■走る旅:中山道〔83〕第2次 蕨宿 #ランニング #中山道


※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。

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人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世を
あちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。

コロナの様子を見ながら、感染予防して〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。

今回はしめくくりの旅となり、鴻巣宿から東京お江戸日本橋まで約66㎞の旅。

本記事は、旅のレポートの一部です。

■この日のルート:

JR高崎線 鴻巣駅~桶川宿~上尾宿~大宮宿~浦和宿~蕨宿 JR蕨駅まで(35㎞)

 ■第2次 蕨宿(わらびしゅく)

第3次 浦和宿からのつづきです。

辻の一里塚から日本橋までは五里。
中山道を走る旅もクライマックスです。

そして、この日は鴻巣宿から蕨宿までで終わり、翌日は蕨宿からいよいよ日本橋です。

1歩1歩噛みしめて参りましょう。

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●一六橋

見沼用水の分流「一六用水」に架かっていた橋だそうで、
南北朝時代から戦国時代に、このあたりで「一」と「六」の付く日は「市」が開かれていたことからと一六橋と言われるようになったとか。

戦国時代以前に、用水があったことが凄いなと思いますが、
すでに市という文化があった事にも驚きます。

今でも、毎月決まって蚤の市があったり、
某ショッピングモールの「はつーか♪さんじゅうにちは♬5パーセント♩オフ♪」というコマソンがある様に…
昔から、日を決めて市を開催していたかと思うと、市も日本文化だなぁ…なんて思います。

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●蕨宿の宿場

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いよいよ宿場です。

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●中山道ふれあい広場

火見櫓風からくり時計と姫道中を描いたモザイク壁画です。
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皇女・和宮様でしょうか。


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●案内板

中山道の説明が書かれてあります。

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●街並み

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●岡田加兵衛本陣

老中水野忠邦や松平加賀守、皇女和宮様が休泊しました。

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●蕨市立歴史民俗資料館

本陣の横にあります。本陣上段の間が復元されています。

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●蕨町道路元標

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●蕨市歴史民俗資料館分館

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分館には、織物買継業をしていた商家が公開されています。

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●マンホール

蕨宿は「わらじろう」というゆるキャラです。旅がらすなんだそうです。

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まじまじ眺めました。
峠を越え、山間を粘り強く…よくここまで来たものだなぁ…。(自画自賛)

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[蕨宿]

●本陣:2
●脇本陣:1
●旅籠:23
●家数:430

JR蕨駅に向かいます。

この日の宿泊は「さいたま新都心」です。
電車で大宮宿まで少し戻り、疲れを癒し、明日はいよいよ日本橋に向かいます。

蕨駅に向かう途中、銭湯がありました…。
いいなーこんなフォルムの銭湯。
かぐや姫の「神田川」の歌に出てきそうな銭湯だな。

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去年の夏に日本橋から板橋まで走っているのですが、
宿場順通り、板橋、日本橋へと向かいます。

今夜は最後の宿泊です。
中山道の旅をかみしめましょう。

*この区間の旅を終えて
ふれあい広場のモザイク画や、皇女・和宮様がお休みになった本陣を拝見して…。

中山道は将軍家に嫁ぐ姫宮たちの大通行に使われたため「姫街道」と呼ばれました。
なかでも幕末の公武合体策のため、14代将軍・徳川家茂(いえもち)に嫁いだ和宮の大行列は、絵巻物のような煌びやかさだったようです。

和宮様は、6歳の時、11歳年上の有栖川宮熾仁親王(ありすがわたるひとしんのう)と婚約しましたが、和宮様が15歳の時、幕府から朝廷に対して「十四代将軍徳川家茂へ降嫁を請う」との申し出があり、有栖川宮熾仁親王との婚約を解消し、16歳の時、文久元年(1861年)10月20日に京都から中山道を江戸に向かわれました。

蕨宿は、江戸に入る前にお休みになられた宿場です。

絵巻物の煌びやかさとは反して、とても悲しいお話と感じました。
現代じゃ、考えられない出来事ですが、中山道「姫街道」の道中、和宮様はどのようなお気持ちだったのでしょう…。
和宮様のお気持ちに、少し思いを馳せてみました。

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

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