■【ウォーキングコース】@大阪/大村益次郎のゆかりの地を巡る
長州の出身で蘭学にも優れ、
日本陸軍の父といわれた大村益次郎。
坂本竜馬や高杉晋作、西郷隆盛とならび
幕末から維新という激動の時代を牽引した人物です。
司馬遼太郎の小説「花神(かしん)」の主人公にもなっています。
「国を安らかにする」(靖=安)ために
命がけで戦った「英霊」を祀っている
靖国神社の前身である招魂社を
九段下に建設することを決定したのも大村益次郎。
ところが、大村益次郎に反感を持つ者たちに
京都で襲われ重傷を負い
招魂社創建直後の明治二年大阪で歿(ぼつ)されました。
靖国神社の一の鳥居から
直ぐの所にある銅像(12m)の存在感は大きく
筒袖羽織に短袴を着け、左手に双眼鏡を持った姿は
明治維新の基をつくった時から今日までを
凝視しているかのようにも見えますね。
大阪には大村益次郎のゆかりの地がいくつかあります。
学び舎から寓居の地、
亡くなった場所など。
おおよそ約12㎞。
大阪の「大村益次郎ゆかりの地」を巡ってみよう。
【スポット】(約12㎞)
●大村益次郎先生寓地址/
嘉永二年からこの地の倉敷屋作衛門の座敷に住みながら適塾に通った。
(〒550-0002 大阪府大阪市西区江戸堀2丁目6)
●適塾/
緒方洪庵先生による蘭学の私塾。大村益次郎が通った学び舎。
(〒541-0041 大阪府大阪市中央区北浜3丁目3-8)
●浪華仮病院跡/
大村益次郎が手術を受けた病院。
(〒543-0001 大阪府大阪市天王寺区上本町4丁目1-15)
●兵部大輔 大村益次郎卿 殉難報國之碑/
(〒540-0006 大阪府大阪市中央区法円坂2丁目1-23)
●大村益次郎寓居跡「漏月庵」/
初めての住居。ひさしの隙間から見える月が美しく「漏月庵」と名付けた。
(〒540-0025 大阪府大阪市中央区徳井町1丁目2-2のりおかクリニック)
●旧大阪砲兵工廠化学分析場(おおさかほうへいこうしょう)/
大村益次郎の構想により大阪に作られた大日本帝国陸軍の兵器工廠。
(〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城3-30)
●龍海寺・大村兵部大輔埋腿骨之地・緒方洪庵墓/
緒方洪庵先生の隣のお墓に大村益次郎先生の切断された脚が埋葬されている。
(〒530-0035 大阪府大阪市北区同心1丁目3-1)