■エストロゲン子・子宮筋腫に悩まされて⑳[ベッドレスト]
昨夜は眠れませんでした。
手術と入院の細かなスケジュールを見たら、開腹手術後2時間は仰向けになったままなんだそうです。
考えても仕方のないことですが、ただでさえ仰向けが苦手で落ち着きも無いので、2時間も同じ体勢でいられるのか?と心配をし始めたら…小鳥がさえずり出して明け方になっていました。
これからしばらく、今までの様に歩き回ったりできない1日の多くをベッドレストする日々が続きます。
ベッドレストとは、ベッドで安静臥床すること。
開腹手術ですから先ずは安静にするのが必要とはわかっているものの、ベッドレストを続けると体にどんな悪影響があるのか?も知っています。
そして、運動指導者としてずっとお伝えし続けてきた事でもあります。
ベッドレスト研究は宇宙飛行士の健康のためや、寝たきり問題予防のため色んな所で研究されてきました。
寝たきり(無重力下)は良くないとはご存じだと思いますが、どのような影響があるのかを一緒に追ってみましょう。
①体脂肪がやや増加し、筋量は1㎏減少
②脚の筋力は6~17%減少、脚のパワーは20~44%減少
③有酸素能力は13~14%減少
④心拍出量13%減少、心拍数は14%増加、血圧は15~21%増加
⑤骨密度は4~5%低下
⑥造血機能低下と赤血球の減少
⑦副腎皮質ホルモンの減少
⑧血漿インスリン濃度上昇(感受性低下)
…ただ筋肉が衰えるだけでないのです。
宇宙飛行士が無重力下で生活し地球に戻ってきたらカルシウム量が20%減少し、その後10年たっても戻らなかったという事実もありました。
骨の他にも、血液、心臓や肺などの循環器、内分泌系にまで影響が及びます。
この記事を読んで、
宇宙に行かなっから大丈夫!
寝たきりになってないから大丈夫!
と思うからもいらっしゃいますが、健常な人でも、1日中デスクワークをしたり休日をごろ寝して過ごし続けると、いろんな要素が少しずつ減少・低下していくんですよ。
日々、重力に逆らって姿勢をシャンとさせ、自分の脚でしっかり歩くことは一生続けて行く必要があるのです。
ところで、トレーニングを安全に効果的に進めていくうえで、継続性、可逆性の法則という原則があります。
トレーニング効果は1回やったからといってすぐに得られるものでは無く、長期にわたってトレーニングを続けてこそ大きな効果が期待できるのです。継続は力なり。
これが、継続性の原則です。
またトレーニングをやめてしまえば効果が維持できなくなってしまうもの。
これが可逆性の原則です。
10週間のトレーニングで得た効果は、約2週間休むことで無くなってしまったという研究もあります。
体力づくりは小さいことからコツコツと…継続していくことが大切なのです。
こつこつ自分の脚で歩きましょう。
こつこつスクワットをして貯筋しましょう。
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今日はお友達から「リハビリ終わったら私が行きたがっていた場所へ行くで!」と連絡がありました。
1日も早く自力で動けるように。
そしてお友達と一緒に思い出作りがたくさん出来る様、回復したいです。
さいごに…。
日々デスクワークに週末ゴロゴロはベッドレストに近い状態ですよー。
そんなことで、みなさんも週末は歩きませんか?
わたしも手術ギリギリまで‥‥
今日も明日も歩きます。
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