■走る旅:中山道〔71〕第12次 倉賀野宿

※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。

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人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世を
あちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。

コロナの様子を見ながら、感染予防して〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。
今回は、念のために陰性証明も持参しました。


7月末に旅を進めた後、大阪は8月に緊急事態宣言が出ましたので、
解除後、再び2ヵ月ぶりで中山道を走らさせていただきました。
stop&goの繰り返しですが、おかげで…少しずつ旅を振り返ることや、次の旅の予習をすることができ、良き時間となっております。

●第22次 岩村田~第18次 軽井沢宿
●第17次 坂本宿~第13次 高崎宿
●第13次 高崎宿~籠原駅
●籠原駅~第8次熊谷宿を経て第7次鴻巣宿
までの、寄り道を含めたおおよそ147㎞の旅。

記事は、旅のレポートの一部です。


■この日のルート:

第13次 高崎宿~第12次 倉賀野宿~第11次 新町宿~第10次 本庄宿~中瀬屋~第9次 深谷宿~籠原駅(42㎞)

第12次 倉賀野宿

高崎宿からのつづきとなります。
宿で身体を休め、朝の7時に宿泊所を出ました。
この日は、昼から雨の予報でした。

ちょうど出勤の時間と重なったせいか、車の交通量が多く、急いで仕事に向かう方々の中、中山道を旅させていただく自分がとても贅沢でした。

高崎宿から倉賀野宿までおおよそ5.5㎞です。


高崎宿を出て、県道121号線を進みます。
高崎アリーナです。


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ユリノキ並木が少し紅葉しています。
セントラルパークにあるやつですね。

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たかべん本社。
だるま弁当が有名です。
別記事を書きましたので「旅の道すがら」をご覧ください。→★★★

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●安楽寺

このあたりから倉賀野の宿場に入ります。

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●高札場跡

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●脇本陣跡

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脇本陣の主屋と門。

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●本陣跡

本陣はスーパーになってしまいました。

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双体道祖神さん。

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●太鼓橋跡

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●うだつが上がった家

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残念だったのは、中山道は県道になっておりまして、車どおりが激しすぎて、向こう側にある史跡に行くことが出来なかったこと。

文明の力(チカラ)のおかげで便利になった半面、残したい風景は押しつぶされるという面もありますが、この県道も何百年後かには、古き良き道になるのでしょうか。

[倉賀野宿]

●本陣:1
●脇本陣:2
●旅籠:32
●家数:297


●Y字路

歩道のすれすれを車が走っていきます。
交通に気をつけながら写真を撮りました。

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●閻魔堂と倉賀野追分

右江戸、左日光…旧中山道と日光例弊使街道の分岐です。

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石仏群。

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柳瀬橋で烏側を渡ります。
烏川の向こうに、ぼんやり霞にかかる上毛三山が見えます。
空は広くてとても気持ちがいいです。

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この烏川河川敷から、中島村に入るのですが、村の旧中山道から県道である中山道へ合流するところで迷っておりますと…

河川敷を歩いていた大先輩の女性とワンちゃんが道案内をしてくださいました。
「どこまで行くの?」と。

「深谷の方へ…」と答えると、「あと3㎞くらいで埼玉だから頑張ってね!」とエールをくださいました。嬉しく有難かったです。

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*この区間の旅を終えて

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倉賀野と言えば、山田かまちやBOØWYの氷室京介さんや恒松さんの出身地。
BOØWYファンの聖地とされ、訪れる人も多かったとか。
彼らが子供の頃見た風景もたくさん残されているのでしょうね。
そんなことを思いながら走った区間です。

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交通量が多かったのが残念でしたが、人が優しくて、また立ち寄りたい宿場となりました。

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html御