■「ややきつめの運動強度を…」と言って早歩きを勧めない時もあります。
心臓や肺の持久力のために…
筋持久力をつけるために…
体脂肪を燃焼させるために…など
有酸素運動効果を得るために
「ややきつめの運動強度をどれくらい、週何日、週何分…」と言うことがありますが
人によって「ややきつめの運動強度」は違い、
何をやったら「ややきつめの運動強度」が得られるか?
運動の種類も違ってくると思うんですね。
私の場合、フルマラソンを3時間半以内で走っていたことや
有酸素運動は30年以上継続していることもあり、
自分にとっての「ややきつめの運動強度」は早歩きでは得られないのです。
どんなに早歩きをしても、心拍数も息も上がりません。
なので、ウォーキングやジョギング中や後半に
無酸素性作業閾値を意識したランニングを入れることがあります。
※軽い運動から運動の強さが徐々に増していく時
有酸素運動から無酸素運動に切り替わる転換点となる運動強度のレベルのこと
無酸素性作業閾値の一歩手前のランニングを取り入れる。
ウォーキング☞早歩き☞ジョギング☞ランニング…☞ジョギング☞ウォーキング‥‥の様な流れでトレーニングすることがあります。
マラソン出場のためにするトレーニングでもなく
自分の体力維持のために…
その時の目的に合わせて…
その日の調子に合わせて…
自分に合った運動をするんです。
また、それが良く寝れるし
美味しく食べてるし
ココロも軽やかで気持ちがいいんです
話は変わりますが
ウォーキングを指導していると、
早歩きという手段で「ややきつめの運動強度」を指導する傾向があります。
それでOKな方もいますが、
実際のところは、水中ランニングやHIIT、陸上ジョギング・ランニング、筋トレなど
運動の種類を変えなければ「ややきつめ運動強度」が得られない人もいます。
体力向上を目的にしている人ばかりではないし、
ややきつめの運動が必要ない人もいます。
運動は万能薬ではありません…運動自体が必要でない人もいます。
何でも1つのことで解決しようとせず、
自分に合った、体の心地良さを感じながら動けるような
「何か」であればよいですね。
その「何か」は人それぞれ。
「何か」は、目の前の人と向き合ってはじめて見えてくるものです。
そんなことを思います。
そんなことで、早歩きを勧めない時もありますという話でした。
人によっては、踵から着地の歩き方の指導はしませんし、
歩き方も目的によって変わります。
クッションやヒールカウンターのあるシューズをお勧めしない時もあります。
あくまで、人によって違うんですよね~
そういう私も普段はビブラムです。
●エストロゲン子中の人
ウォーキングと聞くと「ただ歩くだけでしょ!」と思われる方も多いでしょう。
私たちの生活の中には歩くという動作が多いにもかかわらず、生まれてから今まで歩くことを誰からも教わらずに生きてきました。
日常では歩く動作を多く行っているのに、ほとんどの方が歩き方を知らずに過ごされていることも確かです。
貴女に合った歩き方を知り、日常生活で実践することで、自分に合った歩き方が身に付くのはもちろん、運動効果を引き出すことが出来ます。
ウォーキングは忙しい人こそ、最も身近な健康体力づくりとなるのです。
心も体も忙しい女性のウォーキングを後押し。
「歩き方の魔法」で一気に次元の違う世界へまいりましょう♡
(junko sakata)
専門は、ウォーキングやランニング・エアロビックダンス・健康体操・生活習慣病予防・呼吸器循環器系に有用性のある有酸素運動指導など。民間フィットネスクラブや運動指導者団体の教育コンサルタントを経験し、「一生自分の足で歩くこと」を目標に、ウォーキングレッスンや地域ウォーキング指導員育成・企業健康セミナー、ウォーキングルートの開拓ほか、メディアやWEBのエクササイズ監修を行う。
SNS上でエストロゲン子としてウォーキング情報を発信中。