※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。
〝人間一生 物見遊山…〟
これは江戸っ子の人生観を表す言葉。
生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。
コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをして…
京街道の旅。
今回は、京街道〔4〕のつづき
■ルート:
石清水八幡宮〜京街道 第55次淀宿〜京橋〜第54次伏見宿~
奈良街道 明治天皇伏見桃山陵〜乃木神社~京阪伏見桃山駅まで(迂回含む20km)
奈良街道 明治天皇伏見桃山陵〜乃木神社~京阪伏見桃山駅まで(約20㎞)
京阪石清水八幡宮駅からのスタートです。
この区間は、淀駅から伏見桃山駅まで、京阪電車と京街道が並走するのですが、
橋の老朽化や建築工事などで通行止め区間が多く、
迂回することが何回かあり、予定していた距離よりものびてしまいました。
紙地図(目的地確認)とGPS(現在地確認)が使えると便利かと思います。
また、日影がほとんどございませんので、日焼け対策し、
熱中症対策でこまめな水分補給が必要かと思います。
今日は他に立ち寄りたい神社がございますので、
八幡さんには立ち寄らず、御幸橋で宇治川を越え、淀宿を目指して走ります。
約4㎞ほど走ると見えてくるのが、京都競馬場。
そして隣り合わせにある、京阪・淀駅です。
●淀小橋碑
鳥羽伏見の戦いの戦没者の遺骨を埋葬した場所。
地元の方が定期的にお供えしていると思うのですが、
ちょっと荒れていて気になりました。
お散歩中のオジサマを捕まえて、
向こう岸にどうやったら渡れるのか?
線路を越えるのにはどうすればよいかなどを教えていただいたら、
土手を下れと…。
すれ違う人々に、道を尋ね、
京街道を外れたり、京街道に入ったり…
京橋までは、ほとんどルートマップが役に立たず、難度が高かったです。
紙マップで目的地を確認し、GPSで現在地を確認したり、
高架に上がって道を見下ろし、
どういう風に道がつながっているか確認しながら進みました。
令和の現代は、当たり前のように橋が架かっているけれども、
昔々は、自分の脚で渡ったり、渡し船で渡ったり、
また、橋を渡るにはお金を払ったりと…大変だったんでしょうね。
そんなことを想うと、迂回なんてへっちゃらだわーって思ってしまいます。→強がり
観月橋駅、桃山南口駅と、京阪宇治線を並走するのが奈良街道です。
京街道を走るなら、ちょっと寄り道して、
伏見桃山陵に参拝させていただきたいと思っておりました。
大階段を昇ってゆきますと、
常に地元の方が手を合わせにいらっしゃっていて、
みんなに愛されている場所なんだな…と思いました。
また、京の街が一望でき、絶景にウットリいたしました。
●乃木神社
そして、御陵のそばには、乃木希典(のぎまれすけ)様と妻の乃木静子(のぎしずこ)様がおまつりされいる乃木神社があります。
乃木大将と言えば、日露戦争を勝利に導いた凱旋将軍。
学習院院長として次世代の教育にも貢献したお方です。
現代になっても明治天皇伏見桃山陵と乃木神社という形で隣同士でいらっしゃるのが、まるで明治天皇を敬愛されている乃木様ご夫婦の姿を見ているかのようで、ホッコリいたしました。
道草してよかった…。
今回の街道ランニングは、迂回ばかりで難度が高かったです。
しかし、立ち寄ったスポットなどに大満足で、
よき夏越の月の締めくくりとなりました。
1年のちょうど折り返し地点。
後半も健康に過ごせますよう。
みなさま、明日からもよろしくおねがいします。
通行止めで迂回すると、計画していたよりも距離が増える場合があるので、
石清水八幡宮から伏見宿あたりまでは、行動に余裕をもって計画しておくとよいかもしれません。
●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。