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トレーナー・フィットネスコーチ・ ウォーキングアドバイザーのエストロゲン子(中の人)です。今よりもHappyになる歩き方を貴女に!〝60分〟で一生ものの歩き方が身につくウォーキングレッスン/ウォーキングやランニング、エアロビックダンスなど、有酸素運動指導30年♡ 健康セミナー・体操監修、雑誌コラム連載中。

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2021年8月8日

2021年8月 8日 (日)

■走る旅:中山道〔51〕和田峠(西餅屋茶屋跡)~峠の頂きまで

※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。

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〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。

コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。

今回は、ようやく帰ってきました!
厳冬期や緊急事態宣言などの社会情勢の理由で、8か月寝かした中山道を走る旅。
3泊4日で4つの峠を越え、約120㎞前進できまして、もうすぐ関東平野に抜けます。

しかし、今回の旅が終わった瞬間に大阪には緊急事態宣言が出まして、
またまた旅はSTOPします。
思うようにならない、そんな先を急がない旅に最初はイラついておりましたが、次第にドラマティックで良いかと思うように。

この章は、下諏訪宿から西餅屋茶屋跡の続きで、
いよいよ難所の1つと言われる和田峠へと入ります。
下諏訪宿から和田峠を越えて、民宿みや まで33㎞の旅。

33㎞は長くなるので、何分割かしながら旅を振り返りましょう。

■ルート:
下諏訪駅~難所和田峠~民宿みや (33km)

 和田峠(西餅屋茶屋跡)~峠の頂きまで
 

浅田次郎さんの小説「一路」では、鬼の栖と呼ばれた和田峠に脚を踏み入れます。

木々も青々と茂り、足元の雑草は元気いっぱい。
いよいよ峠らしくなってきました。
6月に熊が出没していることもあり、熊鈴を鳴らし、ところどころ声を出し、前に進みます。

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入り口は急です。

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石がゴロゴロ転がります。

●石小屋跡

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標高1600mの峠で、風雪の時は人馬も旅人も大変だったとか。
高さ2mの石積みをし、小屋を作っていたそうです。
今は石垣の一部を残すのみ。

●和田峠七曲り:七曲がりはじまる(1の曲がり~七曲がり)

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つづら折りに登っていきますが、我が家の近くの里山の七曲りの方がきついような気がしました。
わたしにとっては、優しい七曲りでしたよ。

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●ガレ場

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賽の河原の石だらけの斜面。

※冥土(めいど)の三途の河原。死んだ子供が父母供養のため石を積んで塔を作ると、鬼がそれをこわすが、地蔵菩薩に救われてまた石を積むという…。


●峠の頂き

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ありがたいです。地図は自由に持ち帰れます。

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和田峠は、古峠ともいうそうです。
お地蔵さんや、御嶽山大権現碑などもあります。

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※和田峠は、クマが怖くて、中山道を去年踏破したお友達と越えました。

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中央分水領線状。雨の分かれ道である和田峠。
ここから三峰山へも行けますし、鷲ヶ峰にも行けます。


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1人の時の峠越えは、止まると脚が固まってしまうので、
昼食は歩きながら食べれるものをいただくのですが、お友達と一緒とあって、小半刻休みました。

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休憩を終え、あとはひたすら下ります。

中山道の峠は関ヶ原手前の摺針峠から始まり、十三峠、馬籠峠、鳥居峠、塩尻峠、和田峠…とまだまだこの先にも峠が続くのですが、和田峠の標高が一番高いのです。
特に冬期は積雪で馬の通行ができないため、荷物は人が背負って通行するしかなく、とても大変だったようです。

人馬の遭難も多かったとか。
 
旅を終えて
写真をご覧の通り、山です。
中山道の最大の難所と言われるように、和田宿と下諏訪宿の間も五里半と長く、広重の浮世絵にもあるように、標高1600mの峠越えは大変だったようですよ。
(※1里:約4㎞)

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現代は、昔から多くの人が踏んできた歴史もあり道が鮮明ですが、昔は整備もされてなく、しかもワラジで峠を越えていたと思いますので、先人たちの苦労を感じました。
 
 
【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html

■走る旅:中山道〔50〕下諏訪駅~第29次 下諏訪宿~西餅屋茶屋跡

※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。

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〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。

コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。

今回は、ようやく帰ってきました!
厳冬期や緊急事態宣言などの社会情勢の理由で、8か月寝かした中山道を走る旅。
3泊4日で4つの峠を越え、約120㎞前進できまして、もうすぐ関東平野に抜けます。

しかし、今回の旅が終わった瞬間に大阪には緊急事態宣言が出まして、
またまた旅はSTOPします。
思うようにならない、そんな先を急がない旅に最初はイラついておりましたが、次第にドラマティックで良いかと思うように。

この章は、第30次 塩尻宿~塩尻峠を越えて~間の宿今井~下諏訪駅までの続きで、
いよいよ難所の1つと言われる和田峠へと入ります。
下諏訪宿から和田峠を越えて、民宿みや まで33㎞の旅。

33㎞は長くなるので、何分割かしながら旅を振り返りましょう。


■ルート:
下諏訪駅~難所和田峠~民宿みや (33km)

 下諏訪駅~第29次 下諏訪宿~西餅屋茶屋跡
 
下諏訪駅からのスタートです。

去年、奈良井宿までの旅のあと、
「次は奈良井宿から下諏訪までだな…どれくらいの距離があるんだろう?」と
確認したく、電車で下諏訪駅まで行き、距離感覚をつかんでから、大阪へと帰っておりました。

その時は緊急事態宣言は解除されていると言えど、
コロナ禍中なので、諏訪湖も見ず、温泉もいただかず、下諏訪宿本陣岩波家を見学してサッと帰りました。

岩波家では、閑静な客殿からmaple紅葉したお庭を見せていただきました。
平日とあり、誰もいらっしゃられなく、
静かすぎるお部屋と紅葉のにぎやかさが対照的で美々しかったです。

お家は、個人の方が管理されているとのことで、このコロナ禍で観光客も減り、今後の管理や維持費が大変だとおっしゃっておりました。

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再度訪れた中山道を走る旅は、朝7時からスタートするとあり、下諏訪宿の朝の様子を楽しみながら和田峠に向かいます。


●高札場

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●街並み

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中山道で唯一温泉が湧く宿が下諏訪。
随所に温泉の湧出が見られます。
いつか、ゆっくり温泉をいただきに訪れたいです。

●下諏訪宿本陣・岩波家

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●甲州街道・中山道合流点

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甲州街道は、江戸日本橋を起点の200キロ強にも及ぶ約53里の道。
ここからお江戸日本橋へと繋がっております。

●元商家・伏見屋


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●下諏訪一里塚(下の原一里塚)

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●白華山慈雲寺

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●富士見スポット

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この道標のあたりから、富士山が見えるようです。

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朝早いせいもありますが、この日は残念ながら見えませんでした。
このあたりにお住まいの方は、日々富士山を拝んで生活できるんですね。

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道祖神様がいっぱい。

どこまで進んでも、諏訪大社の敷地と並走です。
諏訪大社はどれだけ大きいのであろうか…。
ゆっくり訪れることができるなら、諏訪大社もめぐりたいです。


●木落とし坂上の御柱の見本

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7年に一度、諏訪大社下社にたてる木を、急斜面から落とすそうです。

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●樋橋一里塚

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旧中山道に入ります。
リサイクル工場裏にある一里塚。
上から砂埃が降ってきて、ちょっと怖い。


国道142号から外れるので、見落としそうです。

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旧道を行く人は少なそうで、踏み跡も怪しく行き止まり。
四つ這いになって急斜面を上り、国道に戻り、また旧道に入ります。

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国道に戻りました。
石材さんの看板と石仏。


●樋橋茶屋本陣跡

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標高1000mまで参りました。
和田峠は標高1600mなので、ここからあと600m登ります。

●浪人塚

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水戸藩士・天狗党と高島・松本両藩が戦った
和田峠の戦いで戦死された、天狗党の方々のお墓。
天狗党とはどんな党なのか?興味が出ました。


●旧中山道

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国道から林に入っていきます。

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グレーチング道で、斜面を通過していきます。
整備されているのがありがたいです。


●西餅屋一里塚

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江戸より53里。


●西餅屋茶屋跡

ここで東からいらっしゃった方と1人お会いしました。
これから和田峠へと向かいます。

2021.6.28に熊の出没情報がありました。
熊さんやカモシカさんたちのお家へ入らせていただくことを忘れずに、
気をつけて和田峠へ参りましょう。

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旅を終えて
熊が出ているという情報を事前に受けており、この日は中山道を去年踏破したお友達と一緒に峠越えさせていただきました。
本当に心強かったです。

去年、別のお友達がクマに襲われており、今まで熊に出会う事なんて滅多にないだろうと思っていたことが、一気に身近な事になりました。

動物たちのお宅へお邪魔させていらだいている…という謙虚な気持ちを忘れずに、熊鈴などをつけて、人間がいますよ!と動物に知っていただけるように参ります。

あと、トイレがございませんので、窮地の時はお花摘み、または雉討ちの覚悟が要ります。

きつくてクマと出会ってもおかしくない山道も、キラキラ光る青葉や小さな動植物が「行ってらっしゃい」と優しく励ましてくれました。
 
 
【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html