■走る旅:中山道〔42〕第36次 宮ノ越宿~第35次 薮原宿 #ランニング

リアルタイムのログではありません。数日前のログになります。

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〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えていました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っています。


京都三条大橋から、お江戸日本橋まで
東海道&中山道69次。
江戸時代の人は、江戸から京都までの135里34町余(約540km)㎞を歩いていたそうです。

出張や用事に合わせるので
宿場の順番通りにはいきませんが、西から東へ。
物見遊山しながら…自分の脚で走って一本の道をつなげてみようと、旅をしています。

東海道が太平洋の海岸沿いを通るので「海道」
対して中山道は、東の山中を通過するので「中山道」
東海道とともに日本の二大幹線道で、中山道は近世以前から「東山道」と呼ばれ西国と東国を結ぶ主要道でした。

▼中山道:
江戸・日本橋~東海道・草津宿の67継立(67次)
草津宿と大津宿を含めて69次という場合もあるので、このログ上では、
69次135里24丁8間(約540km)で表記します。


コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをして…

野尻駅~第40次 野尻宿を経て〜第39次 須原宿〜第38次 上松宿〜第37次 福島宿〜第36次 宮ノ越宿~第35次 薮原宿~第34次 奈良井宿まで。

あちこち寄り道しながら2日間で55㎞走ってきました。


【関連記事】
野尻宿~須原宿
須原宿~上松宿
上松宿~福島宿
[番外編]木曽福島/福島宿
福島宿~宮ノ越宿
宮ノ越~薮原宿
鳥居峠越え
奈良井宿

■第36次 宮ノ越宿~薮原宿(8㎞)
 
福島宿から宮ノ越宿までの続きである。

宮ノ越宿から薮原宿までを記録する。

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朝霧で四方八方霞んでいたが、陽が昇るにつれて青空が現れ、宮ノ越宿を出るころにはすっかり見通しも良くなっていた。

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中山道は、標高1090mある山吹山を巻くように進んでいく。

山吹とは、植物のやまぶきから名付けたのかと思えば、木曽から京都まで義仲と行動を共にした山吹御膳の名からきているらしい。
義仲はやるのぅー♬

とても美しい形をしていて見とれてしまう。
それに、登山道もあり登れるようだ。

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●邑淵(ともえがふち)碑や森川許六の句碑

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邑淵(ともえがふち)碑や森川許六の句碑のあたりは、もみじの赤いじゅうたんで真っ赤だった。

奥は木曽川が直角に曲がる場所で、渦ができると看板に書いてあったが、この日の水の流れは穏やかで、渦は見えなかった。

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●中山道ルートを外れて急いだ国道19号線

本来中山道は、山吹山を巻くように山と木曽川沿いの使われていないフェンスで塞がれた国道に入っていく。

ガイドブックにも〝フェンスで塞がれているが、横から入れるようだ〟と書いてある。

フェンスを越えて行きたかったが、反対側を走っていたため、車どおりが激しくてフェンス側に渡れず…

しかも、スマホのGPSアプリは直進して山吹トンネルをくぐれ…となっていたので、そのまま山吹山を巻いている中山道と合流する地点まで山吹トンネルを直進することに…。

吉田一里塚はトンネル出口にあったもかかわらず自分が居た反対側の車線だったために行くことはできなった(涙)

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代わりに何かわからない石碑を写真におさめていた。

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吉田洞門を走る。

吉田洞門を超えたあたりで反対側の菅橋方面へ渡らなければならなかったが、これも車どおりが激しくて国道19号線を直進することに。
ほんの200mくらいの話だけれど、中山道ルートを外れてしまった。

車どおりが激しい…とはいえ、少し待てば車が来ないタイミングもあるだろう。

しかし、直進を選んだのは、午前10時までに薮原宿に到着しなければならなかった理由があったからである。

また、GPSアプリでの中山道の軌跡は、私が走った国道19線を直進せよとなっていて、ガイドブックは木曽川沿いを菅橋の方向へ…となっていて、ちょっと混乱して面倒くさくなっていた。
早く到着するために、早く進めるほうを選択してしまった。

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ログをして思い出したが、
旅の下調べをしていた時に、山吹トンネルから菅橋あたりのガイドブックとGPSアプリの軌跡の違いが疑問だったので、中山道を踏破した方に質問しようと思っていてすっかり忘れていたことをこの時に思い出した。

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おかげで、国道19号線沿いにある鳥居峠を越える旅人の壁画が見れたけど、ルートを外れたのは心残り。
しゃーない!


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上高地まで53㎞。
薮原宿に入ってきた!


●薮原一里塚

江戸から66里。
D51 238が眠っている。

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トイレをお借りすために、薮原駅へ…

川沿いの地下歩道で駅へ。
増水した時はどうするんだろう。


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レトロな薮原駅。

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薮原宿の町なみ。
お六櫛のまち。

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●薮原宿高札場

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●お六櫛

ルートを外してまで早く宿場に到着したかったのは、お六櫛を買うためであった。

前もって午前10時までに行くと伝えていたので、どうしても時間までに店へ到着しなければならなかったのだ。

お六櫛を購入の様子は [わたしが見つけた日本製]長野・木祖村 お六櫛 の記事にまとめてみたので、よろしければどうぞ。→●時を超えても使いたい櫛〝お六櫛〟


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お六櫛をザックに背負い、心弾ませながら薮原宿をめぐる。

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●防火高塀跡

高い土塀を作って火を防いでいたとか。
地震・雷・火事・おやじ…と言うけれど、昔は火事で家が無くなることが多かったんだな。



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●湯川酒造

狸さんと杉玉。
残念ながら時間が早すぎて営業していない。

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●薮原宿本陣跡

明治17年の大火事で建物の多くは焼失してしまったとか。
今は本陣の標のみである。

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●本陣:1
●脇本陣:1
●旅籠:10
●家数:266

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●飛騨街道分岐点

飛騨高山まで十九里。。。
結構近い!

飛騨街道分岐点前の坂道を上り、いよいよ鳥居峠越えに。

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この区間での気付き…。


ガイドブックとスマホのGPS軌跡にかなり違いがあり迷わされた。
情報は鵜呑みにしてはいけない。1度自分のアタマで考えよう…ということ。
旅を楽しくするには下調べが必要ということ。
下調べしたつもりでも、抜け落ちてることいっぱいあることに気付かされた。
もうすぐ、ガイドブックの地図も無くなるので(〝ホントに歩く中山道〟の地図はコロナウィルスのことがあり調査が中断されているので、このあたりまでしか出版されていない)しっかり下調べしよう。

鳥居峠越えの様子はまた。

【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今年は熊の活動範囲が広がっています。
ブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで降りてきています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

▼クマに備えるにはどうしたらいいの?→関連記事☆☆☆

▼今年は全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。
旅先のクマ出没情報を必ず確認すると安心です。

▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html

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【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html