7月末に軽井沢から碓氷峠を越え、
第17次坂本宿を過ぎたところのJR信越本線・横川駅で旅を終えていた。
旅を再開するときに、もう一度横川駅に来ることになっていたので、
〝アプトの道〟
に、寄ってみた。
ここは、中山道の道すがらに足を踏み入れてみたかったスポットなのだ。
アプトの道は、群馬県安中市にある鉄道の廃線跡を利用した遊歩道で、
ハイキングコースになっている。
全部回ると13㎞程度なのだが、この日は横川から高崎駅まで中山道を走るため、
片道約3㎞往復6~7km程度であきらめて横川駅まで戻った。
誤算で、平日に足を踏み入れることになったため、誰もいなく…
その上まだまだ山中なので、朝のソロが怖くて、ゆっくり散策できず。
怖すぎるゎ!!!
しかし、とても風情があり、映画スタンド・バイ・ミーの配役の1人になれた様で
ここから先の旅の冒険心が今まで以上にかき立てられた。
去年の同じころ、木曽にいたのだが、確か紅葉していたはず。
今年は群馬なのだが、あたたかいのか…紅葉はまだ先の様…。
紅葉の頃のアプトの道は、もっと美しいのだろうな。
横川駅から高崎に向かう道中、
どこまでもついてくる妙義山を見ながら、
今まで知らなかった素敵な場所と出会ってしまった…という幸福感で、
足の先から頭のてっぺんまで満たされていた。
まだ、今回の旅は始まったばかりだ。