※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。
〝人間一生 物見遊山…〟
これは江戸っ子の人生観を表す言葉。
生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。
コロナの様子を見ながら、感染予防して〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。
今回はしめくくりの旅となり、鴻巣宿から東京お江戸日本橋まで約66㎞の旅。
本記事は、旅のレポートの一部です。
■この日のルート:
JR高崎線 鴻巣駅~桶川宿~上尾宿~大宮宿~浦和宿~蕨宿 JR蕨駅まで(35㎞)
第7次 鴻巣宿~原馬室の一里塚からのつづきです。
北本宿を経て桶川宿へと向かいます。
旧中山道から県道164号線に合流し、桶川宿まで直進です。
ペコちゃんポコちゃんが「行ってらっしゃい!」と手を振ってくれます。
桶川宿は、紅花の産地として栄えた宿場です。
山形よりも古くから紅花の栽培がされていたそうです。
紅花で財を築いた大きな商家も残っていました。
最近、山形の紅花で染めた反物から着物を誂えたこともあり、「桶川でも紅花が咲くのだな…」と興味深かったです。
マンホールのデザインは紅花。
ゆるキャラも紅花。
オケちゃんというそうです。
史跡案内の道標はありがたいです。
桶川宿は、埼玉で唯一本陣が残る宿場で、古い建物もわりと残っています。
●市神社の跡
●桶川の一里塚
桶川一里塚は今は歩道橋になってしまいました。
この両脇は、江戸時代は杉の木だったそうです。
日本橋から十里目の一里塚です。
日本橋まではあとおおよそ約40㎞程度です。
●女郎買地蔵(大雲寺)
若い僧が、宿の飯盛女のもとに通うのをやめさせるために、大雲寺の僧侶が境内の地蔵に鎹(かすがい)を打って鎖でつないだとか。
●桶川宿
●桶川宿本陣
●瓦造りの商家:矢部家住宅
●小林屋住宅主屋
●べに花まんじゅう
食べてみたいです。
●武村旅館
江戸の頃を思わせる建物が残り、風情のある宿場でした。
見どころも多いので、沢山のウォーキングチームがそれぞれのイベントをされていました。
中山道は県道で、車がビュンビュン走りますが、昔は馬や人が行き交ったていたのでしょうね。
●本陣:1
●脇本陣:2
●旅籠:36
●家数:347
上尾宿を目指します。
桶川宿から上尾宿までは約4㎞です。
前に進みましょう。
紅花は黄色から赤になる花を咲かせるキク科の花。
染物にも使われましたが、花弁から口紅の元になる色素がとれたようです。
江戸の頃は、紅花の色素でお化粧をしていたのでしょうね。
またベニバナ油は、植物油や書画用の墨にも使われていたそうです。
いつか紅花の染め体験もやってみたいです。
そして、紅花が咲いている6月~7月の時期に見てみたいな…なんても思いました。
●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。