■働く世代から健やかな未来をつくる3つの対策「40代50代からのフレイル予防!」
いつまでも元気に過ごすためのお話です。
加齢によって筋力や心身の働きが低下して
「要介護」に近づいてきた状態のことを「フレイル」といいます。
40代50代の働く世代にもフレイルに該当する方が
いらっしゃるのはご存じでしょうか(大阪府の調査)
☑以前に比べ歩くスピードが遅くなった
☑最近つまづくことが多くなった
☑最近首や肩、腕、足、腰など あちこちにしびれや痛みを感じる
☑むせることが多くなった
☑ダイエットをしていないのに半年の間に2~3㎏体重が落ちた
この様なことに心当たりはございませんか?
実はチェック項目に心当たりがあるならば
それは「フレイルの予兆」かもしれないのです。
フレイルとは。加齢とともに筋肉量も筋力も低下し
体全体が不安定になっている状態のこと。
そして、体だけではなく心の状態も低下し落ち込んだり、
やる気がなかったり、ふさぎ込んだりと
健康な状態と要介護状態の間にいて
病院にかかるまででは無いけれど
いつ要介護になってもおかしくない状態のことを言います。
[対策①歩きましょう]
立っていても歩いていても不安定。
これは、若いうちから歩く習慣や運動していないことにより
筋力が低下していることが原因の1つです。
なんと、筋肉量は40歳から減少し始めて55歳ごろから
大幅に減少することはご存じでしょうか。
筋肉量が落ち込みやすい働く世代から
フレイルの予防を行っていくことが
あなたの健やかな未来をつくる手段となってきます。
その1つの対策が「歩くこと」です。
歩く事は足だけを使っている様に思われがちですが
実際には腕や肩甲骨も腰も動いていて
姿勢を支えるために全身の筋肉を使った全身運動です。
歩く習慣がある人は、知らず知らずのうちに
全身を使った運動をしていますが
歩く習慣がない方や、一日中座りっぱなしの方は
全身の筋肉を動かす機会が少なく
体全体の筋力が低下するのは当然のことでしょう。
筋力が低下するとバランス力も低下し転倒しやすくなったり、
支える力が無いので姿勢が悪くなったりします。
また、歩幅が狭くなり歩行スピードも落ちてしまいます。
筋力が低下して、姿勢が維持できず
悪い姿勢や歩き方のまま歩くと、
体のあちこちが痛くなり痛いし、
しんどいからますます歩かなくなるという悪循環に陥ります。
老化は誰もが避けられない過程ですが、
筋肉量や筋力を維持・向上させ、
この悪循環を断ち切ることが大切です。
まずは歩く事でフレイルを予防し
いつまでも健やかな未来の体を作りましょう。
エスカレーターやエレベーターは使わず階段を上り下りする。
床拭きや掃除機がけ、布団の上げ下げなど家事でこまめに動くなど。
直ぐに取り組むことから始めましょう。
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[対策②]
働く世代の40代50代から、
日常生活ですぐに取り組めるフレイル対策は
歩くこと以外に「食事」です。
男性はメタボがちになる世代ですが
女性は「痩せすぎ」や「筋肉量が少ない」ことからフレイルになります。
体の素になる「タンパク質」をしっかり摂取して、
主食主菜・副菜のバランスを意識した食事を心がけましょう。
[対策③]
人や社会とのつながりが大事です。
仕事に忙しい年代で、孤独感や精神的疲労を感じやすくなる世代。
人と交流したり、社会参加をすることで、
認知機能の低下や孤独感を解消し、
フレイルの予防をしましょう。
人生100年時代、未来の健やかなあなたの体を作っていきましょう。