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トレーナー・フィットネスコーチ・ ウォーキングアドバイザーのエストロゲン子(中の人)です。今よりもHappyになる歩き方を貴女に!〝60分〟で一生ものの歩き方が身につくウォーキングレッスン/ウォーキングやランニング、エアロビックダンスなど、有酸素運動指導30年♡ 健康セミナー・体操監修、雑誌コラム連載中。

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2019年8月14日 (水)

■2019年の富士登山【コラム:高山病と対策】

運動アドバイザーの坂田純子です。

8月9日夜~12日まで、早めのお休みを頂き富士山に登ってきました。

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ちょうど台風9号と10号がやってくる期間の登山計画でしたので、お天気も心配でしたが、台風の進路も反れて、上りは程よい曇り。
登頂と下山はピーカンという最高の登山日和となりました。

山の日とあって、登山客もいっぱいで賑やかな富士山でした。


毎回五合目か七合目で仮眠するのですが、今回は初めての8合目での仮眠。
いろんな心配事もありましたが、なんとかクリア。

今回の登頂で9回目、全ルート経験させていただいていますが、毎回新しいドラマを作ってくれる富士登山です。
それは、一緒に行ったメンバーや、現地で関わってくれた方、自然が作り出す脚本とでも言いましょうか。

細かいことは、心にとどめておきますが、少し長文になります。

【コースタイム】

〇1日目: ルート須走登山道
須走5合目スタート8:30→長田山荘9:54~10:15→瀬戸館10:44~11:06→大陽館12:06~12:36→見晴館13:18~13:36→江戸屋ゴール14:02

(活動距離:おおよそ5㎞/高低差:1260m/累積上り 1343m 累積下り 108m)

〇2日目: 
江戸屋スタート00:15→胸突江戸屋00:50~0058→本八合目トモエ館00:53~1:11→本八合目富士山ホテル00:53~1:11→御来光館1:20~1:39→富士山須走口・吉田口2:45~3:29→久須志岳2:58~3:03→成就岳3:05~3:37→伊豆岳3:37~3:47→富士山御殿場口3:54~4:04→富士宮3:56~4:04→頂上富士館4:02~04→三島岳4:03~06→剣ヶ峰・富士山最高峰でご来光4:13~5:33→雷岩5:50~56→久須志岳6:06~16→富士山須走口・吉田口6:11~17→成就岳6:53~59→胸突江戸屋7:23~50→本八合目トモエ館7:25~47→本八合目富士山ホテル7:43~46→江戸屋7:57~8:00→見晴館8:13~8:28→大陽館8:13~9:04→砂払い五合目吉野家10:57~11:33→山荘菊屋11:53~54→東富士山荘11:53~54→須走五合目ゴールバス停12:15分

(活動距離:おおよそ19㎞/高低差1738m/累積上り708m 累積下り1954m)

〇3日目: 現地に住むお友達オススメの吉田口1合目馬返や富士浅間神社探索


心配だったのは、高山病。→毎回心配していますが…

何故なら、富士山の標高は3,776mと高いこと。

高所の定義は2,500m以上。
3,500m以上になると高高所と言われます。
しかも、独立峰なので、天候状態によっては最悪な登山になることもあるし、
今回は、山小屋が8合目で滞在時間が長いことも心配でした。


ちなみに高山病にはなったことがありませんが、経験者はならないということはなく、誰もに起こりうるものです。
特に初チャレンジの方がいらっしゃるときは、とっても心配です。


休憩を取りながらゆっくり歩き、呼吸や水分&ミネラル補給とトイレを呼びかけながら登るも、
メンバーの1人がどうも高山病。何があるかわかりません。

でも、不思議なことに…8合目で嘔吐して就寝。起床したらスッキリよくなっていて、ありがたいことに登頂できました。

おそらく高山病になっていたのだろうけれど、寝て起きて復活と言う…こういうケースは初めて。

今回は、富士山の旅のレポートも色々したいですが、運動指導者らしく対処を誤れば命を落とすこともある高山病について書きます。

blogはお客様も見て下さっているので、また時間がある時に景色のアルバムを追加したいと思います。

■高山病とは

高山病とは、低酸素状態に置かれたときに発生する症候群。最近では「高度障害」と呼ぶ場合もあります。

2,000~3,000mともなれば空気中の酸素の濃度が少なくなり、体内は厳しい酸欠状態。
よって様々な症状が体に出ます。
例えば…


1・頭痛がする
2・胃腸の症状(食欲不振、吐き気、嘔吐)
3・疲労感(倦怠感、脱力感)
4・めまいやふらつき
5・眠れない、眠い、あくびなどの睡眠障害
※このうち1つ以上を伴うものを高山病と言います。


高山病は、体の水分量が崩れることで起きます。
頭痛は、脳の水分量が増え、頭蓋骨の中で脳が圧迫されることで起こり、吐き気やめまいも脳の変化によっておこるもの。

また、睡眠時が一番高山病になりやすいのです。意外でしょ。

理由は、寝ると姿勢が胸郭の運動を制限すること。
脳にある呼吸携わる中枢神経の働きが弱ること。
呼吸が浅くゆっくりになることが何時間も続くことで就寝時に高山病が悪化することが多いとされます。

■高山病の対処

高山病を防ぐためには…

〇急に高度を上げずにゆっくり休憩しながら歩く。

日頃から低山で自分の主観的運動強度を把握しておくこと。
低山で主観12を把握しておく。
(ボルグの主観的運動強度の12~13はややキツイという強度になり、10倍するとその時の心拍数になります。120~130拍/1分)
2,000mの山は8、
3,000mの山は7、
頂上は6のスピードで歩く。
どれも主観なので、低山の登山で自分の12~13と言う基準を感覚でつかんでおくことが大事。
登山家の上村博道さんは、1分間に50歩目安と言っています。
パーティー登山は、自分のペースで歩けないかもしれませんが、勇気をもってゆっくり歩くことや、休憩を訴えましょう。



〇高所で寝込まない

軽い運動(散歩など)をするとよくなる場合もあるので、少し身体を動かしたり、深呼吸をしたり、体温が冷えないようにしておきましょう。
(体が冷えると末端への酸素の供給がしにくくなる。これはマラソンも同じですね。)




治らない場合は、ゆっくり下山すること。

■まとめ

高い山を登るときは高山病対策をしましょう。

日本一の山なので、日頃からのトレーニングが必要です。

最高峰からの御来光は細胞1つ1つが感動するくらい綺麗。
そんな景色を見るためにも、富士登山にチャレンジする方は、
日頃から運動習慣を持って準備しておきましょう。



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富士山は、火口で此花昨夜姫が、
火と否(結婚した翌日に出産したため色々怪しまれた)の中で出産した山と言う神話があり、まさに女山。
祈りにはいくけど、後半ゴツゴツで砂いっぱいなんで、上る山では無いな…なんて偉そうに思っていましたが、

現地に住むお友達が色々教えてくれたことで、知らなかったことを知れ興味を持ちました。
お友達オススメの吉田口の須走1合目からも登ってみたいし、

1合目を訪ねた時、禊をする山と言うことを知ったので、1年に一度禊をしようと思います。
(富士山御来光フォトを高校の同級生たちのライングループに送ったら、「うちのオカンキリマンジャロに40代で登ったよ。キリマンジャロに行け」という…みんなの熱い要望もありました、ごめん。年1回の富士山の禊で大満足かも!笑)

ちなみに、過去のBLOGを読み返していたら、吉田口から登って須走に降りた時があり、
その後…浅間神社と反対側にある本宮浅間大社にも寄っていたみたいです…
で、歴史博物館で此花昨夜姫像を観た様。
。。。全部、頭の中の消しゴムが消したように忘れています。。。
覚えているのは、富士急ハイランドのドドンパをおかわりし続けた事くらい。


当時の記事を読んでたら、すごく感動していたのに。。。


あの時、いつも一緒に富士山を登ってくれたマーちゃんに感謝。
刺激を受けすぎて、色んな事が当たり前にならないよう、
刺激はほどほどに、1歩1歩感謝しながら歩きたいです。


最後に、一緒に歩いてくれたお友達のみんな、本当にありがとう。
めちゃめちゃ楽しいメンバーでした!

忙しいのに、駆け付けてくれた現地のお友達、本当にありがとう。
お土産、嬉しかった!また再会を楽しみにしてます。

お天気、ありがとう。
歩ける自分の身体、ありがとう。
時間、ありがとう。
家族、ありがとう。

富士山、ありがとう。

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(ビール2杯目!登山でアルコールはいけません。)

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(ペルセデウス流星群が近い日でしたので、流れ星もきれいでした。なにし、日本で一番空に近い場所。星空は手が届きそう!天然プラネタリウムはいつも感動する。これは、8合目の須走から吉田口ルートと合流するとこからヘッドライトがつくる天の川 笑)

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(最高峰!一回りくらい年齢の違うみんな。富士は不死。火の鳥フェニックスと言われるけれど、いつまでこの仲間たちと暴れられるのか!)

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(ご来光まち。すごくあたたかかったです。温度計を見たら7度くらい!風なし、寒さなし、最高のコンディション。)

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(日本の高山で初めて厳冬期登山がおこなわれた富士山。新田次郎こと藤原寛人さんが勤めていた気象観測所。私は、プロジェクトXと、石原裕次郎の映画で知りました。フルっ笑)

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(過去の教訓を活かし、風邪マスクonフェイスマスク…でしたが、顔が砂で真っ黒になりました。)

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(いつも転ぶ砂走りルート。今回はゆっくり歩いて。)

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(到着!無事下山しました。みんなよく頑張った!リーダーとして引っ張ってくれたkちゃん、本当に素晴らしい。)

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(現地のお友達、色々教えてくれてありがとう。すごく楽しい旅のスパイスになりました。)

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(これは、やっておかねば・・・)

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(現地お友達にいただいた桔梗信玄餅や、みんなとの富士山の思い出をいっぱい持って帰阪。お盆はお仕事です。)

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(また禊に…)