■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて⑪[女性と〝がん〟と美容院と]

2022.11.10(木)晴れ 
お友達「ぺこちゃん」が経営する美容院へ


皮膚を通して体内に吸収される「経皮吸収」。
経皮から吸収した毒素が子宮にたまる…なんて説もあり、化学薬品を抜いてみよう!とケミカルを抜いています。


パーマやカラーリングはしない。
洗髪は湯シャン、週一でノンケミカルシャンプー。

リンスはミツカン酢という暮らしを何年も続けています。


美容院もカットだけ。
カットした後は整髪料はつけない…。

30分程度で終わってしまう…

まるで中学生男子みたいなややこしいお客さんなので、
理解していただけるお友達である「ぺこちゃん」のお店に通っています。

「ぺこちゃん」は、ランナーさんで、
走ることを通じて知り合ったお友達です。


手術と入院とリハビリで頻繁に洗髪できないし、
しばらく髪を切れないこともあり、今日はバサッと5cmカットしていただきました。


検査結果を聞くまでの間「がん」かも知れないと、抗がん剤治療中でも安心できる美容院のことや医療用のカツラやウィッグの情報を集めていました。


と言うのも、前にも書いたように私の母は大腸がんで他界しいるからです。
母は長い素直なストレートな黒髪で、キューティクルがぎっしりでした。
自慢の母で、私も母のヘアスタイルが大好きでした。


がんで入院が決まった時、自慢の長い髪をバッサリ切ってその髪でつけ毛を作りました。
きっと治療が終わって良くなったら、つけ毛でお洒落を楽しもうと思っていたに違いありません。
そんな母の影響は根強く、私にとっても髪は大切な存在となっているのです。


ずっと夫に「髪切るの嫌だな」と、しつこく(´Д`)うんざりされるほど話していましたし、
「がんだったらぺこちゃんに何て言おう…。」
「バッサリ切ってもらうことになるかも。」
「美容師さんがお友達というのも、かえって言いづらいかな…」
なんて考えたりもしました。


結果、良性の腫瘍で、解りもしない未来へ余計な心配をしただけに終わり、これは本当にホッとした事でした。

しかし、今やがんは2人1人発症すると言われています。
これから先「絶対にない」とは言い切れません。
ぺこちゃんに、心配した期間に色々疑問に思った髪の質問をしてみました。



「がんの方や、抗ガン剤治療している人は来るの?」
と聞いたら、

「来ますよ!はじめは短く切って、治療中はどうしても髪が抜けますから、生えだしたら整えていきます。ちゃんと〝がん〟だと告白してくださる人もいますし、しばらく来ないなーと思ったら後から〝がんだった〟と聞くこともあります。」と。

「カツラを買ってカットしてもらう方が自然なのかな?」と聞くと、
「カツラの毛によって自然なカットが出ない毛質があるから、高いのを買ってしまうよりも、安いやつをポンポン変えていく方が楽しいかも。」と。


「もし、私がそうなったら…なるのは嫌やけど…髪の毛いいようにしてくれる?」
と聞くと


「大丈夫です!任せてください!」と。


病院の医師の「大丈夫!治しますから!」も最強の言葉でしたが、
美容院の美容師の「大丈夫です!任せてください!」も最強の言葉ですよね。


「だいじょうぶ」という言葉は、非常に頼りがいのある、あたたかく情け深い愛情や友情のようなものが詰まっていると感じました。

かかりつけ病院…というのは大切ですが、頼れるかかりつけの美容院というのも大切なので、女性は、美容院と言う居場所を作っておくと良いかもしれません。




ぺこちゃん夫婦に検診してね!と念押しし、

普段美容院の写真は撮らないのに、

「今は今だけ」なので、後ろ姿を撮ってもらいました。

母譲りのキューティクルギュンギュンの髪も、女性ホルモンのおかげ。

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帰りは一期一会になるかもしれないから(いや、必ず手術成功する!)
「いつもありがとう!これで会えるのが最後になるかもしれないけど、いつもありがとう!マラソン大会がんばってね!」と別れました。

ぺこちゃんは苦笑いしていました。

また手術が終わったら、元気に自分の足でお店に行けますように。

この後、ウォーキングで目的まで14㎞歩きました。

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