■【映画鑑賞・大奥】家継・善政の時代
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家継・善政の時代
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歴代ウルトラマンを学ぶように、徳川歴代将軍15人を学ぶ。
そんなことで改めて「大奥」を鑑賞。
以前鑑賞した時は、時代背景が全く分からずにボンヤリ色恋映画だと観ていたが、7代将軍・家継の事、仕えた間部詮房(まなべあきふさ)や新井白石が行った政治、家継の母・(側室)月光院、主人公になった絵島と歌舞伎役者の生島のことを学んでから視聴すると、面白くて本当に良くできた映画だなと感じた。
このストーリーは、歌舞伎・長唄でも有名な江戸中期に起きた大奥のスキャンダル〝絵島生島事件〟が題材となっている。
月光院に仕える絵島が生島を相手に遊興に及んだことが引き金となり、関係者1400~1500人が処罰された事件である。
月光院と間部詮房・新井白石の体制を思わしくない老中や正室たちが仕組んだ大奥内での主導権争いとされているが、実際のところはわからない。
映画の中では生島は処刑されていたが、島流しで70歳くらいまで長生きしたと思うし、映画を史実としてとらえるのにはちょっと無理がある。
しかし、確かなことは、数え5歳で将軍になり、8歳の時に風邪をこじらせ肺炎で死亡した家継の時代は〝正徳の治〟と呼ばれ善政の時代と言われていたこと。
…個人的な所感であるが、家継を支えていた間部詮房や新井白石がものすごく賢かったのだと思う。
どの時代においても、たとえトップが5歳児だったとしても、それを支える老中たちが賢かったら善政の時代になっていくんじゃないかと思う。
周りにどんな人がいるかで、だいぶん違うような気がした。
今の日本はどうか…。
それはさておき、絵島が61歳まで過ごしたとされる〝絵島囲み屋敷〟にはいつか行ってみたいな(中山道の次のスタート地点から31㎞走れば行けるんだけどな…)
あと、絵島・生島事件の歌舞伎は見てみたい。