カンファレンスで決まった追加検査で「泌尿器科」へ。
子宮筋腫があまりにも大きいので、手術中に尿管を切らないように尿管ステントを入れることになりました。
追加の検診と聞いてましたが、検診は検尿のみで、尿管ステントの説明と同意書を受け取るだけの様です。
1時間半ほど待つと名前が呼ばれました。
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診察室のドアをノックして中に入ると、泌尿器科の先生は長身のロマンスグレーの素敵なお方でした。
尿管ステント留置術の同意書をチラッと見ると「水腎症」と書いてありました。
〝へっ?〟と言う顔をしている私に、今は何でも同意書が必要で…留置術をするのに、病名が要るそうで、筋腫の圧迫によってほんの少し左の腎臓に水が溜まっている状態が病名になっている。気にすることは無いと説明がありました。
腎臓の場所を確認するために、初めて自分のMRIの輪切りの写真を見たのですが、お腹のほとんどを大きい筋腫が埋め尽くしていて、内臓はどこにあるの?状態にビックリでした。
どうりで仰向けで寝れないはずだ!
ビックリしている私に先生が、
「筋腫の大きな人は、これくらいある人もいらっしゃるので…」と落ち着いた雰囲気で言ってくださいました。
ロマンスグレーは何を言っても上品に聞こえるなぁ。
うちの夫も将来ロマンスグレーにならないかな?と想像したら、グレーヘアになるまえにツルツルになりそうでフッと笑ってしまいました。
次に、解りやすく女性の腹部模型を使って尿管ステントの説明がありました。
がん患者さんの手術を行う際に、尿管を傷つけないようステントを入れるのです。
筋腫が大きい私の手術も同じで、間違って切ってしまわないように入れるのだとか。
全身麻酔をしてから入れ、手術後にすぐ外すか?そのまましばらく入れておくのか?は、今の段階では回答できず。
そのまましばらく入れて置く場合は、後日病院で抜くのだとか。
後日抜く場合は、尿管ステントが残っている間、腹部に違和感があるそうです。
尿管ステントを入れる時、痛くないのか?質問すると、
「麻酔が効いていて知らないうちに入ります。痛くないです」と。
後日抜く時麻酔をするんですか?と質問すると、
「麻酔はしません。みんなやってる事なんで…」と。
まぁ、それは…我慢できる範囲という事なのでしょうか…。
毎回当たり前のことを聞いて安心したい症候群。
手術は8日の午後から行い、全身麻酔をしたら尿管ステント(30分~60分)→開腹手術(約3時間)の流れの予定。
8日の夕方までには終わっているのかな…
具体的な時間も知ることが出来ました。
あと1週間…まな板の鯉状態。
ロマンスグレーの先生は、手術当日他の患者さんの手術だそうで、別の医師が行う様です。ガックリ…
「せっかくだし、対面させていただいたロマンスグレーの先生に尿管ステント入れてほしかったな。」
と夫に言うと、
「僕でさえ、あんたの尿道・尿管見たことが無い」
と笑っていました。
ここ最近は、手術前の不安と仕事の忙しさと黄体期で精神が不安定で、すぐ夫に八つ当たりしてしまうのですが、忙しい仕事のスケジュールを調整して病院に付き添ってくれる優しさに心から感謝しています。
わが身を呪って日々を鬱々と過ごしても、自分ではどうすることもできません。
先々の心配や恐怖を妄想するのではなく〝今ここ〟〝あるがまま〟に集中しましょう。
そして有難いことなのですが、あれこれ考える暇がないほど仕事が忙しくて、あっという間に手術当日を迎えるのでしょうね。
どうにもならないことは受け入れて、どうにかなることをやりましょう。
帰りに術後の「腹帯」を買いました。
ホッと一息したら仕事です。
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