■足が痛く正座ができない!そのままでいいの?
【「足が痛くて正座ができないけれど、年齢のせいかな?」と、そのままにしていませんか?
正座は、日本の生活では昔から身近な姿勢ですが、膝や足首、股関節などに負担がかかる姿勢でもあります。以前は普通にできていたのに、最近は正座をすると足が痛い、膝がつらい、足首が苦しい……という場合、単純に「体が硬くなったから」とは限りません。
■正座ができない原因はさまざま
正座では、膝を深く曲げ、足首も大きく曲げた状態を保ちます。そのため、膝や足首の関節の動きが小さくなっていたり、周囲の筋肉が硬くなっていたりすると、痛みや違和感が出やすくなります。
また、太ももの前側やふくらはぎ、お尻などの柔軟性が低下していることも、正座のしにくさにつながります。
さらに注意したいのが、関節そのものに問題があるケースです。
膝の腫れや熱感、強い痛み、歩くときにも痛みがある、以前より急に正座ができなくなった、といった場合は、無理にストレッチをするのではなく、整形外科などで一度確認してもらうことが大切です。
■「正座できない=悪い」ではありません
ここは意外と大切なポイントです。
正座ができないこと自体が、必ずしも体の異常を意味するわけではありません。
日常生活で正座をする機会が少なければ、その姿勢に必要な関節の可動域が十分でなくなることもあります。
大切なのは、正座ができるかどうかだけで体の状態を判断しないこと。
「正座ができないから無理にできるようにしよう」と考えるよりも、痛みなく歩けるか、しゃがめるか、階段の上り下りができるかなど、日常生活で必要な動きをチェックしてみましょう。
■痛みがない範囲で動かしてみよう
足の柔軟性を高めたい場合は、いきなり正座を完成させようとするのではなく、まずは膝や足首を無理のない範囲で動かすことから始めます。
例えば、椅子に座って足首をゆっくり曲げ伸ばししたり、ふくらはぎを軽く伸ばしたり、膝を痛くない範囲で曲げ伸ばししたりする方法があります。
ポイントは「痛いけれど我慢して伸ばす」ことをしないこと。
痛みを我慢して無理に正座をすると、かえって関節や周囲の組織に負担をかける可能性があります。
■まずは「なぜ痛いのか」を知ること
「昔はできたのに、今はできない」。
そんな変化には、体の柔軟性や筋力、関節の動きなど、さまざまな要因が関係しています。
特に40代以降は、運動不足などによって少しずつ体の動きが変化しやすくなります。
だからこそ、痛みを年齢のせいだけにして放置しないことが大切です。
正座を無理にできるようにする必要はありません。しかし、足の痛みが日常生活にも影響しているのであれば、一度専門家に相談して、原因を確認してみましょう。
「正座ができる体」を目指すというより、痛みなく歩き、しゃがみ、日常生活を快適に送れる体を目指すこと。
それが、これからの体づくりでは大切なのです。





