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健康サポートプロジェクト

合同会社健康サポートプロジェクトです。 10数年にわたって健康経営を推進する企業・団体様向けに健康セミナーや研修コンテンツ等で具体的なサポートをおこなってきました。 福利厚生や労災対策として従業員の方が生活習慣の中で無理なく継続できるエクササイズをご紹介します。

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2022年9月13日

2022年9月13日 (火)

■通行人の着物にとびちらす〝はね〟

中秋の名月の翌朝
夜明け前に家を出た。

東の山の向こうに
1日の最初の太陽の頭が見えだした。
まるで溶岩が燃えてイキモノのような橙の光だ。

若い彼女たちは
走る電車の中で
スマホを片手に
橙が顔を出す瞬間を写真におさめる。
が、橙はすぐにビルに隠れてうまく撮れないようだ。

西の空には、今まで闇を照らしていた満月が
ぼんやり白い光を放ちながら微笑んでいた。
彼女たちは、今度はスマホを西の空に向ける。
またもやうまく撮れないようで
互いに残念そうな笑みを浮かべて
ため息をついている。


この日の空の風景は、
令和4年の美しい記憶に残りそうな風景だったので
映え写真をスマホに残しておきたい気持ちは充分わかる。
しかし、あの美しい風景をスマホの画面越しで味わうのも
なんだかもったいない気がした。

そういえば、ある店にお土産を買いに行ったところ
私がレジで精算している前に
スーッと左からスマホを持った手が伸び、
私の右側にあった商品を写真におさめる女子が居た。
店の人に「撮ってもいいですか?」の一言も無かった。
映え写真撮影は当たり前のようになっている瞬間に立ち会い
驚く半面、古い考えの私には彼女の行動が理解不能だった。

今や「多様性」という言葉が世間を歩きまわっていて
どんな時もスマホを向けることも良し…なのであろうが
逆に、スマホ越しではない
リアルな風景や瞬間も大切にしたいとも思った。

BLOGやSNSのストーリーズは読みたい方がアクセスするものだから
ダラダラと主張を書いているが
ここ数年、

SNSには発信したい情報や
伝えたい思想がある時以外は発信しなくなった。
どんな美しい風景も、情報や思想が無いものはシェアしていない。
よって写真を撮る機会も減った。


幸せな様子も
不幸な出来事も
誰かにおすそ分けしたいなんて
個人的に恥ずかしくてできなくなっている。

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なぜに恥ずかしいのかといえば
三島由紀夫の言葉を借りるなら

「人間どもはああして、
自分の周りへ幸福の泥をはねちらす。
迷惑な話さ。
雨の日の自動車が、何の罪もない
通行人の着物に飛び散らす
〝はね〟のように」
の言葉が今の時代のSNSと重なって見えるのだ。

SNSの発信は大事なのだが
情報量が多すぎる世の中で
自分が発信するのは
本当に大事な発信だけでいい。

誰かの情報源になる発信だけでいい…
そんなことを思う。

ふかわりょうさんの様に、
旅で写真を撮らない…ことは
まだできないけれど、

「いいね」は自分のひとつだけで
良いのかもしれない。



■【中山道・木曽路の旅】ぶらり旅・木曽路

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✼┈┈┈┈┈┈┈┈┈✼
ぶらり旅・南木曽
✼┈┈┈┈┈┈┈┈┈✼

JR中央本線・南木曽駅を降りると
自然豊かな南木曽山麓や木曽川の清流に包まれます。
思わず 深呼吸したくなるそんな「まち」南木曽。

少し足を伸ばせば、江戸日本橋へ向かう中山道。
今も残る妻籠宿は、木曽の宿場の中でも
一番保存が良く、今も江戸のたたずまいが残っていて、思わず江戸時代に迷い込んだような錯覚に。

木曽川に架かる桃介橋は
日本を近代化に導いた電力王「福沢桃介」が未来に架けた夢の橋。
木製補剛トラスを持つ吊り橋では(247m)国内最大級とのこと。

読書(よみかき)発電所へ建設資材を輸送するために架けられたそうで
読書発電所は約4万Kwの発電能力を持ち
関西地方まで200㎞以上の長距離送電を行っていました。
桃介は日本の近代化を支えたおひとりなのですね。
ちなみに桃介さんは頭脳明晰のナイスガイで福沢諭吉の嫁婿にスカウトされたそうです。

道のオアシス三留野宿は南木曽駅から木曽川沿いを約1㎞
塩尻方面に進んだところにあります。
この辺りは、コンビニ以外に飲食できる店が少ないので
名前の通り「オアシス見つけた!」という感じです。
ゲン子オススメは曜日限定の
スタッフSachikoさんの「Sachikoめし」

「そばがき」も最高です。
あと、予約制になりますが
「手打ちそば」も美味しいです。

お二階のカフェスペースは、
四季ごとに変わる山々を見ながら
一息できる憩いの場です。

体験教室などもあり、
ゲン子は中山道用の熊鈴を
「くり」と「ヤマザクラ」の木でつくりました。
ゲン子もいつかここでウォーキング教室やってみたいです。

南木曽へ足を運んだらぜひ立ち寄ってみてください。

●道のオアシス三留野宿:
@michi_no_oasis_midono_juku
〒399-5301
長野県木曽郡南木曽町読書3974-1
※HPで営業日や時間をご確認ください。→☆☆☆