プロフィール

フォトアルバム

健康サポートプロジェクト (junko sakata)

フィットネスコーチ。 ウォーキングアドバイザーのエストロゲン子(中の人)です。今よりもHappyになる歩き方を貴女に!〝60分〟で一生ものの歩き方が身につくウォーキングレッスン/ウォーキングやランニング、エアロビックダンスなど、有酸素運動指導30年♡ 健康セミナー・体操監修、雑誌コラム連載中。

エストロゲン子の美活ウォーキング

カテゴリ

スタジオBodyLux

  • スタジオBodyLux

ウェブページ

検索BOX
Powered by Six Apart

« ■骨董市でゲットしてきました。 | メイン | ■走る旅:中山道〔30〕第47次 大湫宿~武並 #ランニング »

2020年10月11日 (日)

■走る旅:中山道〔29〕第48次 細久手宿~第47次 大湫宿

※リアルタイムのログではありません。数日前のログになります。

Photo_2
〝人間一生 物見遊山…〟

これは江戸っ子の人生観を表す言葉。

生まれてきたのは、
この世をあちこち寄り道しながら見物するためであり、
せいぜいあちこち見て、
見聞を広めて友だちを増やし、
死んでいけばいい…と考えていました。
わたしはこの言葉が好きで、自分もそうしたいと思っています。


京都三条大橋から、お江戸日本橋まで
東海道&中山道69次。
江戸時代の人は、江戸から京都までの135里34町余(約540km)㎞を歩いていたそうです。

出張や用事に合わせるので
宿場の順番通りにはいきませんが、西から東へ。
物見遊山しながら…自分の脚で走って一本の道をつなげてみようと、旅をしています。

東海道が太平洋の海岸沿いを通るので「海道」
対して中山道は、東の山中を通過するので「中山道」
東海道とともに日本の二大幹線道で、中山道は近世以前から「東山道」と呼ばれ西国と東国を結ぶ主要道でした。

▼中山道:
江戸・日本橋~東海道・草津宿の67継立(67次)
草津宿と大津宿を含めて69次という場合もあるので、このログ上では、
69次135里24丁8間(約540km)で表記します。


コロナの様子を見ながら、感染予防して
〝うつさない・うつらない〟の心がけをして
名鉄広見線 御嵩駅~御嵩宿~細久手宿~大湫宿~中央線 武並駅まで
26㎞走ってきました。

峠が多く、アップダウンもあり、とてもハードなコースでした。

細久手宿~大湫宿までを記録します。
(1つ前の記事:御嵩宿~細久手宿 その②の記事は
こちら→☆☆☆

■細久手宿~大湫宿(7㎞)

窪地のことを〝久手〟というそうです。

ほそくて…
おおくて…

このあたりの宿場は〝〇〇くて〟という呼び名で
不思議です。

美濃高原の窪地にある小さな宿場、細久手を後にし、
東へ…大湫宿を目指します。

019faa4672e64606bac075042064f573


●奥野田一里塚


なにげに標高も上がってきていまして、
547mの高根山のピークも近いです。

そんなあたりにモーター場があるのか?
エンジンを前回に吹かす爆音が聞こえます。



宿場から整備された県道が続いていますが、
車の通りはほとんどなく、パトカーが1台
私の怪しさに…往復していました。


しばらく走ると両側にこんもりとした一里塚が残ります。
奥野田一里塚です。
一里塚の上に登れたり、一周回れたりするようです。


08101ba3f6834ad8886b0ff04c84d110

西から走って左側の一里塚。

425a1836aa6d4f6e9c35f5608d47e094

西から走って右側の一里塚。

04514269d43d4b02a02546a9b78b8d46

※一里塚とは:一里(3.9m)ごとに置かれた目印の塚。


●ハナノキ自生地

ハナノキとは、カエデ科カエデ属の落葉高木。
4月に花が咲き、秋にはカエデのように色づいて紅葉するそうです。

紅葉はまだまだ先ですね。

7dcb383026fb417ea170e789295616b7


●弁天池

カキツバタ、スイレン、ヒツジ草が自生する弁天池。
弁財天の祠(今、お祀りされているのは庚申像)もあり、
絵画・モネの池のように神秘的。


池では、研究者らしい人が昆虫を採取していました。

D9f7db4272234a30b08893ee89716dbc

Ba3e17d2ceee4b28a55e80d54f7c0103


●天神坂

弁財天の池からは上り坂。
写真はピークにある看板です。

5e1d74b68e544b78a8661f26614a0c68

しばらくは緩やかな暁坂。
じっくりのぼっていきます。

F2ac47bb2a9c4e0c91c66dd79935f3a9


●暁坂の馬頭観音

お顔が三面。
そして頭には馬。ちょっと変わった馬頭観音様。


6cc20b1598fb439e9cecd7ad928ba234

68e6d6027a814f6783ee086f581ea446


●天神辻の地蔵尊

辻とは交差点。

私は東へと進みますが
天神の辻を北に行くと、北野という集落に行きます。

そうそう、交差点…ですが、
今回のルートは山の中なので信号が全くないなぁ。


Ca17bb1e036c498399a38ee0a1717ca5


●一つ茶屋跡

一つ屋立場付近。
茶屋があって、旅人たちが杖を立てて、
休憩しながらお茶をいただいていたんでしょうか。

Ab2b0cf79d544ee3b9f1f4c025ce441b


●国際犬訓練所

熊鈴をつけて走っているので、
国際犬訓練所付近になると

ワンちゃんの大合唱が始まります。

27a7d6bf25124ee584a5679799be17af

犬訓練校を過ぎてしばらく走ると、
白い大きな犬が道路をふさいでいました。

もちろん首輪はつけていません。
野犬でしょうか…。


背中を向けると、襲われる確率も高いので
後ずさりして、通り過ぎるのを待ちました。


しばらく動かずに

お互いの様子をうかがう感じ。
ずっと眼を合わせたまま…。
(熊の場合、目を合わせると威嚇しているといい、
目をそらしたほうが良いとか、そらさないほうがいいとか言いますが…

うちのワンちゃんとじゃれあっている時、
目をそらすととびかかってくるので、犬は目をそらさないほうが良いのかと判断。)


野犬から死角になる場所になるまで後ずさって、犬訓練校へ駆け込む…。
中を訪ねても大音量のラジオなのか?なんなのか?…
あと、多頭の犬の鳴き声だけで誰も出てこない…(泣)


仕方ないので、野犬が立ち去っていることを祈りながら
野犬と鉢合わせた場所までジリジリ進んでみる。







まだいるーーーーーー!
カタカタカタ(((;゚;Д;゚;)))カタカタカタ





でも、よく見ると…
耳を下げていて臆病そうな感じ。
眼も哀愁がある。〝去らぬなら 去るまで待とう ホトトギス〟

立ち去るのを待ってみよう…我慢比べ。


しばらく待つと南の山奥へ逃げていきました。

まだそばにいるかもしれないので、
少し時間をつぶして居ないのを確認してから先を急ぎました。


付近には養鶏所があるし、
野犬が居てもおかしくない。
ほんまに群れでなくて良かったです。

ここまで来るまでに、イノシシ、カモシカ、蛇、ムカデなど、
色んな動物に会いましたが、
一番怖かったし緊張しました。


●琵琶峠

緊張感解けることなくふたたび緊張が続く…琵琶峠。

美濃の一番の高所、標高540mを
西側からは83mのぼり東へ53m下ります。

距離は1㎞ちょっと。
石畳が続きます。
琵琶峠は、
昔の書物にも高所&難所と記されているほど。

8b64cf368f0d4846aae071dd4891137c

Cd1ee275d4b44645877e5ce234b0abfb

こんなかわいい焼き物が彼方此方にありますが、
難所とは…可愛さとは裏腹ですね。

8ee9dd1dd7ac48d19727d6f947f40775

石畳が続きます。

C6761daa02b04f1cae7a02b3444790a9

どこまでも…。石畳。

92222e078ef241269ed0c517429735e3

これ…敷いた人すごいな。



先に八瀬沢一里塚が見えてきました。


●八瀬沢一里塚

左右にとても立派な塚が残っています。

67171913771343acbf06142cf606be22

A81cb3bf4ca64ca39311c7211f0ffa6e

9c610f5b116b4613afc1e9cef365978a


●琵琶峠頂上の馬頭観音


住み慣れし
都路出でて
けふいくひ
いそぐもつらさ
東路の旅

皇女・和宮さまの歌。
ああ、わかる!この心情…


E3802d883c1548d097d20d5a58901841

鼻歌をうたいながら琵琶峠を下ってきました。
峠の終りが見えるとホッとします。

馬頭観音様が、おつかれさん!と言っているような。

674e8fed4d5646259e9f35eb427f8eaf
ここを下ってきました。

6a95c3a71eb0488fb86fbb841a0ef01e


●中山道の二つ岩

一枚目…烏帽子岩。

8547ed578b6f474f9388c6548666d1a2

二枚目…母衣岩(ほろいわ)

3ced6d82de00432bb85873060aaa96e5

●大洞の馬頭観音様

あと少し、お守りくださいね。

9f65cbfb0bf245d8837469ad3248d98f


馬頭観音を過ぎると、人が住んでいる気配。
あれれ…人が寝ている。
旅人でしょうか。
人がいるとホッとしますが、これはこれで怖い。



看板を見ると、大湫の文字が〝大久手〟になっています。
この宿場も、〝くて〟(窪地)
美濃高原の窪地なんですね。

8af3c612dcfa4d78bc57560e2198d909


●高札場

高札場が見えてきました。

高札場とは幕府のルールや掟を掲げた場。
宿場は規則を守って利用しましょう…ですね。

A00f77b139bc42dfbc6aa8a9f035e978

F49849a464994ab8afd9eae829da63b8

街並み…しずか…すぎる…

8ac79e6e3df445d4b0bd999c412774a8


●大湫伸明神社

天然記念物の大杉があるはずでした。
大湫宿のシンボルです。
名物の大杉は、今年の大雨で倒れてしまったようです。

1d4d1681ab60445e8f0dd232370c3713


●旧森川善章家住宅

旧森川善章家住宅は、宿場の問屋を務めた森川氏の住宅で、
森川一族の中でも新しい分家であったために「新森」と呼ばれ、
旅籠としても使用されたようです。
建物は明治26年の建築。
昭和50年代まで住居として使用され、一部は改修がなされているものの、明治期の民家としての面影をよく残しており、宿場の町並みを構成する重要な建物。
瑞浪市HPより 一部抜粋)

5c483bbb5f9a4742b5ce273d7ba97827

通常は観光案内所になっていますが、ただいま絶賛工事中でした。
そんなことで、大湫宿は杉が倒れ、旅籠は工事中で、
見どころがほとんどなく、通過することに。

下の写真は、瑞浪市ホームページより。
実際はこんな感じだったようです。
新しく生まれ変わって賑わいを見せてくれたらなーと思います。

Photo

●大湫宿脇本陣

Bd60f8d3835a48ce82638e1573bd6e60

●大湫宿本陣跡

本陣1
脇本陣1
旅籠30
家数66 

家の半分が旅籠だった宿場だそうです。

C17fdf7b33c04e9ebb59be17138f065a

本陣の跡地は小学校の、これまた跡地です。
皇女和宮様の歌碑が残っています。

9302bc2049d2486bbd28096f6b8d5eb6

759c32ddea0042ad9e18792b3b20b3df


大湫宿をあとにし、
十三峠に向かいます。

497c9af445444d3fb044201177854af7

十三峠におまけが七つ…
と言われるくらい、いくつのも坂が連発します。

そして熊の出没注意ポイントと、
(中津川の宿場に問い合わせたら、この先今年は熊の出没多いので気を付けるようにとのこと)

中山道を先に行く先輩が、ゴルフ場の横を進むから
ゴルフボールに気を付けて…ということで、

色々注意ポイントですね。
次は恵那に向かって進みます。
がんばりどころですよ。

5e31a38354274d5db033d3a7fa12ca59

【大切なお友達へ…熊についての注意喚起】

今回のコースでは熊には出会いませんでしたが、カモシカ、イノシシ、野犬(飼い犬かもですが…山に逃げていきました)、キジ、蛇やムカデなど。
沢山の動物に遭遇しました。

熊については、今年はブナ・コナラ・ミズナラなどの木の実が不作で、山中はもちろん、里の方まで活動範囲が広がっています。

とくに、秋と春は熊が活動する時期なので、山に入るときは十分に気を付けて準備と対策をしておきましょう。

私も、春・秋の期間は行程の計画を考え直します。

特に山を楽しむ方や、里山近くで畑仕事をする方は、
10月6日に書いたBLOG記事をよろしければ、読んでみてください→☆☆☆

Tukinowaguma


 

【ウォーキングやランニングをする上での注意】

●高温多湿の梅雨や炎天下の夏の季節は、帽子をかぶったり、こまめな水分補給をしたりして、充分な熱中症対策を心がげましょう。
●思った以上にコンビニがありません。行動食を持っておきましょう。
●トイレは駅やコンビニがほとんどです。事前に場所をチェックしておきましょう。
●自販機はあるコースと峠越えなどは自販機が無いコースもあります。余分に水分を持参しておきましょう。
●お天気が急に変化しますので、レインウェアを持参しましょう。
●救急グッズを持っておきましょう。
●ローカル線は電子カードが使えないことが多いので、電車賃を準備しておきましょう。

 

【走る旅・アーカイブ】

記事更新中→走る旅: https://kenko-support.lekumo.biz/junkosakata/runtabi_nakasendou.html