■トランポリンでクロストレーニング
雨の日も、嵐の日も、槍が降ろうとも
いつでも運動が継続できるインドアスポーツ。
トランポリン!!!!
今年に入って何回かトレーニングしているのですが、
トレーニングのたびにドキドキ…ハァハァ…
無酸素性作業閾値(※)があがります。
久しぶりにクラックラ…星が見えました(笑)
(※)無酸素性作業閾値とは、
乳酸(糖が分解されたもの)が血液中に貯まり始める運動強度のこと。
走るのが早い人は、無酸素性作業閾値が高いです。
20年前くらいにドイツで自分の無酸素性作業閾値を測定しました。
(写真は、ドイツで乳酸性作業閾値を測定をしたときのもの。自転車をフル回転で漕いでもうあかんっていうまで運動します。血中の乳酸濃度を調べ、自分の作業閾値を知りました。メッチャしんどかったです。)
今から20年前なのに…
無酸素性作業閾値がメッチャ低かったんですよ。ショック!!!
エアロビックダンスや、健康のためのジョギングは
無酸素性作業閾値以下で動くので、
中性脂肪を多く使うような、ゆっくり長く動く事は強化されます。
しかし、糖を分解するような、ハイパワーな運動がとても苦手になります。⇒トレーニングしないと強化されません。
マラソンをある程度速くゴールしたいと思うならば、
長い距離を走れるローパワーな力も必要ですが、
無酸素性作業閾値や酸素を取りこんで消費できる能力を上げるハイパワーなトレーニングも必要だし、
疲れにくいフォームや無駄のない動き方をするトレーニング(ランニングエコノミー)も必要になってきます。
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ロードでいきなり無酸素性作業閾値や最大酸素摂取量を上げるトレーニングを(インターバルトレーニング等:不完全回復を挟みながら運動<中強度〜高強度>を繰り返すトレーニング法。無酸素性作業閾値や最大酸素摂取量が上がります)
始めれば、怪我につながるので
まずはトランポリンを使って強度の高いトレーニングに慣れることから
徐々にトレーニングをスタート。
トランポリンは、筋骨格系への衝撃が少ないので、故障やケガにつながりにくく、
衝撃は少なくても、骨や筋肉はパワフルに動かすので、
筋力や筋持久力をアップさせるのにも期待が持てます。
ピョンピョンはねる部分をベッドと言いますが、
ベッドの上は不安定なので、体幹のトレーニングにもなり、
フォーム改善につながりますし、
左右の筋バランスの差にも気付くので、身体の動かし方も良くなります。
私は、右の足で踏み込むのが下手でした。。。右の内転筋が極端に弱いことも解りました。
(アンバランスな足使いだと言うことに気付けました。このままロードでハイパワートレーニングをすれば故障やランニング障害につながるでしょう)
走るのとは違った運動のアプローチをすることで
身体の弱い部分や強すぎる部分にも気付けますね。
クロストレーニングを続けてみるとしましょう。
スタジオのお客様はもちろん。
女性ランナーさんとも、一緒にクロストレーニング(※)の時間を是非シェアしたいです
(※)クロストレーニングとは:専門競技以外のトレーニングを多種目行うこと。