■ビジョントレーニング
ここ最近、オーダーいただく健康のテーマの中で多いのが「目」に関すること。
オンライン授業や在宅ワークが増えてきたからであろうか。
かつて私は、運動と脳の関係を数年間にわたり勉強したことがあった。
特に、LD(学習障害:読む・書く・計算する・推論する能力が弱い)
ADHD(注意欠陥・多動性、もしくはその両方を持っているタイプ)について学びを深めた。
身体の動きと脳のかかわりは深いのだが、その中でも、目と脳のかかわりはとても深い。
なぜなら、目は脳の一部が外にとび足していると考えても言い過ぎでは無いからだ。
よく、視力検査で「はっきり見える=視力がいい」「はっきり見えてない=目が悪い」
または、テストで「0点=勉強ができない」「100点=勉強ができる」で片づけられてしまう事があるのだが、実はそんな簡単なものでは無い。
眼球に映ったものを解像するのが視力であり、
見えたものが何であるのか脳の中の情報と結びつけ理解するのが視覚であるから、視力を改善する努力をしてみたり、目から脳へつながる情報システムをスムーズにするトレー二ングをするだけで、「悪い」「できない」が、劇的に改善することがある。
遠近の目の動きが苦手で黒板とノートという目の動きが苦手な子
白いノートに字を書くと目がチカチカして疲れる、または窓際の光が苦手、多分今はオンラインでブルーライト苦手な子もいるはず。
字を縦に目で追う、または横に目で追うのが苦手な子…いろいろだから、学ぶことが辛くなったり、集中力が切れたりしてくる。
だからこそ、目の体操(ビジョントレーニング)をすることで、学びが楽しくなったり集中力がUPすることもあるのだ。
私が通っていた小学校は、毎日二限目と三限目の間に「目の体操の時間」があった。
私も今、必ず大学の授業で授業に入る前にビジョントレーニングを行ってから本題に入っている。
パソコンやスマホで目が固まりやすい社会になってきたこともあり、子供や学生だけでなく、大人も必要だと強く感じる今日この頃。
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ビジョントレーニングの撮影でした。体操が皆様の予防や薬箱となりますように。
どこかの誌面でお会いしましょう。
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