■ ベルニャエフ~リオオリンピックより~
健康サポートプロジェクトの
天井亮介です。
リオオリンピックにおける
様々なアスリートの
素晴らしい活躍のせいで
連日、涙腺崩壊中です。(笑)
感動エピソードは
たくさんありますが、
中でも心に留まったのは
男子体操個人総合の
内村航平選手と
ウクライナのベルニャエフ選手
についてです。
そのちょっとしたハプニングは
競技終了後の
メダリスト記者会見で
起こりました。
ある海外の記者から
内村選手に対して
「あなたは審判から
好意的に見られている
と思うか」と質問が飛んだ。
鉄棒の採点について
聞いているのは明らかだった。
これに不快感を示したのは
隣にいたペルニャエフだった。
「採点はフェアだったと
選手みんながわかっている。
無駄な質問だ。」
潔い態度に拍手が起きたそうです。
0.099点差の大逆転劇が
記者の意地悪で的外れな質問を
生んだのかもしれませんが、
それに毅然とした態度で
発言したペルニャエフ選手は
若干22歳。
ウクライナ政府と
新ロシア派勢力による紛争で
中心地となった東部ドネツク出身。
疲弊した国からは
支援はほとんど受けられない。
かつての代表仲間は
好待遇の誘いを受け
ロシアなどに国籍を変えたのに
自身は母国を背負う道を選んだ。
そんなバックグラウンドに
強い信念を感じた一幕でした。
次の体操界を担う世代に
なるのは間違いないでしょう。
感動。
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