■素直な心【舞楽にて】
今日は、早起きをして趣味である舞楽のお稽古に行ってまいりました。
只今、1年かけて、仁和楽(にんならく)と言う曲を舞っています。
とうとう本日で、最後の振りまで覚えるコトができ、
あとは、細かい動きや目線などを付けて、5月の奉納に向けて繰り返し練習です。
今日は先生から、最後まで覚えたご褒美に、薬師寺の管主さん(かんしゅ:保管し保護する人)が書かれた本をいただきました。
「心の道しるべ」です。
あいうえお・・・・から、ん まで。
50音の心について書かれてあります。
あ・・・明るい心、い・・・祈る心、う・・・潤いの心、え・・・円満な心、お・・・思いやりの心・・・
と言う様に、様々な心について興味深く書かれてあり、人生の指南書の1つになりそうな本でした。
本をいただいた先生曰く、さしすせそのす・・・素直な心がタイセツ。
素直な心を持つと、いつまでも若々しくいられるそうです。
と言っても、科学的根拠は全く無いのですが、私達の舞楽の会の創始者である亡き先生が「とても素直な心」の持ち主であったコト。
知ったかぶりをせず、若い人から教わる姿勢を常に持っていて、教えられるコトで刺激を受け、いつもキラキライキイキしていた様です。ホント子供の様な心の持ち主だったそう。
素直さ=若々しさ
なのかも知れません。
人は、幼い時は身体も心も柔らかく、水がどんな器にでも入るように、純粋無垢だけれど、年をとり、知識も経験も増え、欲が加わってくると、素直になれない様です。きっと、水に不純物が混ざっていろんなところが硬くなってくるんでしょうね。
人生を何十年も生かさせていただき、水に色んなモノが混ざっている私ですが、舞楽に来て、生き方を学ぶコトで、心がろ過されている感じがします。
今日も貴重なコトが学べました。
素直な心・・・。
若者から沢山教えていただこうと思います。
日々感謝☆
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