■[コラム:トレーニング効果を出すために]トレーニングの3つの原理と5つの原則
運動効果を出すには、3つの原理と5つの原則を意識し実践しながらトレーニングする必要があります。
トレーニングをしているのに、今一つ効果が出ない。
故障ばかりしている。
これから運動を始めたい!始めたばかりだ…。
そんな方は、ぜひご一読いただきトレーニングの3原理5原則を参考にしてみてくださいね。
きっと、運動を通して目標を達成し、効果が出ることでしょう。
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日常生活以上の負荷を身体に与えなければ、トレーニングの効果は現れません。
これを〝過負荷の原理(オーバーロード)〟といいます。
また、同じ負荷でトレーニングをしていても、身体が刺激になれてしまうために効果が現れにくくなります。
トレーニング効果を出すためには、常に負荷を高めていくことが必要です。
効果を出すためには、どんなに優れたトレーニングでも数回やっただけで効果は現れません。反復して継続することで、はじめて効果が現れるのです。これを「反復性の原則」といいます。負荷を高めながらトレーニングを継続していくことで、効果が高まっていくのです。
トレーニングで高めたや筋量も、トレーニングを止めてしまえば元のレベルに戻ってしまいます。これを〝可逆性の原理〟といいます。
や体型を維持するためには、トレーニングを継続する必要があります。
トレーニング効果を出すためには、目的に合ったやり方を行う必要があります。
例えば、筋力を高めたいのに筋持久力を高めるトレーニングを方していては、求める成果は現れません。
トレーニングを同じ負荷で続けるのではなく、徐々に負荷を上げていく必要があります。これを〝漸進性(ぜんしんせい)の原則〟といいます。
大切なのは、急激に負荷を上げるのではなく、徐々に…というのがポイントです。
急激に負荷を上げることで、筋肉や関節を痛めトレーニングができなくなり、効果が減少してしまう事につながります。徐々に負荷を増やしていくことが大切です。
偏った部位や偏ったことばかり行うトレーニングは、身体のアンバランスや故障の原因につながる場合があります。
右も使ったら左も使う。前ばかりではなく後ろも鍛える。
下半身だけでなく上半身や体幹の筋力も必要ですし、筋力だけでなく、柔軟性も必要です。
心肺機能ばかり鍛えていても筋力や柔軟性がなければ、故障に繋がる場合があります。
様々なトレーニングを行い、身体能力を伸ばすようにすることが重要です。
今、どこを何のために鍛えているのか?目的や意味を理解すると、トレーニング効果が高まります。
ぼんやりトレーニングしていても効果は得られません。
身体には個人差があり、性別・年齢・身体組成・、経験など、個人個人違います。
目的もトレーニング内容も1人1人違います。
自分に合ったトレーニングや負荷を決め実践することで、効率よく効果を得ることができます。
トレーニング効果は一朝一夕であらわれるなんてことはありません。
反復し、継続してこそはじめて効果があらわれるのです。
継続は力なり!小さなことからコツコツと積み重ねていく(漸進して負荷を上げながら)ことが大切です。
実は、この原理原則は、運動だけではなく人生において目標を達成したい時にも当てはめることができます。
私は今「着物を自分で綺麗に着れるようになりたい」のですが、日常生活の中で着物を着てみるという負荷を与え、日々継続しています。
きっかけは、けっこういいお年頃になったのに、自分で着物を着ることができなかったので、自分で着れるようになりたい(目標)と思ったことでした。
自分が持っている範囲の和装小物や着物で…
自分の体型に合った着付けを…
半幅帯から名古屋帯、袋帯へと…普段着からフォーマルへと…少しずつステップアップ。
トレーニングの3つの原理と5つの原則を意識しながら「今までできなかったこと」を「できる」に変えていきます。
歳を重ねると、どんどん今までできていたことが1つ1つできなくなっていくものですが、新しいことができるようになると本当に嬉しいですね。
ぜひ、トレーニング効果を出したいときだけではなく、何か目標を達成したいときにも3つの原理と5つの原則を意識してみてくださいませ。