■寒いときこそ!運動・食事・睡眠のバランス。冷えも風邪も便秘もさようなら!
大阪ではたらく運動指導者
健康サポートプロジェクトの坂田純子です
立春が過ぎもうすぐ春かな?という日もありましたが、
スッカリ寒さが戻り、
真冬になってしまいましたね。
この寒い時期に多いのは、風邪や便秘、冷え。
色んな原因や生活習慣が関係している可能性がありますが、
今日は、「自律神経」の乱れ等も可能性の1つとして
記事を書いてみたいと思います。
自律神経は、
呼吸や心臓の鼓動、血液の流れ、消化、体温などなど、
自分の意思ではコントロールできないもので2種類あります。
1つは、活動している時や緊張・興奮するときに優位になる、
車のアクセルのような役割をもつ交感神経。
(優位になっている時は、呼吸は速く、血圧上昇、消化器、腸のぜん動運動抑制、筋肉緊張)
そして2つめはリラックス時、休息、睡眠、消化しているときに優位になる
車のブレーキの役割をもつ副交感神経。
(優位になっている時は、呼吸は穏やか、血圧下降[平常]、腸のぜん動運動が活発、筋肉弛緩)
この2つは、同時に働くのではなく、シーソーの様にどちらかが交互に優位になるように働いています。
交感神経は活動の多い午前中に活発に・・・
副交感神経は夕方から夜にかけて活発になるという説もありますが、
寒い日が続くと、筋肉がこわばり血管を収縮させるので、
冬は交感神経が活発になりやすいとも言われています。
交感神経が活発になれば、腸のぜん動が抑制され、便秘に繋がりますし、
腸の働きが悪くなれば、腸には免疫細胞が沢山いるので免疫力低下にもなります。
(私が監修した免疫UP体操のページ⇒ http://www.takara-meneki.com/)
また交感神経は、
血管が収縮し血圧が上昇しやすくなるので、
この時期気を付けなければならないのは、心筋梗塞や脳梗塞などの心臓疾患など。
そして血管が収縮し続けると冷えにもつながりやすくなります。
冷えは万病の元。
体温が低いと免疫力や自己治癒力も低下します。(逆に身体を温めるとNK細胞を含むリンパ球が増加し、病原体を抑制すると言われます。)
もう1つこの寒い時期に多いとされる風邪は、
体内の血液やリンパの流れが悪くなることで、
身体に栄養や酸素の運搬が行き届かず、
冷えにつながることは勿論のこと、
体内にウィルスが侵入した時に戦ってくれる免疫細胞が休んでしまいやすいことも原因の1つとして考えられます。
そう!交感神経と副交感神経のバランスが大切なのですね。
そして、交感神経と副交感神経のバランスを保つには
休養(睡眠)・栄養(食事)・運動の3つの柱のバランスが大切なのです。
1つめのバランスを保つ柱は、質の良い睡眠。
睡眠は副交感神経の出番。
寒い時期に交感神経が活発になりやすいことに輪をかけて、
夜遅い時間いPCやスマホ、TVの光を見ていると、脳が昼と勘違いしてしまい交感神経が刺激されてしまいます。
夜の明かりを暗くしてみたり、強い光を見る時間や頻度を落としてみたりすると、
本来優位になる必要がある副交感神経が働き質の良い睡眠へと繋がる可能性があります。
2つめのバランスを保つ柱は、
規則正しい食事です。
朝はあわただしく排便を我慢してしまう事もありますが、
1日3食規則正しい食事を心がけると、食後は消化のために活発になる副交感神経が働きます。
そうすると腸も自然に動くので便秘解消に繋がる可能性があるのです。
特に朝は、食後にゆったりと座れる時間を作ってみるのもいいですね。
そして、3つめのバランスを保つ柱は
適度な運動。
血液循環が悪くなると、筋肉も硬直し緊張状態が続くので、脳が交感神経の信号を発しやすくなります。
適度な運動(たとえば30分ほどのウォーキング・ストレッチも効果的)を行い血液循環を促進すると、骨盤回りが動き、腸のぜん動を促進させることもありますし、
筋肉もほぐれ、身体もあたたまり、栄養や酸素の運搬もでき、免疫細胞も元気になります。
運動後、副交感神経が優位になり質の良い睡眠に繋がる場合もあります。
寒いときこそ!運動・食事・睡眠のバランスですね。
風邪も便秘もさようならしましょ!
さて、「適度な運動」の指導に行ってまいります。
日々感謝★
運動指導者 坂田純子
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