■リユース
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アンティーク着物の
サイズを直す
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昭和初期のアンティーク着物を何枚かいただいていました。
当時の着物は、全体的に袖が長めに作られているので、長じゅばんの長さに合わないことが多いのです。
どうやったら着れるものか…と、ずっと考えていました。
20年ほど前に発刊された書籍に、アンティーク着物の直し方が掲載されていることを知り、書籍を掘り出すことからスタート。
そして今日は、ようやくお直し。
なんと!袖を切ることなく、15㎝上 げることができました。
生地を切らずに直せるという事に感動でしたが、
着物は一反の反物からできていて、直線で裁ち、縫い合わせて作られていて、ほどけば元の一反の反物に戻ることを改めて理解しました。
貴重な反物を無駄なく使うという昔の人の知恵に触れさせていただいた感覚。
生地に糸と針を通しながら、「仕立て直しさえすれば、三世代着られる…」と言われていることにも、納得でした。
もう老眼で目がしんどいけれど、あと何枚か…アンティーク着物の袖を直したいと思います。
よく布に通る和裁針が欲しい。
2つの原稿を入稿させていただき、さっとリズム運動へ。
ユリがとてもきれいでした。
母が好きだった花です。
帯はユリの柄が映える季節ですね。