■風の中のランニング
今日の関西は、台風が通過する模様。
通勤の朝、地下道から外へ出ると
目が痛くなるような眩しい光の中に強い熱風。
台風が暴れ出す前に周りのエネルギーを引き寄せている様子がよくわかった。
帰りの通勤ランの時、
次は引き寄せたエネルギーを発散させているのか
木々がザワザワ騒ぎ、落ち葉やゴミが街の彼方此方で激しいダンスをしていた。
私はその中を前進するのだが
マジョリティの中で発言するマイノリティの様に風当たりがきつく
落ち葉が頬を叩いて痛い。
スピードを上げて走れば走るほど、
風の抵抗は強くなっていく。
強いエネルギーに強い力で抵抗するという事は体力も気力も消耗するのだ。
いっそう風と同じ方向に身を任せてしまう方が楽なのだろうが、
進みたい方向が風が行く方向でないのなら、
風がやむまで待ってもいいし、
ゆっくりでも抵抗しながら自分が行きたい方向へ進みたい。
大多数がAと言っても
自分の信念がBである時、Bを大切にしたい。
〝自反而縮雖千万人吾往矣〟(孟子)
(自分自身を何度も振り返り正しいと確信したのであれば、
たとえ千万人に対しても私は立ち向かっていこう)
これは、頑固ではない。(たまにゲン子ではあるが…)
そんなことを風の中のランニングで思った。