■結
古代の人間は、火をおこし、石を削り…、
新石器時代には弓矢を作り…紐を結んできた。
結ぶことは、
開(はだ)けない様に布を身体の前で押さえたり、
数を数えたり、
物と物をつないだり、
飾ったり、
声を乗せて情報を伝えたり、
山登りでは岩場で命綱として身体に結んだり。
現代になっても原始的な〝結ぶ〟という行為はあまり形を変えず、
生活の中にずっとずっと息づき
〝用”や“装飾”という機能性と美しさが常に備わっている。
今日はシューズの紐を結んだ。
帯を結んだ。
・
・
・
本日の着付けの練習は、
腰ひもをしっかり結ぶことと、半幅帯を結ぶ練習。
半幅帯ではお太鼓結びという形を作ってみた。
お太鼓は名古屋帯や袋帯など、太めの帯でしか結べないと思っていたのに、
半幅帯でお太鼓を…しかも、帯揚げも帯留めも帯枕も使わず簡単に結べた。
結び方一つ変えるだけで形も変わるし、
ゆるんだり、しっかり締めたりできる。
紐を結ぶって、奥深い。
最近、鍋を磨くことと江戸味噌料理にはまっていたけれど
紐を結ぶことにもはまりそうだ。
半幅帯で簡単にお太鼓が作れたら、
自然とライブへ行く予約をしていた。
着物を着て感染予防して、
感染予防に努めて、今、頑張っているライブ会場へ行こう!