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健康サポートプロジェクト (junko sakata)

フィットネスコーチ。 ウォーキングアドバイザーのエストロゲン子(中の人)です。今よりもHappyになる歩き方を貴女に!〝60分〟で一生ものの歩き方が身につくウォーキングレッスン/ウォーキングやランニング、エアロビックダンスなど、有酸素運動指導30年♡ 健康セミナー・体操監修、雑誌コラム連載中。

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2020年10月

2020年10月22日 (木)

■[わたしが見つけた日本製]長野:南木曽町 ねこのように温かい〝なぎそねこ〟

中山道のハイライト的な宿場、妻籠宿~馬籠宿。

中山道が参勤交代などで使われた頃は、馬籠宿の次の宿場の三留野宿まで、3つの宿場が大変栄えました。

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南木曽町は、長野県の南西部に位置する町で、ちょうど馬籠と三留野の間に存在する町です。

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南木曽岳と伊勢山があり、遠くには恵那山も見える山間。

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島崎藤村の〝夜明け前〟の一説に「木曽路はすべて山の中である」とあるとおり、面積の94%は森林で、南木曽町は高樹齢の大木が生い茂っている自然豊かなところです。

伊勢山は、伊勢神宮に奉納したヒノキが生きる山で、南木曽町も古くからヒノキ笠やヒノキを使った生活用品が手作業で作られてきました。
(今回、ヒノキ笠も欲しかったんです。かぶってるだけで日よけ&森林浴になるので、次回南木曽へ行ったときにゲットします)


確か、南木曽へ来るまでの馬籠宿の脇本陣奥谷・林家の見学をしたときに、伊勢山のヒノキが使われていると説明を受けました。
伊勢山のヒノキは、「ヒノキ一本首ひとつ、枝一本腕一本。ヒノキを一本伐採した者は斬首、枝を一本切り落としたものは、腕を切り落とす」という厳しい法律で庶民の伐採を禁制していた貴重なものだったようです。

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貴重なヒノキで造られた林家。
囲炉裏のすすが付いたヒノキの柱を女性が磨き、古くなるにつれて漆が塗られているような黒い美しい光沢を出していく…。
林家は、「売らない・貸さない・壊さない」の3原則を貫き、今でもその状態が綺麗に保存されていて感動しました。

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あちこちに素晴らしいヒノキを使った古きよき伝統工芸品が存在する木曽路。


雪深い寒い山間で、そんな古き良き伝統工芸を作るときに、手元が邪魔にならないように…冷える背中を守れるように…と防寒着として作られたのが〝なぎそねこ〟。

伝統製品が誕生する見えないところで〝なぎそねこ〟は縁の下の力持ちになっていました。

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なんと!着物をあつらえるように、1枚1枚手作業です。

袖の部分は無く、真綿が入った背中の部分は小さいお布団がかぶせられている様で、作業しやすくてポカポカ温かいです。これは、古くから伝わる南木曽町発祥の知恵ですね。

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「ねこ」の名前の由来は、「ねんねこ半纏から」「作業している姿が猫背だから」「猫のように温かい」など諸説ある様です。

私は、和装をするので〝なぎそねこ〟を知った時にすぐに欲しいと思いました。
着物の袖の邪魔にならないし、着物の上に〝なぎそねこ〟を羽織って着物コートを着ると、かなりの防寒になります。しかも着ぶくれしません。

着物用と言わず、普段使いとして毎日羽織っています。

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ご縁があって〝なぎそねこ ヒロ子さんのお店〟でお気に入りの1枚を購入することができました。

これからは、〝なぎそねこ〟catと一緒にポカポカな秋冬を過ごせます。

次は、ヒノキ笠とヒノキの台所用品が欲しいので、ザックも少し余裕を空けて、もっとお土産が入るスペースを確保して南木曽へ行こう!



●ヒロ子さんのお店

〒399-5301長野県木曽郡南木曽町読書3590-1

http://nakashimasyouten.businesscatalyst.com/

●私がみつけた日本製 記事→ https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/madeinjapan/



2020年10月21日 (水)

■【中山道を走る旅・物見遊山】南木曽の熱い夜

旧中山道を走る旅。
今回は、2泊3日を利用し60㎞程度走る。

武並〜第46次大井宿〜第45次中津川宿〜第44次落合宿〜第43次馬籠宿〜第42次妻籠宿〜第41次三留野宿〜第40次野尻宿

2日目は、中津川宿からスタートし、妻籠宿を越え南木曽まで。
美濃から木曽へ…とうとう長野県に入る。



 ―木曽路はすべて山の中である―
(島崎藤村-夜明け前)

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藤村の作品の中の文章にもあるように、コースは山の中だし、宿場は山麓なので、熊出没を意識し薄暗い時間帯や生ごみを出す時間や回収時間を避け、朝は少し遅めにスタートすること。
そして日が暮れる前に旅を終えるという自分ルールを決めている。


中津川宿からスタートし、南木曽までは約20㎞強。
コースは、馬籠宿や妻籠宿を通り、石畳が続く山道や江戸時代さながらの宿場風景が楽しめる中山道のハイライトともいわれる中山道屈指の人気コースである。

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この日は雨。
レインコートを着て、熊に襲われたお友達のアドバイスを聞いて、頭が守れるようにヘルメットをかぶり、熊スプレーを下げ…。
行く姿はとても怪しい。

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昔こそ熊事故があったが、今は海外の方がたくさん来て山歩きをするので、クマの出没はあまり聞かなくなった…だけど、コロナで海外の人もいないので、クマの行動範囲は増えているかもしれないから…と、
『1人旅なら〝正解〟』と怪しい姿を地元の人に褒められる。


平日で雨ということもあり、宿場には人がいても、山道は全くと言っていいくらい人がいない。
そんな山道を、ホイッスルや熊鈴、オリジナルの音を出すやつをこまめに鳴らしながら前に進むのだ。
(雨や川の近くは、音が聞こえにくいので音を大きめに出す。見通しの悪いカーブの手前では必ず必ず音を出す。)


あまり良くない表現かもしれないけれど、前に進んでいくうちに、手塚治虫の漫画ブッダに出てくるアッサジの様に(アッサジは飢えた獣に身を投げ与えて死んでいった)クマに遭遇したら受け入れようという気持ちになるのは不思議であるが、生きたいという意志の表れで安全対策する自分も不思議で、道中の間に何回も気持ちがコロコロ変わっていくのに『人の気持ちは陰と陽だ。』と人生を重ねる。


※道中のレポはまたの機会に別にまとめることにする。


緊張感たっぷりの中、南木曽駅に着いたときはホッとして、そして今回の旅の1番の目的であるTさんご夫婦に再会した瞬間は大興奮。
それもまた陰(安堵)と陽(興奮)だ。

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今回の宿泊する宿は、うちのスタジオのオンラインレッスンを受講してくださる南木曽在住のお客様Tさん一押しでご紹介していただいた〝MOUNTAinn Nagiso〟(長野県南木曽町3465-1)

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中津川宿で泊まった天満屋さんと同じで、スタッフや地元の人が力を合わせて古民家をリノベーションしたゲストハウス。
なんとTさんご夫婦もお手伝いした様だ。

ここ私が塗ったの…という壁を見せていただいた。

木でできたあたたかな造り。
ため息が出るくらい素敵なゲストハウス。

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テラスからは、伊勢山が見える。
伊勢山は伊勢神宮にヒノキを提供した山だ。

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木曽川も見える。

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コロナ過で、今回この素敵なゲストハウスに宿泊するのは私1人。これは勿体なすぎる!

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部屋の窓からも伊勢山と木曽川が見える。
本来であればここは4人まで宿泊できるスペース。(今だけ1人一泊4000円)


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ゲストハウスはシャワーのみの設備なので、Tさんご夫婦が冷え切った体を温めようねと大江戸温泉に連れて行ってくれ、心も身体も温めた。
これは、とてもありがたかった。


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そして、欲しかった〝なぎそねこ〟ヒロ子さんのお店に連れて行っていただく。
※なぎそねこは、ほんまにいい手作り製品なので、私が見つけた日本製として別で記事を書かせていただきました。→☆☆☆

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閉店時間なのにも関わらずシャッターを開けてもらう、Tさんの力(笑)

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0次会始まる。
〝MOUNTAinn Nagiso〟さんが準備してくれたウェルカムドリンク八ヶ岳ビール。
1番最初に飲むビールなんだそう。

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1次会。〝ふくすけ〟さん。おっとり美人のママが美味しい料理を作ってくれる。

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二次会。大間見屋さん。
江坂に居たというダンナさんと50年お店を切り盛りしているお父さん?がニコニコしていたのが癒された。

大間見屋さんでは〝MOUNTAinn Nagiso〟のスタッフの皆さんや、なぎそねこのヒロ子さんも参加…

どんどん人が増えていくが、みなさんソーシャルディスタンスやコロナ対策を意識して、楽しい時間を過ごした。早く、もっともっと密になりたい。

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なぜか?飯田の一二三やまん十がおつまみ。

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〝MOUNTAinn Nagiso〟に戻り、店番していたスタッフさんと〝ふくすけ〟のママも加わり…三次会。
とても楽しい夜になる。
私は、先月クマに遭遇したスタッフさんの話にくぎ付け。

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ここからは、記憶があまりなく…
気が付くと部屋で寝ていた。
緊張感から解放され、とても楽しく呑ませていただき幸せな時間だった。

懐かしい再会や地元の方たちとの出会いは宝である。
コロナが落ち着いたら、南木曽や中山道の人気コースに行きたいというお客様、もしくはお友達をまたここへ連れて来たい!
〝MOUNTAinn Nagiso〟や姉妹店で中山道ウォークと古民家レッスンのイベントを企画しよう。→こんなん、体験してみたいですか?

これからのワクワク感を胸に、南木曽の熱い夜は終わっていくのであった…。
Tさんご夫婦に大変お世話になりました。ありがとうございました。
南木曽の皆さん、ありがとうございました。


MOUNTAinn Nagiso
結い庵
柏屋


【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今年は熊が、ブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで活動範囲が広がっています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

私も、春・秋の期間は行程の計画を考え直します。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

▼全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。
新潟県では、10月12日「クマ出没特別警報」を初めて出しました。県民に厳重な警戒を呼びかけています。

▼岐阜県に生息するツキノワグマについて→ https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4964.html
▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html

Tukinowaguma


 

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html

2020年10月18日 (日)

■【中山道を走る旅・物見遊山】中津川 木賃宿とディープな夜

旧中山道を走る旅。
今回は、2泊3日を利用し60㎞程度走る。

武並〜第46次大井宿〜第45次中津川宿〜第44次落合宿〜第43次馬籠宿〜第42次妻籠宿〜第41次三留野宿〜第40次野尻宿

1日目は、武並から十三峠を越えて中津川宿まで。
宿泊は中津川。



私が旅に醍醐味を感じる1つは、地元の人との交流である。


これは、大勢ではなかなか味わうことができない。
1人だからこそなのである。


そんな旅人が集まる中津川の場。

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中津川で一番古い古民家をリノベーションしたゲストハウス天満屋さん。
色々調べてみると…

自分たちの手で地域を起こそうと作った宿。

素敵だな…と思い、中津川へ行ったら天満屋さんに宿泊しようと決めていた。



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宿泊する場はいろいろあるが、中山道を意識していうならば、旅籠(はたご)は一泊二食付き。

天満屋さんは木賃宿(きちんやど)である。

木賃宿とは、自炊する旅人専用の宿で、調理の薪代(今でいう燃料費)だけを払う仕組みの宿。
時代とともに減り、今はあまり見かけなくなったが、旅好きな自分はどこへ行ってもサウナか木賃宿のような場に宿泊することが多い。
個人的に特に木賃宿は大好きである。

(ちなみに天満屋さんはサイトなどを経由せずに直接予約をして3500円だった)

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それは、自分のような旅人が集まって、あまり干渉しない程よい距離感で他愛のない話をしたり、自分の背景を語ったり…
同じような人がいないので世界観がワーッと広がるのである。

今回は私1人だけの宿泊と聞いていたが、昨日突然予約が入ってきたようで2人となった。
バイクで旅をする女性だ。

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今は、コロナ対策で1組だけしか受け付けて無いそうで…

女性の棟にわたしだけ。

男性の棟に、バイクで旅してる女性だけ。

こんな素敵なお宿に、2人だけって…贅沢だけれど、これでいいのか?と思ってしまった。
コロナ過で色々大変だが、また中津川に来たら必ず天満屋さんにリピートしよう!

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共有スペースで買ってきた五平餅を食べながら、旅人の情報交換が始まる。

お互いに世界が違いすぎて驚き合うけれど、知らなかったことを知れて、
それぞれ、自分の状況にずらしながら、やってみたいことや、行ってみたいことが増えるね!と盛り上がる。

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夜は天満屋さんのオーナーオススメの居酒屋『二合半』で、カウンターにいたこの先の旅路に住む人とお話しさせていただき、地域の情報を知る。

今年は山から降りてくる熊が多くて、もうすでに30頭捕獲されてるから気をつけてと。
お酒の席だが、本当に気が引き締まった。

後から知るのだが、南木曽でお世話になった方々が声をそろえて『二合半へ行ったのか!やるなぁ!』と。

二合半は地元の人たちが知る名店なのであった。

どおりでお酒もマスターが作ったお料理も、マスターの奥さんの話も面白いはずだ。

たくさん食べたのに写真を撮り忘れる…。

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1年前に英語表記のメニューを作ったのに、1回しか活躍してないとお店の奥さんが笑っていた。
ほんまに、コロナがどこかへ行ってほしい。

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一人ぼっちの旅だからこそ人恋しくて、旅先での出会いがほんま楽しいしありがたく感じる。
そして、一人旅で出会う人が自分の宝になっていく…のは今までもこれからも間違いない。

中津川のみなさん、ありがとう。

【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今年は熊が、ブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで活動範囲が広がっています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

私も、春・秋の期間は行程の計画を考え直します。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

▼全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。
新潟県では、10月12日「クマ出没特別警報」を初めて出しました。県民に厳重な警戒を呼びかけています。

▼岐阜県に生息するツキノワグマについて→ https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4964.html
▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html

Tukinowaguma


 

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html

■【中山道を走る旅・物見遊山】中津川・ミニ中山道

旧中山道を走る旅。
今回は、2泊3日を利用し60㎞程度走る。

武並〜第46次大井宿〜第45次中津川宿〜第44次落合宿〜第43次馬籠宿〜第42次妻籠宿〜第41次三留野宿〜第40次野尻宿

1日目は、武並から十三峠を越えて中津川宿まで。
宿泊は中津川。



中山道で西から東へ中津川宿へ入るとき、中津川橋を渡ったあとにルートを外れて200m少し北へ行った先に本町公園がある。




そこには900mほどの小さな遊歩道があり、順に中山道六十九次の宿場名が刻まれた石が置かれていて、京都三条大橋(スタート)からお江戸日本橋(ゴール)まで中山道を走破した気分を味わえるミニ中山道がある。

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なんと、ここは…中津川駅から分岐していた旧本州製紙中津川工場専用線の廃線敷を利用した遊歩道なのだとか。

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公園の中央には、中津川機関区に所属し引退した蒸気機関車D51 266号機が眠っていた。人間が作った機械のうちで、最も生き物に近いと言われているデゴイチ。

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中山道と、廃線敷が交差する…何とも言えない味わい深い場所。

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中山道から廃線敷を見下ろしてみる…。少し前の方たちも、ここから電車が走る様子を見下ろしていたのかな…なんて想像。


遊歩道の脇の池には、バイカモも栽培していて、醒ヶ井宿で見た鮮やかな緑と可憐な白い花を思い出させる。

これまで走ってきた道のりでの記憶が1つ1つ蘇る。



ただルートをなぞるだけなら距離も伸びるしもっと早く先へ行けるだろうが、自分の場合、ただ走破した!楽しかった!という記憶だけで、あまり何も残らないのだ…。

自分で調べたり、その道の方々に聞いたりして、少しずつ地域の人やモノに触れながら自分の宝とし心と体を動かしながらゆっくり行きたいと、
まだまだ先の長い旅への思いをミニ中山道を走りながら感じた。

遊歩道を行って帰って…で、中山道の旅は2㎞程度増えたが、ミニ中山道での時間はとても大切だった。

【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今年は熊が、ブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで活動範囲が広がっています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

私も、春・秋の期間は行程の計画を考え直します。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

▼全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。
新潟県では、10月12日「クマ出没特別警報」を初めて出しました。県民に厳重な警戒を呼びかけています。

▼岐阜県に生息するツキノワグマについて→ https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4964.html
▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html

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【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html

■【中山道を走る旅・物見遊山】中津川・栗きんとん巡り #ランニング

旧中山道を走る旅。
今回は、2泊3日を利用し60㎞程度走る。

武並〜第46次大井宿〜第45次中津川宿〜第44次落合宿〜第43次馬籠宿〜第42次妻籠宿〜第41次三留野宿〜第40次野尻宿

1日目は、武並から十三峠を越えて中津川宿まで。
本記事は中津川での栗きんとん巡りを記録する。



恵那から中津川の旧中山道を歩くと、寂しい道にひときわにぎわうお店がポツンポツンとある。

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店前には、名古屋ナンバーの車も停まり、入り口から外にかけて長蛇の列。
中津川に入ってくると、和菓子店のショッピングバックをいくつも下げた人が楽しそうに歩く…

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今年も栗きんとんの季節がやってきた。


中津川は和菓子屋さんが多いのだが、9月から栗の季節になると一斉に栗きんとんを作り始めるので、栗きんとん巡りができるというわけだ。

中津川は栗きんとん発祥の地。
(写真は駅前にある石碑)

中津川周辺の人々は、秋になると山栗収穫し、栗をゆでたり焼いたりして食べたりしていた。

やがて砂糖が一般の家庭でも使えるようになると、蒸した栗をすり鉢でつぶし、砂糖を混ぜて餅やごはんなどにかけて食べたよう。
それを、茶巾で絞ったものが栗きんとんの始まり。

お店によって、栗のすりつぶし加減や砂糖の量などによって味や食感が微妙に違うのだ。→中津川出身の方に教えていただいた。

旧中山道を走る旅も、ちょうど栗きんとんが旬な季節に中津川を通過するので、栗きんとん巡りをしようと決めた。
(本来の予定は、栗きんとん巡りと、レンタサイクルを借りて苗木城へ登るつもりだったが、苗木城までの橋のところに熊出没情報があり、城めぐりは次までの持ち越し課題となった。)

駅前のにぎわい館には、名店の栗きんとんが詰まった〝栗きんとん巡り〟という箱モノが販売されているが、人気であり、私が行ったころには〝本日完売〟だった。

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バラでも売ってくれるので、色々買ってみる。新杵堂、七福、美濃屋、新玄堂、しん…。1つ248円ほど。

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そして、直接お店で栗きんとんの二大巨匠と言われる、『すや』と『川上屋』の行列に参加…。

どれも、とっても美味しいが、私の好みは栗の食感が残る『七福』の栗きんとん。それから新杵堂のも栗の風味が強くて好きだ。

ほかにも栗きんとんソフトクリームを食べたが、写真を撮る前に口をつけてしまうぐらいお腹が空いていたので写真はなし。これは400円。

食べそびれたが、地元の方の情報によれば、栗きんとんよりも栗小餅が絶品だとか。

秋の季節、栗きんとん巡りをしながら中津川の地歌舞伎や苗木城に触れるのもよいなーと思ったので、またの機会にぜひに来ようと思う。

中津川は将来リニア新幹線が地下に通り、まだまだ変わって賑わっていくんだろうなぁ…という希望と、このままの中津川でいて…という思いを混沌とさせながら、中津川を栗きんとんを楽しんだ。

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【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今年は熊が、ブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで活動範囲が広がっています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

私も、春・秋の期間は行程の計画を考え直します。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

▼全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。
新潟県では、10月12日「クマ出没特別警報」を初めて出しました。県民に厳重な警戒を呼びかけています。

▼岐阜県に生息するツキノワグマについて→ https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4964.html
▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html

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【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html

2020年10月16日 (金)

■着付け練習

[着付け練習]

年始に富山へ行った時、ハットリ君電車に興奮して、車内にベレー帽を忘れてきてガックリ。

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ベレーの季節maplesnowなので、秋冬用を買ってもらうことにhappy01

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ショップのお姉さんに和と洋を組み合わせ、
アメリカンモダンに着こなしを楽しむコツを教えていただきました。

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カーディガンと組み合わせたりスニーカーと組み合わせたり…
ほんま、目からウロコでした。


先日放送のNHK『せかほし』…
シーラ・クリフさんが出ていました。

海外で着物が見直されている…もっと自由に着物を楽しんだらいいんだ…と思いました。
日本人よりも日本の素敵さに気付いている素敵な方です。


いっぱい試着しました。

何回も着付けしました。

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着物警察に違うで!言われそうですが、オシャレを楽しみます。


2020年10月15日 (木)

■こんなところにも!

読者の皆さんは、御存じの方も多いですが、
わたしは福井県出身です。

山も海も近いですが、比較的山に近い場所に住んでいましたので、
登下校は熊出没情報が出れば集団下校になりました。
熊は、いるものだと思っていますが…

最近、え!こんなところに?うそでしょ…というような場所。
市内に出没しているので、けっこうビビっています。

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クマ情報にフォーカスしてしまって、いていろんな情報が集まりすぎてしんどいので、
先日、一旦ズームアウトしようと言っていた熊のこと。(その時のBLOG記事

やはり…ズームアウトできずにいます。

だって…今朝。
↓↓↓




永平寺か、丸岡の鳴鹿あたりから九頭竜川を辿って降りてきたんでしょうか。
すごいマチナカです。
東尋坊愛のマラニック・ウルトラマラソンでもコースになっていた近くです。


熊は山の中にいる…という常識はもうなくなってしまって、
今では街に現れるようになってしまったんですね。

子供の頃は、すすきの頃に丸腰で山の中で遊んでいましたが、
きっと、山に食べ物が沢山あったから、見逃していてくれたんでしょうか。

普段は木の実を食べている熊が、エサが無いので
シカを食べていることがわかり肉食化していることも心配されています。→中日新聞記事2020年月17日 09時44分更新

熊も傷つかず、人も傷つかず、
お互いが共存できるように平穏無事に過ごしたいものです。

【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

中山道のこれまでは、熊には出会いませんでしたが、カモシカ、イノシシ、野犬(飼い犬かもですが…山に逃げていきました)、キジ、蛇やムカデなど。
沢山の動物に遭遇しました。

熊については、今年はブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで活動範囲が広がっています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

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▼今年は全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。
新潟県では、10月12日「クマ出没特別警報」を初めて出しました。県民に厳重な警戒を呼びかけています。

▼クマ遭遇に備えて…猟の方にお聞きしました。BLOG記事→ https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/2020/10/post-f25f.html

▼岐阜県に生息するツキノワグマについて→ https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4964.html

▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html

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2020年10月13日 (火)

■[私が見つけた日本製]:岐阜 中津川・庶民による庶民のための地歌舞伎

■地の人が伝え続ける伝統芸能:地歌舞伎

中津川宿の方々と連絡をやり取りしているうちに、教えていただいた中津川の伝統。
市が私が宿泊する宿場を使って撮影をしていたので、その存在を知りました。

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岐阜の中津川には、300年続く〝地歌舞伎〟という伝統文化があるそうです。

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歌舞伎といえば、日本の伝統芸能の一つであり、ユネスコの無形文化遺産に登録されているのは有名です。

歌舞伎の起源は今から400年以上前、出雲の阿国という女性が始めた奇抜で斬新な〝かぶき踊り〟をしたことからで、300年前の江戸元禄期には現在の形ができました。

江戸や上方で盛んだった歌舞伎が、地方でも上演されるようになりどんどん全国各地に広がっていき、プロの役者に憧れた地方の人々は、芝居を見るだけでは飽き足らず、自ら演じて楽しむようになったのが〝地歌舞伎〟の始まりと言われます。


地歌舞伎は、農民たちが、自ら芝居小屋を建て歌舞伎を演じていたそうで…
昔から人は集って〝エンターテイメント〟な活動や時間が好きだったんだなぁ…と思います。


中津川に、今でも〝地歌舞伎〟が残るのは、中山道やその他の街道が交差する場であり、人・物・文化が流れ易かったこととなど、さまざまな説がありますが、地の人たちが歌舞伎が好きだったことや、好きなことに熱意があったからこそでは。


〝好きこそものの上手なれ〟と言いますもの。


地の人が次の世代につないできた伝統文化は、300年と言わず、この先も続いていくと良いなと思います。

今回は街道を行くことがメインで、地歌舞伎に触れることはできませんでしたが
(話によれば芝居小屋まで片道30㎞位離れていて下呂方面へ行くとのことで…)
いつか地歌舞伎が観れたら良いな…と思います。


今回の日本製から教えていただいたこと。
〝好きこそものの上手なれ〟
江戸の歌舞伎を、自分たちの地のものとして親しみ続けてきた地歌舞伎。

私も自分なりのやり方で、身体を動かすことをずっと継続していきたいです。


■コロナ禍に思うエンターテイメントについて


コロナ禍でエンターテイメントな活動や業界が厳しいと言われますが、私たち人間は、集まってみな同じ空間で楽しむ娯楽を300年、いやいやもっと昔から親しんできました。


そんな日本人のDNAが、私たちの身体に組み込まれているので、今後、集まりや対面は無くなる…ディスプレイを見ながら個々で…
というように、
ガラッと変わってしまう事はないと感じます。→根拠ないですけど…

演者から漂うエネルギーや、おひねりや歓声が飛んでくる雰囲気は、リアルならでは。
私たちは、そんな見えない〝リアルな気〟が大好きなんだと思います。


好きなことを続けるためには、なんとか工夫して乗り越えていきそう。


先日、うちのスタジオにお越しくださるお客様が人数制限や歓声を上げないことが徹底された中で行われたアーティストのコンサートへ行ってきたという話をキラキラしながら話していました。
うっとりしてとても幸せそうにお話しするのを聴いていて、
対面はいいなー
コンサートが終わって数日経過してもまだキラキラしているくらい、
エンターテイメントって心をこんなに動かされるんだなー
と改めて感じました。


わたしも感染予防して、エンターテイメントな世界に触れたい!自分の職業も〝リアルな気〟を大切にしたい!そんな課題ができました。

中津川の皆さん、素敵な日本を教えてくださってありがとうございます。




●私がみつけた日本製 記事→ https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/madeinjapan/

■2020年・クマ出没特別警報

環境省による全国のツキノワグマとヒグマの有害捕獲数は、
17年は3952頭。

18年は3586頭。
19年は過去最高の6285頭。


今年は8月時点で既に3207頭に上り、
まだまだ増加傾向が続いているとか。


夏の段階で、日本ツキノワグマ研究所の米田一彦氏が
「今年は、2歳になるクマが多い。人を恐れない世間知らずの子熊が、人里に現れ走り回る“2歳児問題”が起きやすくなるだろう」と推測されていました。

17年は餌となる木の実が暖冬のため豊作で繁殖が進み、
18年生まれのクマの数が増えていたという。


2020年の今年は、ちょうど世間知らずの2歳児のクマが出没し、
秋はこれから冬眠のためのエサを探し回る活動が盛んになる季節。

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(米田さんの本は何回も読み返しています)




中山道もほぼ山に入っているし、
今年は、コナラ・ミズナラなどのどんぐりが凶作で、
クマの出没や活動範囲が広がっている…ということが気になって
クマについて調べていたところ、


先日、身近なお友達がクマ事故にあい、一気に身が引き締まりました。→その日のBLOG


そして、
とうとう熊スプレーを買うことに。

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これ、ほんま高いんですcoldsweats01


最強唐辛子スプレーで、クマを傷つけることなく追い払うことができるもの。


本物のクマを目の前にしたら、
落ち着いてスプレーのセイフティークリップを抜くことができるのか疑問ですが、
丸腰よりは安心。

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色々、小細工しました。
ステンレスのマグカップと棒を紐で結んで首から下げて〝カンカン〟鳴らすやつ。

お友達が、帽子があって助かった!と言っていたので
山間や山麓はヘルメットをかぶることにしました。


アイヌのヒグマ猟の方の本に、
クマは蛇が嫌いと書いてあったので、Amazonで蛇のおもちゃを探していると
家族に〝スプレーもかけなあかんし、蛇を投げつける余裕無いで〟と言われたので、
それはあきらめました。

が、前回よりは準備が整いました。


そして、猟をやっている友人にアドバイスをいただきました。
クマセミナー行ったときに習ったとか。

【クマが多いときの山歩きのアドバイス】

●早朝・夕方・夜間×→行動が盛んな時間帯
●ペットボトルなどの音が出るものを鳴らす。雨や川の近くは音が通りにくい。
●食べ物持っていくな→…匂いで寄ってくるから、食べ物持たないといけないくらい、長い距離を行くなということ。
●甘いもの持参するな→…クマは甘い匂いが好きで、飴とかハチミツとかNG
●背中を見せて走って逃げるな→背中を見せると追っかけてくるそうで、50~60㎞の時速で走れるので、逃げ切れない。
●とにかくじっと観察。
●子連れの場合、子熊を観ない。→…親が近くにいる可能性あり

あと、山のどんぐりが凶作の時は、山麓や里の田畑の農作物を狙う。
なので、山間抜けた…と思っても油断禁物。


熊のこと何にもわからないんで、アドバイスはありがたいです。

クマ事故に遭遇したお友達も、
わたしに注意喚起をしてくれて本当にありがたいです。
2020年秋は、特に気をつけましょう。

2020年10月12日 (月)

■走る旅:中山道〔30〕第47次 大湫宿~武並 #ランニング

リアルタイムのログではありません。数日前のログになります。

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〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えていました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っています。


京都三条大橋から、お江戸日本橋まで
東海道&中山道69次。
江戸時代の人は、江戸から京都までの135里34町余(約540km)㎞を歩いていたそうです。

出張や用事に合わせるので
宿場の順番通りにはいきませんが、西から東へ。
物見遊山しながら…自分の脚で走って一本の道をつなげてみようと、旅をしています。

東海道が太平洋の海岸沿いを通るので「海道」
対して中山道は、東の山中を通過するので「中山道」
東海道とともに日本の二大幹線道で、中山道は近世以前から「東山道」と呼ばれ西国と東国を結ぶ主要道でした。

▼中山道:
江戸・日本橋~東海道・草津宿の67継立(67次)
草津宿と大津宿を含めて69次という場合もあるので、このログ上では、
69次135里24丁8間(約540km)で表記します。


コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをして
名鉄広見線 御嵩駅~御嵩宿~細久手宿~大湫宿~中央線 武並駅まで
26㎞走ってきました。

峠が多く、アップダウンもあり、とてもハードなコースでした。

大湫宿~深萱立場までを記録します。
(1つ前の記事:細久手宿~大湫宿の記事は
こちら→☆☆☆

■大湫宿~深萱立場~武並駅(6㎞)

大湫宿を後にして東へ…恵那を目指します。

しかし、風の具合や匂い、雲の流れを見ると
今にも雨が降りそう。

頭の中で行動予定をパチパチ組み立てなおしながら前に進みます。

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御嵩を離れるときに、

〝中山道はここより大井宿まで30㎞幹線道・鉄道を外れて山間を行きます。
途中食堂や商店・宿泊所などありません。
十分な準備下調べで前にお進みください〟

という看板がありましたが、

大井宿を超えるまでは、中山道から幹線道や・鉄道まではかなり離れているし
道なき山の中を下らないといけないので、
エスケープできるところをあらかじめチェックしておくことは必須です。

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これより十三峠。

十三峠におまけが七つ…坂は33…
と言われるくらい、いくつのも坂が連発します。

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中津川の宿場へ問い合わせたとき、
〝今年は熊の出没が多いのでお気をつけてお越しください〟とのことで、
緊張が走ります。

色々看板や見どころがあったのでしょうが、
先を急いで写真少な目。

山ノ神坂…八丁坂…曽根松坂…樫の木坂…吾郎坂…権現坂…観音坂…新道坂…茶屋坂…みちじろ坂…西坂…
十三峠なので、まだまだ坂が続きます。
おまけもあるとのことで。

坂道でお腹いっぱいになりそう(笑)

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あちこちに注意喚起。

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●十三峠の三十三観音

ここでは本気で安全のお祈りしました。

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●阿波谷の茶屋跡

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また…

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ゴルフ場の隣が中山道。
熊の棲家にゴルフ場を作っちゃったんでしょうか。
標高600mくらいの山の向こうは木曽川。
山を挟んで北が木曽川。
南がゴルフ場になります。


中山道を先のゆく大先輩が
〝ゴルフボールに気を付けて〟とおっしゃるだけあって、

ゴルフカートが通るような道になっています。

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ここは中山道とカート道の分岐ですね。↓

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●十三峠の巡礼水

巡礼の旅人がここで病気になったけれど、
念仏によって水が湧き出て命が助かったと言われる清水。

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巡礼水を越えたあたりで、東から細久手に行くという方とお会いし、
情報を共有しあいまいした。
東の方は、この先、熊や猿には会わなかったけれど人がいないよと。
私は、犬訓練所の手前で野犬に出合ったこと。

人の気配が無いので、お互いに人恋しいのか、
結構話し込みました。

気を付けて道中楽しみましょうとお別れ。
昔の旅人も、きっとこんな感じで会話していたんでしょうね。

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あ!気が付けばゴルフボール。
気が付くと周囲はゴルフボールがゴロゴロ。
ボールにも気を付けよう。

●権現山一里塚

針葉樹林の手前に左右に残る一里塚。
江戸時代は塚の上に松が植えられていたそうです。

山の中の写真はあまりありませんが、この先石畳が続きます。
苔むしているので
滑らないように…慎重に行きます。

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西から東へ
左の塚。

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西から東へ
右の塚。

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●炭焼立場

吾郎坂を越えると、ほんまにほんまに少しだけ民家。
誰もいませんが…。

炭焼立場の立場は、馬のつなぎ場を備えた休憩所だったようです。
昔は湧水が利用されていて旅人や馬が憩っていた場だそう。

炭焼立場を越えルートを外れると権現山に登ってける参道がありますが、スルーです。
権現山城という山城があったそうで、山城跡に興味がある私は残念無念。
熊出没の心配が居なかったら行くんだけどなぁ。

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●大久後観音像

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大久後の集落です。
観音様がお守りしているんでしょうね。

田畑が見えますね。

今年は木の実が凶作で、山裾の田畑にも獣が出てますので、
山裾注意です。

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●観音坂の馬頭観音

かわいいです。
赤い帽子をかぶっています。
馬のアタマは見えませんでしたが、大切に帽子をかぶせたんでしょうか。
お地蔵さまにしか見えないです。

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●市境の中山道碑

瑞浪市と恵那市の境界線ですよ。
恵那市に入りました。

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●ばばが茶屋跡

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●もみじろ峠

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あと7㎞くらいで大井宿ですが、山の7㎞は平地と比べ物にならないですし、
雨もぽつぽつ来そうで、深萱立場(ふかがやたてば)にて
中山道を外れ、県道を武並駅に向かって走りました。

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下っていくのかと思ったら、結構上った記憶が。

途中、雨が降ってきて、
駅に着いた頃にはザーザー降りに変わり、

セーフといった感じでした。

風や匂いや雲の流れに素直に従ってよかった。

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帰宅したら、南木曽にいらっしゃるお客様からパンフレットが届いていました。

ありがたいです。
もうすぐ、会えるかな。

南木曽で地域おこしに頑張っている皆さんを応援してきます。
そして、その先の行程は季節などのタイミングを練り直したいと思います。

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熊や獣の餌付けについても、もう一度勉強しなおしています。

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熊については、
学べば学ぶほど、
里の近くで
人とともに(身を潜めて)暮らしてきたことがわかりました。

自分が思ったのは、
もっと謙虚な気持ちで山に入らせていただこう…ということ。
獣たちの棲家に入らせていただいているということを
常に忘れずに。

なので、ナウシカの〝こわくないよ〟ってセリフのように

熊!出てくるなよ!…ではなく
すみません、ちょっと通らせていただきます。何もしません…こんな感じ。


今回出合ってしまった野犬も、元をたどれば飼い犬だったかもしれない
(お母さんか、お父さん、もしくはおじいちゃんか、おばあちゃん、ひょっとしたら鉢合わせたワンちゃんが飼い犬だったかも)
人の都合で、飼って手放して…野犬になっていく。


人間本位でなく、
山に入ったら動物たちの気持ちにほんの少し寄ってみると、
彼らの行動が少しわかるような気がするんじゃないかと今回の旅で思いました。
(まだまだわからないけど)

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最後、お寺や神社が無かったので、旅のお礼を伝えられませんでしたが、
沢山の馬頭観音様やお地蔵さまに見守られた旅でした。

とにもかくにも、
今回の旅も、無事で。
ありがとうございました。

【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今回のコースでは熊には出会いませんでしたが、カモシカ、イノシシ、野犬(飼い犬かもですが…山に逃げていきました)、キジ、蛇やムカデなど。
沢山の動物に遭遇しました。

熊については、今年はブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで活動範囲が広がっています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

私も、春・秋の期間は行程の計画を考え直します。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

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▼今年は全国各地でクマ出没情報と事故が多発しています。
新潟県では、10月12日「クマ出没特別警報」を初めて出しました。県民に厳重な警戒を呼びかけています。

▼岐阜県に生息するツキノワグマについて→ https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4964.html
▼熊出没情報BLOGリンク→ http://sukeroku.blog55.fc2.com/archives.html

Tukinowaguma


 

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html