■役所広司
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役所広司さん
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〝関ヶ原〟4度目の鑑賞。
この映画は、石田三成と徳川家康を主人公に、豊臣秀吉の死から天下分け目の関ヶ原の戦いに至るまでの過程を描いた司馬遼太郎原作の歴史小説〝関ヶ原〟の映画化。
※写真はAmazonプライムから。わたくし会員です。
4度目の鑑賞とあって、さすがに登場人物の相関関係や、関ヶ原の戦い前後に起こっている出来事と結びつき始めて面白い。
セリフが早口でサラッと進んでいくので、役者が誰の役をしているのか理解していないとストーリーに全くついていけなくなるが、もう大丈夫だ。
↑このあたりの時代背景を学習してから見ると面白さ倍増。
三谷幸喜さんの〝清須会議〟の寧々(中谷美紀さん)と、司馬遼太郎さんの北政所(キムラ緑子さん)が、同じ秀吉の正室を演じてるとは思えないくらい見た目のギャップはあったが、
やはりこの映画の見事なところは、岡田准一さん演じる石田三成のカッコよさ以上に、役所広司さん演じる徳川家康の素晴らしい演技である。
劇中のストーリーには出てこないが、家康は6歳から10歳まで人質として過ごしてきたので人間不信なところがあり、ストレスフルになると大人になっても爪を噛んでいたそう。
そんなどこか寂し気で用心深い様子を、語らずとも役が醸し出していた。
そして、家康と言えば〝タヌキおやじ〟というあだ名がついていたが、特殊メイクなのかピッタリの容姿になっていた。
〝清須会議〟で柴田勝家を演じていたときの役所さんとは全く別人で、名の通り〝役どころを広くつかさどる人〟なんだなと思う。
実際はここではないが、映画で秀吉と石田三成が出会ったシーンで使われた場。
また司馬遼太郎が回想したシーン。
関ヶ原と言えば、中山道を走る途中でルートを外れて史跡を巡ってみたなぁ。
あの日は忍びの〝初芽〟になった気分で本当にワクワクした。
また機会があれば走ってみよう。
最後に、役所広司は天才だ!