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2016年9月

2016年9月24日 (土)

■食欲の秋対策②~基礎代謝について~

スタッフのあまいです。

食欲の秋対策、待望の?第2弾。

前回は「身体活動時代謝」
について書きました。
今回は『基礎代謝』について。

Photo

 

基礎代謝(きそたいしゃ)とは、何もせずじっとしていても、生命活動を維持するために生体で自動的に(生理的に)行われている活動で必要なエネルギーのこと。相当するエネルギー量(熱量)は、成長期が終了して代謝が安定した一般成人で、一日に女性で約1,200、男性で約1,500キロカロリー(kcal)とされている。※Wikipediaより一部引用

これまで基礎代謝の40%は
筋肉で消費されているという説が
ありましたが実際の内訳をみてみると。

以下の通りです。



肝臓:27% 脳 :19% 筋肉:18% 腎臓:10% 心臓:7% その他:19%

(参照:FAO/WHO/UNU合同特別専門委員会報告」1989年)

肝臓って意外な感じがしませんか?。
でも実は肝臓は

非常に重要な役割を担う臓器です。


肝腎要(かんじんかなめ)という言葉が
あるくらいです。
どんな役割があるのか見ていきましょう。

●食物の消化を助ける胆汁酸を生成し、 胆管・胆嚢から十二指腸に胆汁として分泌する。

●糖の代謝。
●脂質の代謝。
●コレステロール(ステロイドホルモンである性ホルモンや副腎皮質ホルモンの原料)の生合成。
●アミノ酸の代謝。
●アンモニアを尿素へ変換する。
●薬物代謝およびアルコール代謝

●ケトン体の合成 (グルコース代謝と共に備わるエネルギー源)。
●筋肉などから血流にのって運ばれてきた 乳酸からのグルコースの再合成(コリ回路




など代表的なものを挙げました。
これを見ると基礎代謝の内訳も
納得できるほど多くの重要な役割を
果たしているのがわかりますね。
よって基礎代謝がスムーズに
行われるには肝臓に負担をかけない
配慮が必要かもしれません。



そこで注意すべき点は

■よく噛んで食事をとり、食べ過ぎを防ぐ⇒食べる時の基本。よく噛むことは唾液の分泌を促し、胃腸での食物の消化・吸収を助ける。

■糖質の過剰摂取に気を付ける⇒過剰に摂取した糖質により血糖値の急激な上昇を招き、すい臓からのインスリン追加分泌を促進させる。インスリンは別名肥満ホルモンと呼ばれ過剰になった血糖を中性脂肪として身体に蓄える。体脂肪増加と肝臓疲労の原因に。

■アルコールの摂りすぎに気を付ける

■質の高い睡眠を心がける。昼寝を取り入れる。⇒疲労回復の鍵になる。



以上のような点に注意して
今年の秋を過ごしてみませんか?
身体によい変化が起これば

良い習慣を続ける動機づけになります。
基礎代謝UPのポイントは肝臓にあり。
もちろん筋トレや適度な
有酸素運動もおすすめです。



少人数制フィットネススタジオ
BodyLux
http://bodylux.jp
 

2016年9月 3日 (土)

■足裏の感覚を高めてバランス美人!

少人数制フィットネス

ボディラックスのあまいです。

今日は足裏を刺激することの
重要性をお話しします。


昔から足と健康のつながりは
理解されていることだと思いますが

様々な要素の中で
今日は足裏の『メカノレセプター』

について。


『メカノレセプター』とは
「感覚(機械)受容器」のことで、
体の様々な部分(特に関節)にあります。
その中でも足裏
(踵、足の指の付け根(MP)、足の親指)には
多くの受容器が存在しています。

この受容器の役割は「センサー機能」です。
例えば立っている時に、
体重がどこにどうかかっているかを検知し、
その情報を脳に送ります。


脳は、目や耳にある三半規管から
入ってきた刺激と
メカノレセプターからの情報とを統合し
「身体のずれ」や
「重心の不均衡」等を
修正しようとします。


万が一何らかの原因で
センサー機能が活発でない場合、
ぐらつきや転倒につながる恐れが
あるということになります。
現代において
靴を履く生活スタイルが
定着したことによって
足本来の能力が失われている
上記のような現状があります。
よって年齢などに関わらず、
センサー機能を活発にする 工夫をしましょう。
例えば、

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100円ショップにあります。
写真はダ〇ソーさんの商品。
ボディラックスのレッスンでも
取り入れています。


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または裸足感覚のサンダルで
おしゃれに健康に。



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気候が良いときは
アウトドアで裸足で歩く。
かんたん。



など

ご自分に合った方法を
取り入れてみませんか?





少人数制フィットネススタジオ
BodyLux
http://bodylux.jp

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2016年9月 1日 (木)

■食欲の秋対策①~ニートについて~

スタッフのあまいです。

処暑が過ぎても暑さはまだ残っていますが、

これから徐々に秋に近づいてきます。
秋といえば食欲の秋。ついつい食べ過ぎ、
飲み過ぎしがちになる方は少なくないはず。
そこでこのブログでは
私たちの『代謝』にフォーカスして
いくつかのシリーズに分け、
体重維持・減量のポイントを
お伝えしていきます。


今回はその第一弾!
キーワードは『ニート』です。

そもそも代謝とは、
私たちの体内で行われる全ての
化学反応やエネルギー変換のことで
具体的に言うと、
食べたものから得た物質を消化・吸収して
体内に取り込み、分解や合成によって、
活動するのに必要な成分に変換すること
を指しますね。



私たちがよく使う“代謝落ちたわ~”は、
エネルギー消費に関わる
「エネルギー代謝」のことです。



そのエネルギー代謝には、
おおまかにいうと、
「基礎代謝」
「身体活動時代謝」
「食事誘発性熱産生 (DIT:Diet Induced Thermogenesis)」
の3つがあります。



「基礎代謝」は生命維持に使われるもので、
1日のエネルギー消費の60~70%を占める。
その60~70%の中でも主に【肝臓・筋肉・脳】で
消費されているのは案外知られていません。


この点に関して詳しい説明はまた別記事で。



次に「身体活動時代謝」は、

運動によるものと
日常生活によるもの(非運動性身体活動時代謝)
があり全体の20~30%、
「食事誘発性熱産生(DIT)」は
食べたものを消化・吸収するときに
使われるもので約10%を占めるといわれています。

◆1日のエネルギー消費量(目安)



 一番割合が大きいのが基礎代謝です。
ただ男性なら10代後半、
女性なら10代前半をピークに
加齢とともに下がっていく
と言われています。




そこで、今回注目したいのが
身体活動時代謝です。

身体活動時代謝には、運動によるものと、
生活活動によるもの(非運動性身体活動時代謝)があり
このうち、エネルギー消費に関わるものとして、
多くの人が思い浮かべるのは、運動だと思います。
ただ運動を日常的に行っている方は
お分かりだと思いますが思いの外、
運動によるエネルギー消費は少なく、
お茶碗一杯分のごはんのエネルギー(235kcal)を
消費するのもかなり大変です。

 

 

運動によるエネルギー代謝や基礎代謝を
増やすのは結構ハードルが高いといえる中、
この記事で注目するのが、
身体活動時代謝のうちの
非運動性身体活動時代謝、
NEAT(ニート)とも呼ばれるもの。
「NEAT(ニート)は
non-exercise activity thermogenesisの略で、
運動以外の家事やオフィスワーク、
立ち座りなどの日常生活活動による
代謝を指します。
要するに日常生活の中で
より身体を動かせる機会を
増やしていきましょう
ということです。


非常に細かいことですが
電車では立つ、
座った際は姿勢よく膝を閉じて、
通勤時間の歩く距離を増やす、
会社では階段を使う、
休憩中に簡単な体操や
ストレッチを行う等です。

どうですか?



こう見ていくと
結局今よりも健康になりたい、
体重を落としたいという
望みを叶えるには
生活習慣を変える
ということなんですね。



次回は基礎代謝について書く予定です。


少人数制フィットネススタジオ
BodyLux
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運動指導者 天井亮介のYes,We can@大阪

大阪ではたらく運動指導者・坂田純子の年中夢中なこと