■表に出さない美しさ
最近…毎日、1回は着物に袖を通すようにしている。
ようやく衣紋(襟)も抜けるようになってきたし、
少しずつ形になってきた。
なかなか上達せず、
まだまだ粋には着こなせないが、
着るごとに、疑問点が出てきて調べたり、
綺麗に着るにはどうしたらよいか考えるようになり、
1歩1歩慣れてきているように思う。
今日は、帯留めに紐が通らないときはどうしたらよいのかを学習。
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形になると、欲が出てきて、
フレディーマーキュリーが着ていたような襦袢が欲しくなる。
(家で洗ったら一発で縮んでしまうから…欲しくなるのは困るのだが…)
襦袢に思う…。
つくづく日本の着物って、美を感じる。
表は地味で、派手さや大胆は襦袢でチラ見せするだけ…。
袖からちらりと見える襦袢。日本独特の美しさである。
大和なでしこ…というか大和魂も良く似た感じだろうか…。
派手さを出さない。でも本当は派手である。
頑張っている姿を表に出さない。でも本当は頑張っている。
なんだか美徳だ…。
昔の人は、襦袢を部屋着にしたり、寝るときに着ていたりしていたそうだが、
ひとたび着物を脱げば、色っぽかったんだろうなぁ…と、
ボヘミアンラプソディの映画を見ながら思う。
#きものの日
— 映画『ボヘミアン・ラプソディ』公式 (@BohemianMovieJp) November 15, 2018
🇯🇵親日家のフレディは、以前からの東洋への興味に加え、日本で歓待されたこともあって、日本の着物や美術品、骨とう品の収集にどハマり❗
来日時に購入した絵画や家具を次々ロンドンへと空輸✈し、しまいには自宅に日本庭園まで造ってしまった❗#ボヘミアンラプソディ 大ヒット上映中 pic.twitter.com/TAlSrghkw4
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一目ぼれした帯留め。
古くから日本の木造家屋とともに生きてきた雀。
最近は数が減ってるそうだけど、
町で雀がチュンチュンしている姿はたまらなく可愛い。
色とりどりの派手な鳥ではないが、
地味な茶色に愛らしい目。
ちらりとしたオシャレである。
チラリ…は美しい。
わたしもチラリ…な生き方をしたい…
とBLOGに書いている時点で表にさらけ出しているので
チラリでないというオチ(笑)