2018年5月15日 (火)

■新入社員の為の5月病対策③~栄養編~

健康サポートプロジェクトです。

五月病対策の2つ目は

【栄養・食事】編です。




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”質的な”栄養の欠如は

五月病と深いかかわりがあります。

多忙な四月はどうしても

手抜きご飯や外食の機会が

増えやすいです。

特に学生さんや

ビジネスパーソンにとって

朝の時間、お昼休みは短くて

バタバタすると思います。

『朝ごはんはトーストを

かじってコーヒーを飲んでおしまい』

とか『ランチは丼ものか

麺類でさっと済ませて』

ということが多くなりがち。




またお昼のコンビニで

観察していると、

OLさんの手には

野菜サラダと春雨スープと

おにぎり一個を持ちながら

『スイーツどれにしよう?』

と買うかどうか迷っている

なんて光景も。

皆様も、もしかしたら

心当たりがあるかもしれませんね。





五月病の特徴である

身体的な倦怠感や精神的な不安、

焦り、いらいらなどの症状が

こういった食事に

起因する可能性があります。

びっくりですよね。

何が原因か見ていきます。

今あげた”トースト”、

”丼もの”、”麺類”は

すべて炭水化物ですよね。
※炭水化物=糖質+食物繊維 



この糖質を多く摂り過ぎると

身体に様々な問題が起こります。

パンや麺類の原料の小麦粉、

白ご飯は精製されているものが

ほとんどなので摂取してから

血糖値が上昇するまでの

スピードが速いです。

さらに短い時間に

急いで摂取すると

血糖値の上昇は

急速にグラフを駆け上がります。

血糖値が高い状態を

身体が危険と判断し、

膵臓からインスリンという

ホルモンを放出します。



インスリンとは

別名【肥満ホルモン】

【老化ホルモン】と呼ばれており、

血中のブドウ糖を筋肉、

肝臓、そして脂肪細胞に

取り込みます。

そうすることで血糖値が

正常に維持されるはずですが、

糖質が多すぎたり

急激に大量に摂ると、

インスリン分泌量が多くなり、

今度は逆に血糖値が下がりすぎ、

食後高血糖から低血糖へと

グラフを一気に駆け下りる

ということが起こります。


この血糖値の動きをグラフにすると

尖ったトゲの様になることから

【血糖値スパイク】と呼ばれています。


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そしてまたこの低血糖状態を

調整しようと交感神経が働きます。

もしもこれが

一日3食繰り返されているとしたら?

自律神経はパニックになって

様々な身体的・精神的症状の

引き金になる可能性があります。

食後の眠気がきつい方は

ぜひ注意してみてください。


つづいて”野菜サラダ”、

”春雨スープ”、”おにぎり”

についてみてみましょう。

まずおにぎりはもちろん、

春雨も糖質ですね。

野菜サラダは食物繊維や

ビタミン、ミネラルの吸収が

期待されますが、

これらの内容では

”質的な”栄養バランスが悪く、

実は【ヘルシー】ではありません。

野菜を食べればヘルシー

というイメージが

あるかもしれませんが、

ヒトの身体づくりや健康維持で

重視すべきことのひとつに

『たんぱく質』と

『脂肪』の摂取があります。
※野菜ももちろん必要で大切な栄養源です!

たんぱく質や脂肪の不足した

食事では持続的に

エネルギーを作り出すことができず、

眠気や疲労感を

常時感じやすくなります。
※やたらとあくびが出ることはないですか?




肉、魚、卵、ナッツなどから

良質のたんぱく質と脂肪を

摂取してみてください。

それを中心に据えて、

献立を考えてみませんか?




カロリーばかり気にしたり、

炭水化物と野菜のみの食事で

今まで健康的で

満足だった方もいるかもしれませんので、

万人に当てはまる

とは思いません。

ただ、日々

何かしらの不調に悩んでいる方、

悩み続けてきた方、

その原因は遺伝や体質でしょうか?

日々の食習慣を見直す

ヒントになれば幸いです。






”お腹を満たす”ことと

”身体を必要な栄養で満たす”ことは

似て非なるものだということ。

満腹感とは、

質的栄養を満たすサインではないです。

最終回は【休養・睡眠編】です。



Ksp

 

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