■[コラム]暑熱順化トレーニング
わたくしの場合1年じゅうなのかもしれませんが、
日々、暑さに慣れるトレーニングを行っています。
暑熱順化(しょねつじゅんか)という言葉を聞いたことがありますか?
暑熱順化とは、体が暑さに慣れること。
暑い日が続くと、体は次第に気温に慣れて、暑さに強くなります。
しかし、暑さに慣れていないと熱中症になるリスクが高くなるのです。
例えば、真夏でもクーラーがガンガン効いた室内にいることが多い方や、
まだ慣れていない梅雨の晴れ間や梅雨明けした後などは、
特に熱中症になりやすくなります。
したがって、夏本番を迎える前に、
暑さに強い身体づくりをしておくとよいですね。
私たちの身体はこんな仕組みです。
体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇します。
体温が上がったら、発汗による気化熱や、心拍数の上昇、皮膚血管拡張によって
体の表面から空気中に熱を逃がし、体温がどんどん上がらないように調節されています。
この体温の調節がうまくできなくなると、
体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされるのです。
よって、生活の中に運動などを取り込み、
日ごろから身体の体温を上昇に慣れて置くことや、
運動や入浴などで汗をかくことをしておきましょう。
暑熱順化していく期間には個人差がありますが、
数日から2週間程度かかると言われています。
暑くなる前から少しずつ暑熱順化トレーニングをして暑さに備えましょう。
一般的な目安は、屋外のウォーキングやサイクリングの場合の時間は1回30分、
ジョギングの場合の時間は1回15分、
頻度は週5日程度です。
室内でも筋トレやストレッチを行いましょう。
目安として、時間は1回30分、
頻度は週5回~毎日程度です。
※暑熱順化トレーニング実施時は、体調やその日の気温や環境に合わせて無理のない範囲で行いましょう。
運動時は水分や塩分をこまめに補給しましょう。
今年は暑いのか?先週、あれ?熱中症になりかけてるかな…なんて思いましたし、
しっかり水分や塩分補給をしながら、
今日も帰宅ランで暑熱順化トレーニングを行いました。
今年の夏も、暑さに強い身体づくりができているでしょうか…。
みなさんは、いかがですか?