■貴重な写真集
AIとカラー化した写真でよみがえる 戦前・戦争
庭田杏珠×渡邉英徳
光文社新書
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350枚のカラー化した写真。
昭和初期の暮らしや、ファッションや髪型が見たくて手に取ってみたが…。
100年前の日本の女性たち。Elstner Hiltonが1914年〜18年にかけて撮影したもの。A.Davey提供。ニューラルネットワークによる自動色付け+手動補正。 pic.twitter.com/vXOTaBuUOA
— 渡邉英徳 (@hwtnv) January 12, 2021
ページをめくり進めるにつれて、戦前の日常の風景が戦場と化していく様子と、カラーの大迫力に手が止まってばかりだった。
モノクロ写真は過去という感じがするが、カラーはなんと生々しいのだろう。
カラーになるだけで、目の前に見ているような感覚になる。
戦艦大和はすぐそこにあるようだ。
76年前の今日。1945年4月7日,沖縄に向けて航海中,アメリカ軍艦載機の攻撃を受ける戦艦「大和」。14:20過ぎに沈没する。ニューラルネットワークによる自動色付け+手動補正。 pic.twitter.com/8T50Rh4zL5
— 渡邉英徳 (@hwtnv) April 6, 2021
見る人によって受け取り方や感じ方は十人十色であるが、
自分の今日の生活は尊き命や努力の上に成り立っていることは決して忘れたくないと思った。
76年前の今日。1945年3月17日,神戸大空襲。約34000発の焼夷弾が投下され,神戸市西部の約65000棟が全半焼,2598人が犠牲となった。写真の「楠公の霊地」とは,楠木正成が祀られる湊川神社を指している。ニューラルネットワークによる自動色付け+手動補正。 pic.twitter.com/ta6AynIT0o
— 渡邉英徳 (@hwtnv) March 16, 2021
76年前の今日。1945年3月13日,大阪大空襲。23:57〜翌日3:25にかけてB-29が274機襲来。死者3,987名,行方不明678名。写真は空襲後の大阪市街(撮影日時不明)。ニューラルネットワークによる自動色付け+手動補正。 pic.twitter.com/ESOxS1fYbJ
— 渡邉英徳 (@hwtnv) March 12, 2021
76年前の今日。1945年4月28日,読谷飛行場にて。空襲する日本軍機に向けた対空砲火。アメリカ海兵隊の「Hell's Belles」飛行隊のF4U「コルセア」戦闘機がシルエットとして浮かび上がる。ニューラルネットワークによる自動色付け+手動補正。 pic.twitter.com/k0Qis4r2AK
— 渡邉英徳 (@hwtnv) April 27, 2021
76年前の今日。1945年4月12日,知覧飛行場にて。特攻に向かう穴澤利夫少尉の「隼」を見送る知覧高等女学校の生徒たち。ニューラルネットワークによる自動色付け+手動補正。 pic.twitter.com/DHvJy7igQM
— 渡邉英徳 (@hwtnv) April 11, 2021
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あたりまえだった日常が、突然あたりまえでなくなることは、
コロナ禍で起こっている事と重ねてみてしまう。
コロナが落ち着いたら、広島へも行きたいな。
手に取って良かった
靖国崇敬奉賛会の会誌5月号。
ノンフィクション作家の早坂隆さんの原稿を読ませていただいた。
どんどん戦争経験者が減ってきていて、当時の史実が薄くなってきている。
生の声を活字にしてくださっている方や、
当時の写真を残してくださっている方、
遺品や遺骨を遺族にかえす活動をしている方、
本当の日本史を伝えてくださっている方など。
頭が下がる思いだ。
今は、知って応援することしかできないけれど、それも大切だと思う。