■走行禅
歩行禅は塩沼亮潤さんが提唱するメソッドで、「大峯千日回峰行」(奈良県吉野山の金峯山寺蔵王堂から山上ヶ岳の大峯山寺山上蔵王堂までの往復48㎞、高低差1300mの山道を、雪で山が閉ざされる期間を除いて足かけ9年にわたり、1000日間歩き続ける行)からヒントを経て提唱したもの。
お釈迦様は毎日同じようなことを繰り返す(ルーティン)が修行であり、
修行の中で自分の心を高めていけば、
どんな人でも四聖(仏・菩薩・緑覚・声聞)の、声聞(仏の教えを聞き学んでいる状態)や緑覚(仏の教えを学び自分の中で部分的悟りに至った状態)の境涯に至ることができると言います。
亮潤さんが提唱する歩行禅は、ウォーキングと瞑想の組み合わせなのですが、私のオリジナルでトレイルランニングと瞑想を組み合わせております。
-※走るよりも歩く方がじっくりと心に向き合えると思います。
私はまだまだ未熟で先を急いで走ってしまう(気持ちばかりが先走り、私が私がと力任せに進む…と亮潤さんは言います)のですが、これがいつの日か歩いて行えるようになれば…と思います。
自然の中を走る、もしくは帰宅ランや移動ランの中で、すべてのことや八百万に懺悔と感謝の気持ちがわいてきます。
そして、自分の心に向き合う瞑想を行うことで、心が落ち着き、前向きになれます。
走行禅を繰り返すことにより、マインドがコントロールできるようになり、
メンタルタフになっているんじゃないかと…ただ今成長中だといいな。
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今日も、走行禅。
ありがたいです。
ご褒美をいただきました。
キジ科のヤマドリの雄が美しい姿を見せてくれました。
走行禅の途中は行(ぎょう)に集中するため、しゃべらないのは勿論、足を止めてシャッターを押すなんぞ、NGだけど…
長い尾に魅せられて、百人一首の句を詠んでみました。
柿本人麻呂
【意味】
山鳥の尾の、ながぁーく垂れ下がった尾っぽのように長い夜を、会いたい人にも会えないで、独りさびしく寝ることだろうか。
あしびきの…の山に関する枕詞から始まって、山鳥の尾と1人の寂しい長い夜を掛け合わせてるって素敵だな。
走行禅中でボーッとしてて、あんまりうまく撮れてませんが…。
ヤマドリに出会わせていただけたことにも感謝しつつ、今日を穏やかに過ごさせて戴きます。
日々感謝。