■何に見える
コロナ禍で自粛中に読み返した本。
V・E・フランクルさんの
「それでも人生にイエスと言う」と「夜と霧」…。
(夜と霧は、内容が重いので 読むのに時間が結構かかった。)
第二次世界大戦中にナチスに連行され、
強制収容所に抑留され、地獄の日々を過ごした精神科医V・E・フランクルが
生還後、毎日生きるか死ぬかの日々を綴った内容。
地獄の日々を送る中でも、いろんな人がいて、
生き残る人もいれば、
死んでしまう人や気がおかしくなる人もいて…
何が違うのかを分析したそうだ。
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人は刺激を受けると、その刺激に対して反応をするという流れを取る。
実は、刺激と反応の間にはスペースがあり…。
スペースがあるないで、結果が変わってくると言う。
表現するとこんな感じ。
刺激と反応の間にスペースがないと、
悪いことが起きたら直ぐに悪いと反応し、
いいことが起きたら直ぐに良いと反応する。
ネットの誹謗中傷やお気持ちヤクザ(自分が不快と思うものを悪と捉え排除する行動)なんかもスペースが無い典型的行動だ。
スペースがあると、
選択の自由と意志の力で、自分が望む未来に変えることができる。
どうなればベストかを考え、そのために出来ることを考え、
自分で意味を見つけ行動する。
(自立し自律~自分で立ち、自分を律することができる~)
見方や見え方、感じ方は人それぞれ違うが、
何事も自分次第。
スペースを忘れて反応しそうな時の合言葉。
色即是色。
モノの本質は空(くう)である。悪くも良くもない。
よく健康脳セミナーで使わせていただいた絵。
良いものに見えることも、
悪いものに見えることもある。
見方、見える世界、感じ方は人それぞれ。
何ととらえ、
どう考え、
自分はどう意味を持ち行動するのか。
それは自分次第。
自分が置かれている環境で、どうすればベストなのかを意識しながら過ごしたい。
昨夜は自分の星座である水瓶座の満月を迎えた。
風の時代が少しずつ始まる。
風の時代とは、コミュニケーションや情報、
そしてインターネットのような時間と空間を超えた社会への移行。
月を見ながらこう思う。
コロナウィルスは、
今まで刺激が多すぎて、
快も不快も感覚が無くなっていた心と体をニュートラルにしてくれ、
刺激は刺激と感じられるようにしてくれた。
そして、刺激と反応の間に大きなスペースを与えてくれた。
仕事がほぼ再開され、日常も動き始め、
どんどん刺激が増えてきたが、
刺激が当たり前にならないように
自分を客観的に観れるスペースを作る時間はずっと持っていたい。
コミュニケーションや情報には良き風を。新しい風に乗っていこう。
スタート!