■走る旅:東海道&中山道〔24〕第52次 鵜沼宿~第51次 太田宿 その④

※リアルタイムのログではありません。数日前のログになります。

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〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えていました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っています。


京都三条大橋から、お江戸日本橋まで
東海道&中山道69次。
江戸時代の人は、江戸から京都までの135里34町余(約540km)㎞を歩いていたそうです。

出張や用事に合わせるので
宿場の順番通りにはいきませんが、西から東へ。
物見遊山しながら…自分の脚で走って一本の道をつなげてみようと、旅をしています。

東海道が太平洋の海岸沿いを通るので「海道」
対して中山道は、東の山中を通過するので「中山道」
東海道とともに日本の二大幹線道で、中山道は近世以前から「東山道」と呼ばれ西国と東国を結ぶ主要道でした。

▼中山道:
江戸・日本橋~東海道・草津宿の67継立(67次)
草津宿と大津宿を含めて69次という場合もあるので、このログ上では、
69次135里24丁8間(約540km)で表記します。


コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをして
名鉄鵜沼宿駅~第52宿 鵜沼宿~第51宿 太田宿~第50宿 伏見宿~第49宿 御嶽宿~名鉄広見線 御嵩駅 24㎞走ってきました。

レポートの容量が多いので、
24kmの道中のうち、
鵜沼宿~太田宿その④として一部を記録します。

■名鉄鵜沼宿駅~鵜沼宿~太田宿(10㎞)その③

その① 鵜沼宿脇本陣 坂井家 その②鵜沼宿町屋館 ~その③うとう峠 続きです。



●岩屋観音堂と日本ラインロマンチック街道と取組一里塚

うとう峠を越え、第51次 太田宿を目指します。

峠を越えると目の前に広がるのが木曽川です。
エメラルドグリーンをさらに乳褐色にした様な濁流がゴウゴウと音をたてています。

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中山道である国道207号線を右は木曽川、左はJR高山線。
並走するように走ると、旧中山道と国道の分岐があります。
分岐を山の方へ登っていくと、大きな岩の中に祠を置いた〝岩屋観音堂〟が現れ息をのみます。

大きな岩はスマホのカメラにはおさまらないくらい。

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観音堂前は木曽川。
景色は大迫力。
雨の後は怖いくらいだろうな。

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観音前の景色。
…〇〇会。
岐阜出身の政治家さんの団体ですかね。

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観音堂を越えると、高山線がすぐ横で、再び国道207号線に合流します。

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207号線はトラックや車がビュンビュン走り、さほど見どころも無いので、
取組一里塚を越えたら、中山道のルートを外れ
〝日本ラインロマンチック街道〟を走ると心に決め、一里塚目指して走ります。


取組一里塚付近に到着したところ、
何も見当たらないので、
グーグルマップを立ち上げ、現在地と一里塚の位置を確認する。
確かに現在地付近にあるはず…

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あたりを探してガックリ!

簡素な標柱と、取組一里塚の小さな看板。
よく見つけられたな…と思うくらいわかりにくかったです。
一里塚は、一里ごとに設けられた塚で、道中の距離の目安になります。

無事、取組一里塚を見つけたので、〝日本ラインロマンチック街道〟を走ることに。

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このあたりの木曽川の風景がヨーロッパのライン川に似ているとして
川沿いの堤防を
〝日本ラインロマンチック街道〟と呼び、
全長4㎞、木曽川の壮大な景色を見ながら走ることができます。

中山道とは並行となり、完全にルートはそれてしまいますが、
うとう峠で会ったオッちゃんが
「ロマンチック街道は行った方が良い」と教えてくださったのに背中を押されました。

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どこまでも木曽川でした。。。
風や川の音を感じ、すごく気持ちよかった。

ロマンチック街道が終わると、国道の中山道と合流し、
中濃大橋の高架をくぐると桝形の道に出ます。

太田宿の高札場を見つけ、いよいと太田宿…とホッとします。
江戸時代の旅人も参勤交代の大名たちも、
同じようにホッとしていたのかな…と思います。


●太田宿高札場

高札場は、幕府が出した掟を掲げた場。

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鵜沼宿駅からスタートして、おおよそ10㎞でしたが、
峠あり川ありで、自然が作る風景をじっくり楽しめるコースでした。
東海道は新幹線も通り、どんどん新しくなっていった一方、
中山道は裏街道になるので、わりと旧道や宿場が残っていて面白いです。


その①、その②、その③、その④とレポートが多くなりましたが、
いよいよ次は、太田宿~伏見宿までを記録しますね。

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【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

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