■走る旅:京街道〔4〕第56次枚方宿西の見附~枚方宿~かささぎ橋~二宮忠八飛行器工作所跡~飛行神社~石清水八幡宮(約17㎞)

リアルタイムのログではなく、数日前のログです。

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〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。

コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをして…

京街道の旅。


今回は、京街道〔3〕のつづき
京阪守口市駅~京阪石清水八幡宮駅までの30㎞の道中の一部(後半の17㎞)を記録します。

■ルート:

枚方宿西見附~枚方宿~御殿山駅~牧野駅~樟葉駅~橋本駅~飛行神社~石清水八幡宮

■第56次枚方宿西の見附~飛行神社~石清水八幡宮(約17㎞)
 

枚方宿西の見附からです。

この区間は、京阪電車と京街道が並走するので、
いつでも電車での移動に切り替えられるのが安心です。

また、街中を進みますので、自動販売機もコンビニもありますので、
水分補給や軽食を補給するのも便利ですよ。

●枚方宿 西の見附
 

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大阪高麗橋からですと、西の見附から枚方宿へと宿場に入っていきます。


●鍵屋資料館

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江戸時代に淀川往来のくらわんか舟を待つことができた「船待ち宿」で、
平成9年まで料理旅館として経営されていたそうです。

別記事で、鍵屋さんをレポートしましたので、
こちらをご覧ください→■[京街道]第56次 枚方宿 鍵屋資料館


●旧枚方宿 問屋役人(田葉粉屋)

楠木一族の後裔の方が問屋役人をされていた様です。
立派なお屋敷です。

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●浄念寺

西野御坊と呼ばれ、蓮如上人の河内地方巡化に同行した岩見入道浄念が1495年(明応4年)に開創された浄土真宗のお寺です。
常念寺前の道は防衛のために桝形虎口になっていて
左右に折れ曲がったカタチになっております。

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壁にお地蔵様が…
旅や通行人を見守ってくれています。

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ご先祖様や、ご縁があった方、そして自分自身まで

量ることのできない阿弥陀様は、誰の心にもいらっしゃるものです。
そして、永遠に照らしてくださっています。

…と、最近教えていただきました。

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●三矢公園(枚方宿本陣)

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枚方宿の本陣は、三矢公園がある場所だった様。
今は面影がありません。

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┈┈୨୧
本陣:1軒
脇本陣:0軒
旅籠:69軒
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宿場の町並みが面白いです。

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●くらわんかギャラリー

享保年間から続いている塩屋(塩熊商店)の建物なんだとか。
ギャラリーでお茶碗見せてもらいたかったけれど、
どなたもいらっしゃられなかったので、またの機会という事ですね。

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●妙見宮常夜灯

妙見宮とは、大阪府能勢にある日蓮宗の道場。
ここから妙見宮へと続いていたのでしょうか。

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街中を抜けます。
ショッピングモールの狭間が京街道です。

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●枚方橋

現在、地下にもぐっている安居川にかかっていた親柱が残っています。

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●東の見附跡

大阪高麗橋からは、東の見附で枚方宿が終わります。
枚方宿の東端。
見張りや番兵がいて、宿場の安全を守ってくれていました。

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●天の川

かささぎ橋を渡ります。

七月七日の夜、鵲(かささぎ)がどこからともなくたくさん飛んできて、織姫と彦星の間に翼を広げて橋を作ってくれるそうです。

なので、天の川を渡れる橋は〝かささぎ橋〟なんですね。
浪漫あふれる橋だなぁ。

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●一里塚付近

八幡宮の道標や供養塔。
このあたりに一里塚があったようです。
いよいよ八幡宮に近づいてまいりました。

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●樟葉駅

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車道に出たり、河川敷に出たり…

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●旧三井楼

昔の遊郭です。
二階の窓の造りが独特です。

今は、海外の方が経営されている様で、旅館やボディケアができる施設になっております。
500円で遊郭の名残の見学もできる様なので、
コロナが落ち着いたら、見学してみたいです。


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橋本駅を通過し、八幡常夜灯前。

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●二宮忠八飛行器工作所跡

明治33年(1900)~明治36年(1903)の間
この地に「二宮忠八飛行器製作所」がございました。
二宮忠八はライト兄弟よりも早く飛行機の原理を発見していたそうです。

製薬会社に勤務しながら、飛行機の研究をなさったとか。
その間ライト兄弟が飛行機開発に成功し、
二宮忠八は別の角度から飛行機開発に力を入れることになります。

世界はいよいよ飛行機の時代へと動きましたが、
飛行機による犠牲者が多かったので、
二宮忠八は自宅内に私財を投じ、飛行神社を建設し、
航空安全と航空事業の発展を祈願したそう。
飛行神社は別記事を書きましたので、こちらをご覧ください→「飛行神社」


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●石清水八幡宮

京街道をそれまして、石清水八幡宮へ。
こちらも別で記事を書いておりますので、
よろしければ、こちらをご覧ください。→「石清水八幡宮」

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●安居橋(あんごばし)

大きく半円を描いた形は、別名「たいこ橋」と呼ばれております。
「安居橋の朧月」は八幡八景のひとつだそうで、
月夜の風景はさぞ美しいのでしょうね。

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旅を終えて
コロナウィルス感染の心配はまだございまして、
お店など平常営業しているところが少ないので、もうしばらくして社会が落ち着いた頃に、ゆっくり見学をしたい区間でした。
近場でも、昔を想いながら街道の街並みを充分楽しめることを改めて感じました。

街の中を進みますので、お手洗いや水や食料の補給の心配はございませんが、石清水八幡宮以外はまったく日影が無いので、夏の炎天下の中のウォーキングやランニングは、
日除け対策をしっかりしておきましょう。

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html