2016年8月26日 (金)

■食欲の秋対策①~体重維持・減量のポイントは?~

健康サポートプロジェクトです。

処暑が過ぎても暑さはまだ残っていますが、

これから徐々に秋に近づいてきます。

秋といえば食欲の秋。ついつい食べ過ぎ、

飲み過ぎしがちになる方は少なくないはず。

そこでこのブログでは

私たちの『代謝』にフォーカスして

いくつかのシリーズに分け、

体重維持・減量のポイントを

お伝えしていきます。





今回はその第一弾!

キーワードは『ニート』です。






そもそも代謝とは、

私たちの体内で行われる全ての

化学反応やエネルギー変換のことで

具体的に言うと、

食べたものから得た物質を消化・吸収して

体内に取り込み、分解や合成によって、

活動するのに必要な成分に変換すること

を指しますね。







私たちがよく使う“代謝落ちたわ~”は、

エネルギー消費に関わる

「エネルギー代謝」のことです。








そのエネルギー代謝には、

おおまかにいうと、

「基礎代謝」

「身体活動時代謝」

「食事誘発性熱産生
(DIT:Diet Induced Thermogenesis)」

の3つがあります。





「基礎代謝」は生命維持に使われるもので、

1日のエネルギー消費の60~70%を占める。

その60~70%の中でも主に【肝臓・筋肉・脳】で

消費されているのは案外知られていません。






この点に関して詳しい説明はまた別記事で。







次に「身体活動時代謝」は、

運動によるものと

日常生活によるもの(非運動性身体活動時代謝)

があり全体の20~30%、

「食事誘発性熱産生(DIT)」は

食べたものを消化・吸収するときに

使われるもので約10%を占めるといわれています。


◆1日のエネルギー消費量(目安)





 一番割合が大きいのが基礎代謝です。

ただ男性なら10代後半、

女性なら10代前半をピークに

加齢とともに下がっていく

と言われています。







そこで、今回注目したいのが

身体活動時代謝です。

身体活動時代謝には、運動によるものと、

生活活動によるもの(非運動性身体活動時代謝)があり

このうち、エネルギー消費に関わるものとして、

多くの人が思い浮かべるのは、運動だと思います。

ただ運動を日常的に行っている方は

お分かりだと思いますが思いの外、

運動によるエネルギー消費は少なく、

お茶碗一杯分のごはんのエネルギー(235kcal)を

消費するのもかなり大変です。

 

 

運動によるエネルギー代謝や基礎代謝を

増やすのは結構ハードルが高いといえる中、

この記事で注目するのが、

身体活動時代謝のうちの

非運動性身体活動時代謝、

NEAT(ニート)とも呼ばれるもの。



NEAT(ニート)

non-exercise activity thermogenesisの略で、

運動以外の家事やオフィスワーク、

立ち座りなどの日常生活活動による

代謝を指します。

要するに日常生活の中で

より身体を動かせる機会を

増やしていきましょう

ということです。





非常に細かいことですが

電車では立つ、

座った際は姿勢よく膝を閉じて、

通勤時間の歩く距離を増やす、

会社では階段を使う、

休憩中に簡単な体操や

ストレッチを行う等です。

どうですか?







こう見ていくと

結局今よりも健康になりたい、

体重を落としたいという

望みを叶えるには

生活習慣を変える

ということなんですね。








次回は基礎代謝について書く予定です。







健康サポートプロジェクト
http://www.kenko-support.net


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