎞歩いていました。
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