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フィットネスコーチ。 ウォーキングアドバイザーのエストロゲン子(中の人)です。今よりもHappyになる歩き方を貴女に!〝60分〟で一生ものの歩き方が身につくウォーキングレッスン/ウォーキングやランニング、エアロビックダンスなど、有酸素運動指導30年♡ 健康セミナー・体操監修、雑誌コラム連載中。

エストロゲン子の美活ウォーキング

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2021年10月

2021年10月26日 (火)

■走る旅:中山道〔74〕第9次 深谷宿

※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。

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人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世を
あちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。

コロナの様子を見ながら、感染予防して〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。
今回は、念のために陰性証明も持参しました。


7月末に旅を進めた後、大阪は8月に緊急事態宣言が出ましたので、
解除後、再び2ヵ月ぶりで中山道を走らさせていただきました。
stop&goの繰り返しですが、おかげで…少しずつ旅を振り返ることや、次の旅の予習をすることができ、良き時間となっております。

●第22次 岩村田~第18次 軽井沢宿
●第17次 坂本宿~第13次 高崎宿
●第13次 高崎宿~籠原駅
●籠原駅~第8次熊谷宿を経て第7次鴻巣宿
までの、寄り道を含めたおおよそ147㎞の旅。

記事は、旅のレポートの一部です。


■この日のルート:

第13次 高崎宿~第12次 倉賀野宿~第11次 新町宿~第10次 本庄宿~中瀬屋~第9次 深谷宿~籠原駅(42㎞)

第9次 深谷宿

本庄宿からのつづきです。
本庄宿から深谷宿までは11㎞。

Photo

江戸の頃は、秩父の分岐点と利根川水運で商業が盛んな宿場町で、
旅籠が中山道69次の中で最も多く、その大半が飯盛旅籠だったそう。

栄泉の描いた「深谷」の浮世絵は飯盛女の皆さんが夜に歩く風景を描かれています。


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深谷と言えば、深谷ねぎ。
そして、深谷ねぎの他に有名な「日本経済、資本主義の父・渋沢栄一」の出身地。
町は「青天を衝け」ブームなのか?
ポスターやイラストなど、あちこちに渋沢栄一さんの顔がありました。

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マンホールはふっかちゃん

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深谷宿に入ったら、楽しみにしていた〝中瀬製菓店〟
旅が始まる前から「深谷ねぎ団子」と「渋沢栄一翁人形焼」を食べたいなと計画しておりました。
この日の旅のメインイベントです。

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中山道ルートからは少し離れてしまいますが、中瀬製菓店へ寄り道してみました。→寄り道の様子は「旅の道すがら」をご覧ください(★★★


●呑龍院鐘楼(どんりゅういん)

小腹が満たされ満足しながらカーブに入ると、常夜灯が見えてきます。

いよいよ宿場の始まりです。

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●西の常夜灯

旅人の目印の常夜灯。

当時は、常夜灯の明かりを見て「やっと宿場に着いたか…」なんてホッとされたのでしょう。
常夜灯あたりから、深谷宿のはじまりとなります。

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●レンガの煙突

深谷宿には、高さ約30mの煙突が3本建っています。
菊泉さん、七つ梅さん、東白菊さんの煙突。

七つ梅さんと東白菊さんは酒造りをやめてしまったそうですが、
菊泉さんは幕末からお酒を造り続けているそうです。

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菊泉さん。

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七つ梅さん。

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●深谷本陣遺構(飯島本陣跡)

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●深谷駅

渋沢栄一は、日本初の機械式レンガ工場を設立したそうですが、そのレンガを使って建築されたのが東京駅。

そして、深谷駅は東京駅にちなんでレンガ造りで豪華です。

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駅舎前の渋沢栄一像を見に行きます。
コロナ禍の日本経済を見守ってくれているのでしょうか。

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一羽の鳩が、渋沢栄一さんの頭の上がお気に入りなようで、何回も飛び立って…とまり…を繰り返していました。

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パタパタ飛んできて…
ピタッと止まる。
まるで、ちょんまげみたいですね。


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宿場の商店街では、地域通貨ネギーが使っている様です!!
コロナ禍における地域の政策なのでしょうか。
これは、地域で消費するので、深谷が潤いますね。

さすが渋沢さんの町。

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●大谷邸

江戸時代からの豪商で、和洋折衷の素敵な建物です。

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●東の常夜灯

ここで、宿場が終了です。

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●見返りの松

旅人が飯盛り女との別れを惜しんで振り返った松だとか。

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雲がどんよりしてきて、雨がポツポツ降り始めました。
午後からの雨模様は、大当たり。

あと5.5㎞。
次の籠原駅まで急ぎましょう。

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[深谷宿]

●本陣:1
●脇本陣:4
●旅籠:80
●家数:524

●熊野大社

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*この区間の旅を終えて
宿場の長さがおおよそ約2㎞。
2㎞の距離に、旅籠が80軒というのですから、深谷宿で1日の旅の疲れをおとす旅人が多かったのでしょう。

私も、ここで旅を終了したいのですが、次の駅まで頑張ります。

深谷は、渋沢栄一さんの故郷。

行ってみたかった町。

渋沢栄一さんは、深谷・血洗島で生まれ、農民から幕臣へ、明治維新後は大蔵官僚から実業家になりますが、その流れの中で度々ピンチもありました。

「論語と算盤」の中に〝大丈夫の試金石〟という言葉があります。
これは逆境に立たされた時、どのような心構えでいるかという渋沢さんの教えです。
ピンチの時に「足るを知る」「分を守る」ということで、やるべきこと、できることはきちんとやり、あとは天命に任せましょうという姿勢のことです。

コロナ禍で厳しい状況となりましたが、出来ることをやって、あとは天命に任せたいと思います。

そんなことを改めて思い出させていただいた区間でした。

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html御

■走る旅:中山道〔73〕第10次 本庄宿

※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。

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人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世を
あちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。

コロナの様子を見ながら、感染予防して〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。
今回は、念のために陰性証明も持参しました。


7月末に旅を進めた後、大阪は8月に緊急事態宣言が出ましたので、
解除後、再び2ヵ月ぶりで中山道を走らさせていただきました。
stop&goの繰り返しですが、おかげで…少しずつ旅を振り返ることや、次の旅の予習をすることができ、良き時間となっております。

●第22次 岩村田~第18次 軽井沢宿
●第17次 坂本宿~第13次 高崎宿
●第13次 高崎宿~籠原駅
●籠原駅~第8次熊谷宿を経て第7次鴻巣宿
までの、寄り道を含めたおおよそ147㎞の旅。

記事は、旅のレポートの一部です。


■この日のルート:

第13次 高崎宿~第12次 倉賀野宿~第11次 新町宿~第10次 本庄宿~中瀬屋~第9次 深谷宿~籠原駅(42㎞)

第10次 本庄宿

新町宿からのつづきです。
新町宿からは約9㎞です。

本庄宿は、赤城山(1828m)から広がる扇状地の扇の端に位置する宿場。
利根川水運で繁盛したたうえ、豊富な水と扇状地の地形を活かし、ネギの栽培がさかんで畑が一面に広がっていました。


●金久保神社

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●マンホール

マンホールは埼玉県の指定天然記念物「ムサシトミヨ」と、市の木「花水木」のデザイン。

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金さな神社のあたりから、桝形になり、本庄宿の宿場に入ります。

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●金さな神社

541年創建の神社です。

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立派な古い蔵のような建物。
このあたりは、古い建物をリノベーションしお店になっているのを何件か見ました。

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町並み

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●レンガ繭倉庫

繭や生糸を保管している倉庫だったそうです。
今は、洋菓子店の工場と店舗になっていて、1階はカフェになっています。

この宿場の前の第11次新町宿を描いた歌川広重さんの絵は、繭や生糸を背負った人の絵が描かれておりますが、本庄宿も繭や生糸が名産だったようです。

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●旧本庄警察署・田村本陣の門

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●本庄宿 道標

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●内田本陣跡

銀行のあたり…ということで、それらしきものは見当たりませんでしたが、風景を写真におさめてみました。

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[本庄宿]

●本陣:2
●脇本陣:2
●旅籠:70
●家数:1212
宿内人口が4500人を超え、大津宿に次ぐ宿として繁盛していたそう。 

●傍示堂

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●ネギ畑

深谷に近くなってくると、ネギ畑が広がります。
ネギ農家さんなのか?スポーティーでかわゆい女性が「こんにちはー」と挨拶してくださいました。

コロナ禍になってから、地元の山に登っても、行きかう人に挨拶しても無言であることが多く(→返しを求めていませんが)旅先でも挨拶を交わすことが少なくなっています。

挨拶は「心を開き、その心に近づく」という意味を持っていますが、「こんにちはー」の挨拶でパッと心が開き、ネギ畑の上に広がる空のように明るくなりました。

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小山川

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●豊見坂の百庚申

庚申塔が140基ほど並びます。

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渋沢栄一さんの姿もチラホラ見えてきました。
もうすぐ渋沢さんの故郷、深谷ですよ。

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江戸にも、少しずつ近づいてきました。
この旅は、熊谷を越えてその先へと続きます…。

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*この区間の旅を終えて
実家にあった畑でも、葱は隅っこにチョロっとあっただけ。

扇状地に広がるネギ畑。
一面、葱、葱、葱…そんな世界をはじめて見て感動しました。

赤城山からの扇状地と、そこから流れる水や栄養素、そして山から吹く空っ風を活かして育てられた深谷ねぎ。
それ以上に、かわゆいネギ農家さんが育てているのですから、さぞかし美味しいのだろうと思います。

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この後、深谷ねぎを食べる事になるのですが、甘くてネギ汁ジュワーで、とっても美味しかったですよ。

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html御

■走る旅:中山道〔72〕第11次 新町宿

※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。

Photo_2
人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世を
あちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。

コロナの様子を見ながら、感染予防して〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。
今回は、念のために陰性証明も持参しました。


7月末に旅を進めた後、大阪は8月に緊急事態宣言が出ましたので、
解除後、再び2ヵ月ぶりで中山道を走らさせていただきました。
stop&goの繰り返しですが、おかげで…少しずつ旅を振り返ることや、次の旅の予習をすることができ、良き時間となっております。

●第22次 岩村田~第18次 軽井沢宿
●第17次 坂本宿~第13次 高崎宿
●第13次 高崎宿~籠原駅
●籠原駅~第8次熊谷宿を経て第7次鴻巣宿
までの、寄り道を含めたおおよそ147㎞の旅。

記事は、旅のレポートの一部です。


■この日のルート:

第13次 高崎宿~第12次 倉賀野宿~第11次 新町宿~第10次 本庄宿~中瀬屋~第9次 深谷宿~籠原駅(42㎞)

第11次 新町

倉賀野宿からのつづきです。

倉賀野宿から新町宿までは、おおよそ6.5㎞。
高崎線と並走しながら宿場を目指します。

烏川の向こうに、ぼんやり霞にかかる上毛三山が見えます。
午後から雨予報であるのに、空は広くてなんて気持ちがいいのでしょう。

目指すは新町宿。
烏川(からすがわ)と神流川(かんながわ)が利根川に合流するあたりに宿場があり、江戸の頃は氾濫に悩まされたとか。


●伊勢島神社

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●歩け歩け運動発祥の地/日本スリーデーマーチ発祥の地石碑

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石碑のあたりから、新町の宿場となります。

●小林本陣跡

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町並み


●旅籠高砂屋跡

小林一茶も宿泊したとか。
高砂屋跡を過ぎると新町宿も終わりです。

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[新町宿]

・本陣:2
・脇本陣:1
・旅籠:43
・家数:407


●柳茶屋の芭蕉句碑

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いよいよ埼玉県へ入ります。

映画・飛んで埼玉では、通行手形が必要でしたが、県境を越えても通行手形は不要でした。

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●見通し灯篭

次は神流川を越えたら埼玉です。

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●勝場一里塚祠

江戸から23里目の一里塚です。

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●三国街道入り口

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次の本庄宿まではおおよそ9㎞。長い道のりです。

*この区間の旅を終えて

神流川は、群馬・長野・埼玉3県の県境、三国山(1,636m)が水源で、
烏川は、北佐久郡軽井沢町と高崎市倉渕町の境に位置する鼻曲山(1,654m)が水源。

いずれもこれまで一緒に走ってきた中山道と同じ方向の山から流れています。

夏に旅した和田峠では和田川源流と出会いました。
小さな穏やかな流れが、やがて千曲川に注ぎ、信濃川となって日本海へと繋がっていました。

色んな山で生まれた一筋の水が、流れとなって、川となって、海に流れて…。
こうやって私たちの暮らしに届いていると思うと、山は命を生み出す母体であり女性なんだなと感じるました。

たまに山に籠りたくなるのは、母体の中で混沌としていた時を思い出そうとしているのかも知れないななんても思いました。

この旅では、改めて水を生む山の存在や、それを届ける川の存在の大切さ、
そして、私たちの暮らしは水と共にあることを知りました。

烏川や神流川を流れる水を見ながら、〝私も生まれて、ここまで旅してきたよ!同じだね!〟と思いました。

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【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html御

■走る旅:中山道〔71〕第12次 倉賀野宿

※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。

Photo_2
人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世を
あちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。

コロナの様子を見ながら、感染予防して〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。
今回は、念のために陰性証明も持参しました。


7月末に旅を進めた後、大阪は8月に緊急事態宣言が出ましたので、
解除後、再び2ヵ月ぶりで中山道を走らさせていただきました。
stop&goの繰り返しですが、おかげで…少しずつ旅を振り返ることや、次の旅の予習をすることができ、良き時間となっております。

●第22次 岩村田~第18次 軽井沢宿
●第17次 坂本宿~第13次 高崎宿
●第13次 高崎宿~籠原駅
●籠原駅~第8次熊谷宿を経て第7次鴻巣宿
までの、寄り道を含めたおおよそ147㎞の旅。

記事は、旅のレポートの一部です。


■この日のルート:

第13次 高崎宿~第12次 倉賀野宿~第11次 新町宿~第10次 本庄宿~中瀬屋~第9次 深谷宿~籠原駅(42㎞)

第12次 倉賀野宿

高崎宿からのつづきとなります。
宿で身体を休め、朝の7時に宿泊所を出ました。
この日は、昼から雨の予報でした。

ちょうど出勤の時間と重なったせいか、車の交通量が多く、急いで仕事に向かう方々の中、中山道を旅させていただく自分がとても贅沢でした。

高崎宿から倉賀野宿までおおよそ5.5㎞です。


高崎宿を出て、県道121号線を進みます。
高崎アリーナです。


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ユリノキ並木が少し紅葉しています。
セントラルパークにあるやつですね。

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たかべん本社。
だるま弁当が有名です。
別記事を書きましたので「旅の道すがら」をご覧ください。→★★★

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●安楽寺

このあたりから倉賀野の宿場に入ります。

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●高札場跡

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●脇本陣跡

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脇本陣の主屋と門。

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●本陣跡

本陣はスーパーになってしまいました。

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双体道祖神さん。

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●太鼓橋跡

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●うだつが上がった家

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残念だったのは、中山道は県道になっておりまして、車どおりが激しすぎて、向こう側にある史跡に行くことが出来なかったこと。

文明の力(チカラ)のおかげで便利になった半面、残したい風景は押しつぶされるという面もありますが、この県道も何百年後かには、古き良き道になるのでしょうか。

[倉賀野宿]

●本陣:1
●脇本陣:2
●旅籠:32
●家数:297


●Y字路

歩道のすれすれを車が走っていきます。
交通に気をつけながら写真を撮りました。

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●閻魔堂と倉賀野追分

右江戸、左日光…旧中山道と日光例弊使街道の分岐です。

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石仏群。

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柳瀬橋で烏側を渡ります。
烏川の向こうに、ぼんやり霞にかかる上毛三山が見えます。
空は広くてとても気持ちがいいです。

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この烏川河川敷から、中島村に入るのですが、村の旧中山道から県道である中山道へ合流するところで迷っておりますと…

河川敷を歩いていた大先輩の女性とワンちゃんが道案内をしてくださいました。
「どこまで行くの?」と。

「深谷の方へ…」と答えると、「あと3㎞くらいで埼玉だから頑張ってね!」とエールをくださいました。嬉しく有難かったです。

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*この区間の旅を終えて

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倉賀野と言えば、山田かまちやBOØWYの氷室京介さんや恒松さんの出身地。
BOØWYファンの聖地とされ、訪れる人も多かったとか。
彼らが子供の頃見た風景もたくさん残されているのでしょうね。
そんなことを思いながら走った区間です。

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交通量が多かったのが残念でしたが、人が優しくて、また立ち寄りたい宿場となりました。

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

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2021年10月25日 (月)

■中山道を走る旅[旅のみちすがら]安中・新島襄旧家

この日の中山道を走る旅は、碓氷峠を越えたところにある横川駅から、高崎駅まで。

横川から高崎までは、見事なくらい下りである。
…ということは、これまでの道のりは、ずいぶん上ってきたんだなと実感する。

群馬県・安中の宿場から、すこし外れに所在する

〝新島襄先生の旧宅〟

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中山道の安中宿に入ったら、寄り道したかった場所。

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新島常先生は、安中藩士の子として江戸・神田に生まれ、
21歳で渡米しキリスト教徒となり、帰国後父母の住む安中へ帰郷し、キリスト教を伝道。
その後、神戸から京都へ向かい、同志社英学校を設立し、47歳でこの世を去った。

新島襄先生の言葉である

Go, go, go in peace. Be strong! Mysterious Hand guide you!
(行け、行け、心安らかに行け。強くあれ。神の見えざる手が助けてくれる。)


これは、弊社が十年前に屋号を登録した際に、
伊豆の尊敬する先輩が私に送ってくださった言葉。


あれから、使うノートの最初の1ページに必ずこの言葉を書き、
何かあればいつも心の中にこの言葉が浮かぶ。

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そんなこともあり、安中で立ち寄ってみた。

あいにく訪ねた日は休館日であり、旧家の中には入れなかったけれど、
新島先生が、米国から安中にお戻りになり、ここにいらっしゃったんだなぁ…と目を閉じ想像してみた。

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新島襄先生と八重さんゆかりのお店のお醤油屋さん〝有田屋〟さんの煙突も

レトロ感いっぱいで情緒があふれていた。
神の見えざる手に導かれ、心安らかに先へ行こう。



●住所:安中市安中一丁目7番30号
●開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
※冬期(12月〜2月)午前9時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
●休館日月曜休館(月曜が祝日の場合はその翌平日)
※年末年始休館(12月28日〜翌1月4日)
●入館料:無料

■中山道を走る旅[旅のみちすがら]安中・アプトの道

7月末に軽井沢から碓氷峠を越え、
第17次坂本宿を過ぎたところのJR信越本線・横川駅で旅を終えていた。

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旅を再開するときに、もう一度横川駅に来ることになっていたので、

〝アプトの道〟

に、寄ってみた。

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ここは、中山道の道すがらに足を踏み入れてみたかったスポットなのだ。


アプトの道は、群馬県安中市にある鉄道の廃線跡を利用した遊歩道で、
ハイキングコースになっている。

全部回ると13㎞程度なのだが、この日は横川から高崎駅まで中山道を走るため、
片道約3㎞往復6~7km程度であきらめて横川駅まで戻った。

誤算で、平日に足を踏み入れることになったため、誰もいなく…
その上まだまだ山中なので、朝のソロが怖くて、ゆっくり散策できず。

怖すぎるゎ!!!

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しかし、とても風情があり、映画スタンド・バイ・ミーの配役の1人になれた様で
ここから先の旅の冒険心が今まで以上にかき立てられた。

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去年の同じころ、木曽にいたのだが、確か紅葉していたはず。

今年は群馬なのだが、あたたかいのか…紅葉はまだ先の様…。

紅葉の頃のアプトの道は、もっと美しいのだろうな。

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横川駅から高崎に向かう道中、
どこまでもついてくる妙義山を見ながら、

今まで知らなかった素敵な場所と出会ってしまった…という幸福感で、
足の先から頭のてっぺんまで満たされていた。

まだ、今回の旅は始まったばかりだ。

■中山道を走る旅[旅のみちすがら]群馬八幡・少林山 達磨寺

群馬に足を踏み入れたら行ってみたかった場所。
中山道のルートをそれても、3~4㎞程度でまたルートに戻ってこれる場所にある
「少林山 達磨寺」

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達磨寺は、元祖達磨大師・開山心越禅師をお祀りし、
だるまの開眼・魂入れや願掛けする方も多く訪れているお寺とか。

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門をくぐると階段が待っているが、これまでのアップダウンに比較したらちょろいもの。

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しかし、近くにいらっしゃったおばちゃん軍団は「こんな長い階段は心臓が破れてしまう…」なんて言いながらひーひー登って行かれる。
(なので、足を運ばれる方は、階段アリとお覚悟くださいまし)

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お寺に辿り着くと、なんと!だるまさんがいっぱい。

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うじゃ~

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〝福だるま〟または〝高崎だるま〟は、まゆは鶴、髭は亀を表すそうで…。
なんと!弊社のマークも鶴亀だったりするので勝手に親近感を持つ。

まぁるい体は、いくら転がしてもすぐ起き上がる七転び八起き。
重心の低い安定した形は心の置き所を示し、いかなる困難にも対処できる落ち着いた忍耐力と穏やかで円満な人間性を表すそう。

なるほど!だるまさんは転ばないのだ。
だるまさんに倣えだなぁ。

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片目の達磨が供養されているのを見つけると、
叶えられない願望もあるよね…七転び八起きだよ!と知らない誰かにエールを送る旅の道すがら。

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だるまみくじを引いてみた。

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なんと!大吉。

旅…東へ向かわなければよし…って書いてある(笑)
おいおい、、、お江戸日本橋は東ですが。

となりで、さっきのおばちゃん軍団が、「宝くじ当たるかな!」と勝負を年末ジャンボにかけていらっしゃる。(笑)
おばちゃんたちが、宝くじに当たりますように。

ちがった!…無事日本橋までたどり着けますように。

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おみやげ。

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目が飛び出すだるま…実は、集めているのだ~(笑)
めでたいねー。

群馬、魅力的。
まだまだ寄り道したいところがいっぱいだ!

■走る旅:中山道〔70〕第13次 高崎宿

※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。

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人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世を
あちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。

コロナの様子を見ながら、感染予防して〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。
今回は、念のために陰性証明も持参しました。


7月末に旅を進めた後、大阪は8月に緊急事態宣言が出ました。
解除後、再び2ヵ月ぶりで中山道を走らさせていただきました。
stop&goの繰り返しですが、おかげで…少しずつ旅を振り返ることや、次の旅の予習をすることができ、良き時間となっております。

●第22次 岩村田~第18次 軽井沢宿
●第17次 坂本宿~第13次 高崎宿
●第13次 高崎宿~籠原駅
●籠原駅~第8次熊谷宿を経て第7次鴻巣宿
までの、寄り道を含めたおおよそ140㎞の旅。

記事は、旅のレポートの一部です。


■この日のルート:

信越本線・横川駅~アプトの道~横川駅~第16次 松井田宿~第15次 安中宿~新島襄旧家~安中城址~第14次 板鼻宿~少林山 達磨寺~第13次 高崎宿(41㎞)

第13次 高崎宿

板鼻宿からのつづきです。

烏川を渡るといよいよ高崎宿です。
宿場の長さは中山道の中で最長で、当時は「お江戸みたけりゃ高崎町」と謳われました。

徳川四天王の1人、井伊直政が構えた高崎城があり、城下町は本陣も脇本陣も無かったというのだから、四天王の力の権力の強さがわかります。

宿場の今は、大通り沿いにビルや店が並び、当時の名残は全くありませんが、にぎやかな街でした。


●飯野茶屋本陣跡

休館日でしたが、上段の間を見ることが出来るようです。

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君が代橋で烏川を越えると、いよいよ高崎宿です。

碓氷峠から高崎宿にかけて、緩やかながら下りが30km以上続いており、膝を守るためにブレーキをかけながら下るものですから、大腿四頭筋(腿の前)の疲労感が大きくなってきた地点です。

君が代橋あたりから高崎宿は1歩1歩歩き始めました。

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ちなみに君が代橋は、明治天皇ご巡幸にちなんでつけられた橋だそうで、
明治天皇も彼方此方御巡幸されて、参勤交代お侍さんなみに凄いな…と思います。

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いよいよ高崎です。マンホールは高崎まつりの山車。

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●レンガの煙突

醤油工場と店舗です。
このあたりから宿場が始まります。

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「水村園」安政4年(1857年)創業のお茶屋さんで、日本最古のお茶が保存されているそうです。
コロナ禍なので、中でお茶をいただくことはできませんでしたが、また高崎に来る機会があってコロナも落ち着いていたら、あたたかいお茶を一杯いただきたいものです。

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この大通りも宿場です。

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[高崎宿]

●本陣:0
●脇本陣:0
●旅籠:15
●家数:837

連日の40㎞の旅にへとへとになりながら、高崎駅に着きました。
参勤交代お侍さんは、これを連日やり続けたのですから、昔から日本人の心身は強いですね。

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●高崎城

高崎駅に着いてから、高崎城へ。
今は三の丸と東門などわずかに史跡が残っておりました。
もうすっかり夕暮れです。

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高崎宿は、江戸・明治・大正・昭和・平成・そして令和と…
それぞれの時代を生きた著名人ゆかりのスポットがあり、ワクワクしました。

高崎は面白い場所でした。

*この区間の旅を終えて
この日は寄り道をしすぎた事もあるのか、連日の40㎞の旅にへとへとになりながら高崎宿に着きました。
気が付くと陽が沈みかけていました。

高崎には徳川四天王の1人、井伊直政が構えた高崎城の史跡が少し残っておりました。彦根でも井伊家ゆかりのスポットにいくつか立ち寄り、井伊家にも興味を持ちました。

旅というものは、出発点から終着点に至るその間に味があります。
スポット1つを訪れるのも、車でポン!と門前に着いたのでは、興味も半減してしまいます。

特に、自分の脚で行きたいところへ1歩1歩近づくたび、または1歩1歩帰路に近づくたびに、自分の中から興味や言葉が溢れてくるのですから、自分の脚で歩く・走るというその行為は贅沢な学びなんだと思います。

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html御

■走る旅:中山道〔69〕第14次 板鼻宿

※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。

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人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世を
あちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。

コロナの様子を見ながら、感染予防して〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。
今回は、念のために陰性証明も持参しました。


7月末に旅を進めた後、大阪は8月に緊急事態宣言が出ました。
解除後、再び2ヵ月ぶりで中山道を走らさせていただきました。
stop&goの繰り返しですが、おかげで…少しずつ旅を振り返ることや、次の旅の予習をすることができ、良き時間となっております。

●第22次 岩村田~第18次 軽井沢宿
●第17次 坂本宿~第13次 高崎宿
●第13次 高崎宿~籠原駅
●籠原駅~第8次熊谷宿を経て第7次鴻巣宿
までの、寄り道を含めたおおよそ147㎞の旅。

記事は、旅のレポートの一部です。


■この日のルート:

信越本線・横川駅~アプトの道~横川駅~第16次 松井田宿~第15次 安中宿~新島襄旧家~安中城址~第14次 板鼻宿~少林山 達磨寺~第13次 高崎宿(41㎞)

第14次 板鼻宿

安中宿からのつづきです。

安中宿から板橋宿へと3.5㎞向かう時、大きな大きな碓氷川を渡ります。
現在は、橋がかかっておりますが、江戸時代は架橋が禁止されていたため「徒歩渡し」をしたそう。

中山道の難所ともいわれ、増水時には足止めを食らったことから54軒の旅籠があったようです。

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碓氷川を渡ります。
ここを徒歩で渡ったかと思うと、大変です。

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●鷹巣神社

山の方へ登っていくと、鷹之巣山で、チョウゲンボウ(ハヤブサ)の繁殖地だったそうです。
今は環境が変わってしまったとか。

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●板鼻堰(いたはなぜき)

碓氷川から取水し、常に満水の水は江戸時代初期から宿場用水・農業用水・養鯉に使われてきました。

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●板鼻宿

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足踏みミシンを使ったテーブルが可愛い。


●本陣跡

今は公民館になり、皇女・和宮さまが宿泊された書院のみ移築保存しているそう。


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[板鼻宿]

●本陣:1
●脇本陣:1
●旅籠:54
●家数:312

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今回の旅では熊谷の先まで。まだまだ遠い…けれど、東京まであと少し。

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中山道をそれて、少林山達磨寺へ寄り道です。

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●少林山 達磨寺

寄り道の様子を別の記事でログしました。
「旅のみちすがら」をご覧ください。→★★★

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寄り道から中山道へと戻り、旧街道へ戻ります。

高崎と言えば「だるま」。
道沿いにだるまのオブジェやお店が並んでいました。
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●藤塚一里塚

江戸より28里目の一里塚です。

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*この区間の旅を終えて
歌川広重「木曽街道六拾九次」の浮世絵では、安中から板鼻にかけて、一面の深い雪の様子が描かれていることから、雪が積もる地域だったことがわかります。

また、江戸時代は、碓氷川を徒歩(かち)で渡っておりましたので、旅路を行くには かなり厳しい区間だったんだと思いました。

今は、川には橋が架かり、道が整備され、便利になったものです。
道路整備に感謝です。

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html御

■走る旅:中山道〔68〕第15次 安中宿

※リアルタイムのログではなく、数日前のログです。

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人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世を
あちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えておりました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っております。

コロナの様子を見ながら、感染予防して〝うつさない・うつらない〟の心がけをしてこの旅を進めます。
今回は、念のために陰性証明も持参しました。


7月末に旅を進めた後、大阪は8月に緊急事態宣言が出ました。
解除後、再び2ヵ月ぶりで中山道を走らさせていただきました。
stop&goの繰り返しですが、おかげで…少しずつ旅を振り返ることや、次の旅の予習をすることができ、良き時間となっております。

●第22次 岩村田~第18次 軽井沢宿
●第17次 坂本宿~第13次 高崎宿
●第13次 高崎宿~籠原駅
●籠原駅~第8次熊谷宿を経て第7次鴻巣宿
までの、寄り道を含めたおおよそ147㎞の旅。

記事は、旅のレポートの一部です。


■この日のルート:

信越本線・横川駅~アプトの道~横川駅~第16次 松井田宿~第15次 安中宿~新島襄旧家~安中城址~第14次 板鼻宿~少林山 達磨寺~第13次 高崎宿(41㎞)

第15次 安中宿

第16次 松井田宿~安中原市杉並木からの つづきです。

安中原市杉並木を過ぎると、安中の宿場です。

新島襄さんが渡米後、帰ってきた場所と言われる旧家に寄り道してきました。
(別記事「旅のみちすがら」にてログしました→★★★

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中山道沿いの宿場に戻ると、新島襄・八重ゆかりのお醤油屋「有田屋」さんがありました。
立派な煙突です。

群馬県に入ると、赤レンガ造りで背の高い煙突をチラホラみかけることができます。

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●安中城址

中山道ルートから少しそれたところに、安中城址がある様なので探してきました。

安中城は武田信玄の侵攻に備えて、安中忠政によって築かれた城です。
本丸は安中小学校の東にあったそうですが、現在は市街地や畑となっていて、小学校の横にひっそりと石碑が建てられていました。

このあたりから、碓氷峠熊野権現神社に向かって心身鍛錬の遠足(とおあし)がスタートされたのかと思うと、当時の安中藩士に尊敬の念がわいてきます。

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旧安中藩武家屋敷です。


この武家屋敷は、安中藩では一般的な規模のもので、中くらいの身分の藩士の家だそう。米の生産力を示すのが「石高」ですが、安中藩は三万石。

三万石の藩で、中くらいの身分でもこの大きさの敷地規模なら、百万石の加賀藩はどうだったんだろうと鼻の穴と想像が膨らみます。

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大名小路。

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●安中宿 本陣

郵便局の敷地内にあります。

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…こ、これは…(゚д゚)!!

安中城址の看板。
商店街のお店の前に置かれていました。

ここ安中城址なの?そうかもしれないですね。
まぎらわしくて面白かったです。

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[安中宿]

●本陣:1
●脇本陣:2
●旅籠:17
●家数:64

安中宿を後に、碓氷川にかかる久芳橋を渡って板鼻宿を目指します。

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●亜鉛工場

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丘の斜面にぎっしり工場。
カドミウム公害訴訟が昭和61年まで続いたとか。

まるで、えんとつ町のプペルの世界。

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ここから3㎞ちょっと。
板鼻宿を目指しましょう。

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*この区間の旅を終えて
三万石の安中藩。
武家屋敷の敷地が大きくて驚きましたが、中くらいの藩士の家というのに驚きでした。

私が生まれた町も城下町。
今さらながら石高を調べてみました。
五万石でした。
今まで知らなかったというか、興味の矢印さえなかったです。

旅というものは、昨日まで知らなかった世界を、今日の私は知っている…そんな世界観を作るものなんだと思いました。

安中宿と同じような雰囲気で、懐かしさを感じながら走った区間でした。

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●冬場は防寒対策を行いましょう。
●中山道は思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

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