■中山道を走る旅[旅のみちすがら]安中・新島襄旧家
この日の中山道を走る旅は、碓氷峠を越えたところにある横川駅から、高崎駅まで。
横川から高崎までは、見事なくらい下りである。
…ということは、これまでの道のりは、ずいぶん上ってきたんだなと実感する。
群馬県・安中の宿場から、すこし外れに所在する
〝新島襄先生の旧宅〟
中山道の安中宿に入ったら、寄り道したかった場所。
新島常先生は、安中藩士の子として江戸・神田に生まれ、
21歳で渡米しキリスト教徒となり、帰国後父母の住む安中へ帰郷し、キリスト教を伝道。
その後、神戸から京都へ向かい、同志社英学校を設立し、47歳でこの世を去った。
新島襄先生の言葉である
Go, go, go in peace. Be strong! Mysterious Hand guide you!
(行け、行け、心安らかに行け。強くあれ。神の見えざる手が助けてくれる。)
これは、弊社が十年前に屋号を登録した際に、
伊豆の尊敬する先輩が私に送ってくださった言葉。
あれから、使うノートの最初の1ページに必ずこの言葉を書き、
何かあればいつも心の中にこの言葉が浮かぶ。
そんなこともあり、安中で立ち寄ってみた。
あいにく訪ねた日は休館日であり、旧家の中には入れなかったけれど、
新島先生が、米国から安中にお戻りになり、ここにいらっしゃったんだなぁ…と目を閉じ想像してみた。
新島襄先生と八重さんゆかりのお店のお醤油屋さん〝有田屋〟さんの煙突も
レトロ感いっぱいで情緒があふれていた。
神の見えざる手に導かれ、心安らかに先へ行こう。
●住所:安中市安中一丁目7番30号
●開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
※冬期(12月〜2月)午前9時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
●休館日月曜休館(月曜が祝日の場合はその翌平日)
※年末年始休館(12月28日〜翌1月4日)
●入館料:無料