Amazonプライムで『サムライマラソン』を鑑賞しました。
幕末に行われた日本初のマラソン大会と言われる“安政遠足(あんせいとおあし)”をモチーフに描いた時代小説を映画化したもの。
『超高速!参勤交代』の土橋章宏さんの作品です。
ペリーが来航し、いよいよ開国か!と言う時に、安中藩主・板倉勝明は、「外国の侵略から藩を守るためには藩士たちが強くあらねばならない」と、心身を鍛練するために安政遠足を行うと宣言。
藩士96人に安中城門から碓氷峠の熊野権現神社まで15里を走らせ、それが今でも日本のマラソンの発祥といわれております。
15里と言うと58.9km。
かなりの距離だし、碓氷峠を走るので、お侍さん達はめちゃくちゃきつかったはず。
(撮影は、全編山形県の庄内地方で撮影された様ですが、充分に碓氷峠を懐かしむことができました。山形県の六十里越街道も行ってみたいですが、クマが出そうで無理かな。でも、スタジオセディック庄内オープンセットには行ってみたいです。)
公開時は、酷評の声も聞こえましたが、
幕末の時代背景を知り、碓氷峠で安政遠足の道を踏んだ者には、とても興味深く面白い作品となりました。
『超高速!参勤交代』もそうですが、実際に歴史の場を踏ませていただいたことで、感受性の周波数が変わり、情報をよりキャッチできるようになりました。
ほんの少し世界が広がったなと思います。