※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。
〝人間一生 物見遊山…〟
これは江戸っ子の人生観を表す言葉。
生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。
コロナの様子を見ながら、感染予防して〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めています。
今回はしめくくりの旅となり、鴻巣宿から東京お江戸日本橋まで約66㎞の旅。
本記事は、旅のレポートの一部です。
■この日のルート:
JR高崎線 鴻巣駅~桶川宿~上尾宿~大宮宿~浦和宿~蕨宿 JR蕨駅まで(35㎞)
夜明け前、鴻巣宿に一番早く着く新幹線で大阪を出ました。
新幹線の車窓からは雪化粧した伊吹山や富士山が綺麗に見え、空は碧空。
旅の日にお天気に恵まれると、神様が味方してくださっているような気持になります。
旅の再開は、前回の鴻巣宿までのつづきとなります。
前回旅を終えたJR鴻巣宿からスタートです。
マンホールのふたのデザインは、鴻巣が誇る日本一の水道橋・お花畑・ひな壇ピラミッドとなっています。
●鴻巣神社
コウノトリが災いから守ってくれた伝説があり、鴻巣宿の名前の由来にもなりました。
子宝・安産のご利益がある神社です。
コウノトリが「幸」を運んできてくださるんですね。
●鴻巣グルメ「川幅うどん」
前回の旅では、鴻巣グルメ川幅うどんをいただきました。
鴻巣が誇る日本一の水道橋・お花畑・ひな壇ピラミッドをモチーフにしたもので、
平成20年に鴻巣を流れる川幅が日本一と認定され、それにちなんで考えられたグルメなんだそうです。(関連記事:旅の道すがら「川幅うどん」→★★★)
甘辛いお出汁は関東風。
お時間がございましたらぜひお召し上がりくださいませ。
●本陣:1(猿田彦神の記念碑あたりが小池本陣でした)
●脇本陣:1
●旅籠:58
●家数:566
鴻巣宿を東京方面へと進むと人形町。
町の名前の通り、江戸時代から鴻巣人形を製造する人形屋が軒を連ねており、ベンチもお雛様仕様で、とても可愛いです。
鴻巣宿は慶長七年(1602年)6月に、本宿(現北本町)から移転したんだそうです。
関東三大ひな市(鴻巣・越谷・江戸十軒店)の一つに数えられ、着物の着付けは関東一なんだとか。
確かに、着付けのお教室が多かったような記憶です。
鴻巣人形。十二単がとても美しいです。
着物のことを熟知しないとこのような美しい十二単はできないと思います。
職人技ですね。
広田屋さんの前には羽子板が飾られていました。
お正月仕様ですね。
素晴らしすぎます。
鴻巣人形の町では、3月にはエルミ鴻巣というショッピングモールで、「鴻巣びっくりひな祭り」があるそうす。
天井に届くほど何段もあるひな壇は、まさに!びっくりなひな祭りですね。
(以下は、ニッポン丸ごと!旅するスイロさんのInstagramから)
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早朝の宿場の様子。
●勝願寺
随所に徳川家の三つ葉葵のご紋があります。
徳川家康が鷹狩りを目的に鴻巣に何度か訪れているそうで、鷹狩りの際に勝願寺を訪れた家康は、住職の不残上人に感銘を受け、三つ葉葵の使用を許可したそう。
家康の養女で、のちに真田信之の妻になられた小松姫のお墓があります。
●加宿碑
●第2中山道踏切
県道164号線を外れ、中山道第2踏切を超えると旧中山道になります。
高崎線と並走しながら江戸に向かいます。
●原馬室の一里塚(はらまむろ)
予習では祠があるはずなのですが、見当たらなくて…これが原馬室の一里塚なのでしょうか。
西塚だけ残っています。
東塚は高崎線を作った時に壊されたそうです。
桶川宿に至る…
お内裏様は(男雛、女雛)天皇皇后のことですが、人形の優しいお顔と美しい出で立ちを見ていると、心が穏やかになります。
2021.12.1.愛子様のお誕生日。
成人皇族となられました。
ティアラをお借りになるそうですが…
続けてきた事を守っていける世の中に、1日も早く戻れると良いなと思います。
それにしても、鴻巣人形はため息が出るほど美しかったなぁ。
●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。