■また走りに行きたいな。
富士は不死の説があるからか?
富士登山から帰ってきて、なんとなく読み始めたら止まらなくなった「火の鳥」。
(今年の春に行った手塚治虫記念館。前を通っただけなので、次は中も入りたいです。)
(火の鳥とニトリ)
手塚治虫先生が「火の鳥を通じて日本の歴史を語りたい」の意図で作り上げた作品。
漫画全体を通し、過去、未来と何回も行き来するストーリーは、最初マトリックスの映画みたいで難しいな…と思ったけれど、
吸ったり吐いたりする呼吸の行き来の様で心地良く感じれるようになりました。
なかでも1巻の黎明編は、何回読んでもラストで号泣。
生きるということを考えさせられます。
しかも内容が、日本の神々が登場して、興味深いです。
【主な登場人物】
〇イザ・ナギは、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
〇猿田彦(さるたひこ)は、サルタヒコノミコト
〇スサノオは、須佐之男命(すさのをのみこと)
〇ニニギは、ニニギノミコト
〇ヒミコは卑弥呼だと思うけれど、漫画のストーリーは、ヒミコをアマテラスに例えた天岩戸かなと。
〇ウズメは芸能の女神アマノウズメ…
手塚先生の発信ってスゴイ。
色んなメッセージを受け取りましたよ。
ヒミコの永遠の命と若さへの執着が客観的に醜く感じ、永遠は追い求めるもんじゃないな…と感じました。
そういえば…神話と言えば古事記。
その中で伊邪那岐命と伊邪那美命(いざなみのみこと)が5番目に産んだとされる壱岐島。
魏志倭人伝にも交易の中心として登場していて、
私がウルトラマラソン100㎞を初めて走った場所です。
ほんまは、初ウルトラマラソンで阿蘇カルデラを100㎞走る予定でしたが、震災で大会が無くなって、自然な流れで壱岐島の大会に決まったんですよね。
(自然が造りだした造形。壱岐島には、猿田彦にちなんだ場所が沢山あるからか。。。)
(モザイクかけてみましたが、おいおいおいーな神社も!塞神社。猿田彦の妻が御祭神。ここで記念撮影をしました。)
壱岐島は、神話に登場する月読命(つくよみのみこと)を祀る元祖となる月讀神社や、
猿田彦を祀って200体の猿の石像がある男嶽神社など、
古事記に縁の深い場所が多くて、「神々が宿る島」とも言われてます。
次、訪れる時は、月讀神社や男嶽と女嶽、一支国博物館へGoしたいです。
前回壱岐島を走った時は、漫画・奈緒子を読んで「ここを走りたい」って思いましたが、
火の鳥を読み返したら、また壱岐島に行ってみたい。
ここを走りたいな…。